キセルⅩ(kiss sell x)の活動

様々なカルチャーを通して生きていく活動日記

病んでる頃

2012-03-06 09:20:43 | Weblog
昨日ふと思い出した。

病んでる頃。

専門学校も卒業し、恋も終わり、勿論就職活動なんてしてなかったので、3月から活動なんとなく活動しはじめた。

そんなわけだから、勿論就職も決まらない。決まらないどころか何社も落とされる。
学生気分がぬけねえ。
まだまだ遊びたい。

そんな春だった。

さすがに、4月になると両親は言った
「昼間から家にいるな!朝から外に行って就職活動してこい!」
などと、恫喝めいた言葉をあびせられ、家に居場所がなかった。
それでも、逆らう事ができず、何の気なしに、好きな本を持って、公園などでぶらぶらしていた。

なんて豊かな時間なんだ。。。

これではイケナイと思いつつも、こんなことを感じてしまっていた。

実際もう何もしたくなかったし、考えたくなかった。
将来への不安で一杯だったし、失恋も大きかった。学校も卒業していく所がないし。一日で話す仲間もいない。
考えてみれば病んでいた。

この時、丁度先月で辞めたバイトの最後の給料が入った。
たしか、5万円くらいだったと思う。
なにを思ったか、この5万をパチンコで20万位まで増やして、旅をしようと考えた。

意気揚々とパチンコ屋さんに向かった。
当然のごとく負けた。

というわけで、本当に親のすねかじり&貧乏な奴になってしまった頃。

考えたことは

先ず、お気に入りの本を持参し朝早く家を出る
そして、都営新宿線に乗る。切符は勿論次の駅の菊川170円で降りるために買う。
でも、住吉から笹塚で一回降りて、高尾山まで行くのだ。
ゆっくり普通列車で旅気分。時には読書をし、風景をたのしみ、時には昼ねを決め込む。

高尾山まで行ったら、そばでも食べたいところだが、否。
切符の都合上降りれないのは百も承知。
そのまま、反対の列車に乗って、引き返すのだ。

で、菊川で降りる。

170円で旅を楽しめ、昼ねもできる。

電車っていう交通機関の盲点をついたこの初乗りの旅は癖になって、いろんな電車でやった。

あーリッチな生活だったなー。