1月25日
昨日の寒波で早朝の富士は真っ白に。
夕食を終えた後21時を過ぎて星空チェック。
薄雲が残る中、冬の星々は相変わらずチカチカと。けっして条件は良さそうではないが、気温はそれほど低くない。
とりあえず8cmMARK-Xを南側のベランダにだして再びシリウス伴星に挑戦。15分程望遠鏡を放置した後戻ってみるとシ―イングはここ最近ではお目にかかれていない程落ち着いていて星像はかなり安定している。
やおら期待は膨らみ部屋から椅子を持ち出し、少しでもコントラスト悪化を防ぐため、ダイヤゴナルプリズムもはずす。三脚の高さを調整したうえで多少姿勢はきついものの、リゲルとシリウスを交互に観察。
じっくりと様々な接眼レンズで両星を見比べる。まずはリゲルの伴星を確認して、視野内の離角量を把握した上で同じアイピースでシリウスへ。
接眼レンズ、倍率によりリゲルの伴星の見え方にも差が有ることが分かった。
シリウスの光条が気になり、高倍率にするとかなり軽減されるため、8cmながら500倍でしばらく見ていたが、これでリゲルを覗いてみると明らかに伴星が見ずらい。やはり8cmに500倍は超過倍率で、プロ―セル6mm(166倍), TeleViewのRadian3mm(333倍)あたりが最も見やすい。
この日も1時間程見てみていて、一瞬おや、という事が数度あったが、はっきりと伴星を安定的に認識できるまではいかず。
8cmセミアポでは難しいのか。シ―イングが良かっただけに後ろ髪をひかれる思いで撤収。
残された策は、見え味の良いアイピースの購入か。
その前に24.5mm径の眠っていたアイピースのうち、五藤製のOr9mmがこの8cmと極めて相性が良く抜群のコントラストを見せていたことを思い出した。高橋のOr.5mmもコントラストは今一だが試してみる価値はある。これらを今後も活用できるようアメリカンサイズへの変換アダプターをamazonで探して注文。
もう少し挑戦は続く。