(1)これは高槻市役所だけでなく、どこの地方公共団体でも同じと思うのだが、公務員というのは身分の保障があり、企業間のような競争がないため、どこか仕事に対する真剣さがない。民間企業なら競争に負ければ会社はつぶれ、社員は解雇される。その点役人は親方日の丸。昔は役人は市民の上にたつという考え方があつた。年取った職員の中には今もそのような連中が多い。市民のために市役所があるということを知らぬ連中である。このような連中が上にいて若い連中を指導すると、そのうちに若い連中もダメ職員になる。市民は市役所の役人達にもっともっと厳しい批判の目を向けるべきではないか。
(2)維新の党の橋下徹さんたちは思い切った大阪府や大阪市の改革をやってくれたし更にやろうとしている。親方日の丸の職員たちにとっては不愉快なことだった。しかし、大阪府民、市民は公務員の特権的存在を不愉快におもつていたから、橋下さんを大いに支持した。今後も橋下さんには頑張ってもらいたい。多くの知事や市長は選挙で選ばれたから、人気を考え、職員の反対を考え、思い切った冒険的改革はしない。橋下さんは失敗を恐れず改革に立ち向かっているのは立派としか言いようがない。結果はもちろん大切だが、それ以前に立ち向かう態度が大切である。とにかく改革を実行しなくては今の閉塞感は打ち破れない。
(3)維新の党の橋下徹さんと松井一郎さんが衆院選出馬を見送った。大阪都構想の実現,市政,府政の改革実現などから当然のことと思う。問題は多くの国会議員、府会議員、市会議員等が橋下人気にぶら下がっていることである。橋下さんとしては、本当に自分に続いて改革を実行する人々を育てることが急務であろう。現在のところあまりにも人材不足の感がある。
(4)どこの市役所でも同じだろうと思うが、高槻市役所で見る限り、できの悪い親方日の丸が、定年前になつてやっと課長近くになったものや、定年後に嘱託で出先の所長などになっているような連中に多い。年配でも確かに優秀な人達もいるが少数派で市役所の改善も出来ぬのであろう。それに対して若い者とか窓口とかに優秀なのが多い。特に若い者は厳しい競争を経て役所の職員になっているので、真面目に仕事に励むのだろう。かって高槻市役所で役所の終わる15分前に帰る準備をして定刻に役所から飛び出したり、市民が窓口に来ても職員同士が雑談していて市民にすぐに対応しないような時代もあったが、今はさすがにそのようなことはない。