大阪で最も古い神社 生国魂(いくたま)神社
生玉(いくたま)まつり
平安朝時代に疫病退散を願うためになされたお祓いが、このお祭りの始めだそうです。
勇壮な神事が始まりました。
獅子舞 お神輿
夜も更け、いよいよ、枕太鼓の奉納です。
願いを託す人を願人(がんじ)と呼び、3人づつが向かい合い、
6人の願人によって「枕太鼓」が、打ち鳴らされます。
「川の天神、陸の生玉」と呼ばれるように、天神祭(こちらで)に、よく似ています。
天神祭にも、願人は登場しますが、生玉さんの願人は、とても豪快で荒々しく
勢いよく真横に倒されても、太鼓を打ちづづけます。
枕太鼓は、最初に拝殿へ突進した後、境内のあちこちで、何度も何度も倒されます。
区切りに「なにわ締め」を交す頃、境内は最高潮に達しました。
「なにわ締め」も、天神祭より、2回多い生玉さん独特の
打ちましょ チョンチョン
もひとつせ チョンチョン
祝うて3度 チョンチョンチョン
めでたいな チョンチョン
ほんぎまり チョンチョン、 と、打ちます。
願人の後ろにある背もたれ(丸くみえるもの)が枕に似ているところから、枕太鼓と呼ばれるそうです。
また、見る事はできませんでしたが、今年は、
大阪城までの渡御巡幸(おわたり)が、70年振りに復活したそうです。
若者たちによって、勇壮な神事が
受け継がれていくように願っています。