画家である私は絵画市場の将来を以下のように考えます。大金持がちがステイタスシンボルとして、投機として、財産隠しとしてなどで有名作家の高額な作品を購入することは今後も続くでしょう。しかしそれ以下の階層とか一般庶民は住宅が小さく、倉庫もなく、家財が満ち溢れ作品の置き場がない。取り換え用の作品など置く場所は到底ない。さらに昔と違って作家が多くなり、作品も多くなりさらに版画とかの技術が進歩して、実物と見た目は大差を感じさせない安価なものが楽しめるようになった。かくて絵画の売れ行きはますます低調になる。版画などの代替品が売れる時代或いはレンタルされる時代が来る。本物は美術館で楽しむ時代が来る。画家として価格がリーズナブルでより個性的な作品が求められる時代が来る。
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