島根 隠岐の島 島後(どうご)
大雨注意報発令中の激しいの1日
隠岐開拓の祖神、玉若酢命(たまわかすのみこと)、水若酢命(みずわかすのみこと)が、それぞれの神社に祭られています。
不思議に思うこと・・・・・なぜ水若酢神社は、玉若酢命神社のように「命(みこと)」の文字が付いて無いのだろう?
それぞれの祭神は水若酢神社→「水若酢命」、玉若酢命神社→「玉若酢命」、どちらにも「命(みこと)」が付いているのに・・・?
→ wikiによると、明治4年に国幣中社に列し、社名を「水若酢神社」に改めた。とありました。
参 道
玉若酢命神社 水若酢神社
本 殿(玉若酢命神社) 隠岐造り
茅葺き屋根の上に、千木(ちぎ)、堅魚木(かつおぎ)さらにその上に、
雀踊(すずめおどり、↓部分)と呼ぶ横木が乗っている珍しい様式。
千木・・・屋根の両端で、交差している木
堅魚木・・・屋根の上で平行に並んでいる木(この神社では、3本)
雀踊・・・堅魚木の上に乗せられた横木
本 殿(水若酢神社) 隠岐造り
付け替えで、屋根から下ろされた鬼板(鬼瓦の代わりに箱棟の両端に付けるもの) 高さ、約176cm
隠岐3大杉
八百杉 玉若酢命神社、神門右側にある。県下一の杉の大木。
樹高38m、根元の周囲約20m、樹齢 千数百年といわれている。
若狭から来た八百比丘尼が「800年たったらまたここに来よう」といったところから、
八百比丘尼杉と呼ばれ、いつしか八百杉といわれるようになったそうです。
真近に迫る迫力、圧巻でした。
かぶら杉 根元付近から6本の幹に分かれている杉の巨木、
樹高約40m、樹齢は約600年と伝えられている。
かぶらに似た形なので「かぶら杉」と言うそうです。
見づらいですが、水木しげる氏のモニュメントが、3つ並んだ中央の石の上にありました。
かぶら杉、珍しい樹形、家族のように根本でひとつに繋がりながらも、それぞれが真っすぐに上昇する姿は感動的でした。
乳房(ちち)杉 樹高約30m、幹囲5m、樹齢は約800年と伝えられている。
主幹が15本に分岐し、その部分から乳房状の根が垂れ下がっている樹形から
「ちち杉」と言われている。
細~い山道をクネクネと辿り着いた道脇に鳥居があり、その奥に「乳房杉」が在りました。
辺りは静まり返り、厳かな雰囲気が漂っています。
見上げる乳房杉、まさに神が宿っている様に感じました。
鳥居の内と外で温度が違うと聞きました。腕時計で測ってみると、確かに温度が違っていました。
展望台まで 緩やかな坂道を
説明版には、白島海岸は、日本では珍しい3種類のアルカリ火山岩
(流紋岩、粗面岩、玄武岩)で、できていると書かれてありました。
それぞれの岩の色が異なるため、ていれば、美しい景観が見られたことでしょう。
しかし、な~んにも見えません。 真っ白、白。
それはそれで、幻想的で素敵でした。
ん、あらぁ・・・・・・
一瞬ですが、わずかですが、霧が晴れて、少~し見渡せましたよ。
島にある白い灯台も見えます。 この先、161km先には、竹島があるんですね。
隠岐は、世界的にも貴重な地質、そして北海道の植物と沖縄の植物、高山植物までもが自生する特異な島、
島固有の動植物も数多く、「自然」の不思議が詰まった宝島だとおもいます。
現在、隠岐ジオパークとして、「日本ジオパーク」に、認定されているそうです。そんな中、4日後の9月9日、
「世界ジオパーク」への加盟認定申請の結果が、決定するそうです。 決まるといいですね。
(決定すれば、日本で6番目の世界ジオパークになるようです。)
ジオパークとは(パンフより)、ユネスコが支援する国際的なプログラムで、科学的にみて重要な、
あるいは美しい地質遺産を有する自然公園を指し、「大地の公園」と呼ばれている。
つづく~
屋久島もいつか行きたいと思っています。
竹島の歴史を遡れば、一目瞭然なんですがね・・・