神谷大輝の小説

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鈴虫が騒ぐ時に

2024-07-09 15:44:00 | 日記
俺の名前は柳沢亜留高校一年生
俺は朝目が覚めると、目覚まし時計を止めて起きる準備をする事に。しかし朝からなんだか元気が出ないな。
朝御飯食べないとな。母の柚希がキッチンで朝御飯を作っていた。朝御飯の香りが寝室まで漂ってきた。
もちろん旨そうな匂いだ。
今日はベーコンエッグとトースト、ミネストローネとゆで卵だ。
今年中三の瑠夏は反抗期真っ只中で、母にいつも文句を言ったり、ご飯を食べなかったり。もう手が掛かって仕方なかった。
夜は遅く帰って来るし朝帰りも多くて、父親の海斗にも反抗をするように。
いつもいつも、洗濯物を一緒にするなだとか、父親の入った風呂には入りたくないとか、本当に手が掛かる。
俺にも反抗するのだ、まあその都度鉄拳制裁をしているが、母も父親も何も言わない。
だから俺は無視されている。まあそっちの方がいいんだけどさ。
春の朝の爽やかな風と、ひんやりとした空気が気持ちいい。
「亜留、さっさと食べて学校行っちゃって」
「今日は創立記念日で、学校休みだぜ」
俺の高校は私立なので創立記念日がある、その日は休みなので、学校に行かなくても良い。
だから今日は自分の部屋でゲームをやることに。
「わたしこれから仕事だし、お父さんもわたしも帰るのが遅いの、亜留留守番してくれる?」
瑠夏の事は話題にも出さず、母と父親は空気扱いを徹底してやることに。
まあ瑠夏が悪いから仕方ない、反抗期だからってやって良いことと悪いことがある。
それを思い知らせるためだろう。
「解った、鍵掛けとく、瑠夏お前は友達の家に行ってろ」
「まじうざいんですけど、言われなくても帰って来る訳ねーだろ、まじうざいんですけど」
本当にこんなに手が掛かる妹は要らないよな。

今朝は早く起きてしまった。わくわくしている所為かなかなか寝付けなかったのだから、仕方ない。
今日は両親と俺親友の優大と一緒に、夢が島の離島にある黄昏ホテルに招待された。
本当は瑠夏も招待されていたのだが、反抗期真っ只中だから反抗して留守番すると言い出した。
まあ反抗期だから仕方ないよな。
みんながみんな瑠夏の味方ではない。
俺たちは今は船に乗っている所だ。 
「きゃっほい、俺様が来たー」
と恥ずかしい事を言ってるのは、親友の優大だ。優大は中々の運動神経していて、野球からバスケ、サッカースポーツならなんでも御座れだ。
しかし優大は両親と凄く仲が良くて、すっかり意気投合してしまった
「優大先にホテルを散策しているよ」
ホテルを散策しているとカップルが腕を組んで歩いている。
男の方はスマイルアップみたいな顔で。女性の方はアイドルみたいな顔の女性だった。
「ねえ〜みかりん」
「な〜にゆうくん」
カップルはベタベタイチャイチャしている、人前では辞めて欲しいんだよね。
またホテルを散策すると一人の男子が居た
「君の名前は?」
「俺の名前は黒桐和幸だよ、今日は招待されて良かったよ。君に会えたから」
「そうか、僕は柳沢亜留だよ」
「亜留くんはどうしてここに?招待されたの?」
「そうだよ。招待されたんだ」
「じゃあ」
と言い分かれた。
黒桐君と分かれて一人ウロウロしていると放送が鳴った 「ご飯の準備が整いましたので、食堂まで。」
食堂に着くと、夕食が始まった。全員11名でそれぞれ食事をとっている。
ご飯の途中で土砂崩れの音がした、しかし大した事ないだろうとたかをくくっていた。それが間違いだった。
「あの支配人、本当に良いんですかい、客にこんな事しても。」
「お客様、こちらを向いて下さい。犯行予告です」
「犯行予告?」
「はい犯行予告です。人を一人毒殺する、誰にするかはもう決まっている、との犯行予告がありました」
人を一人毒殺する?一体.何だ?
するとカップルの男性が突然苦しみだした。どうやら飲み物に毒が盛られていたんだ。
そして床に転げ落ちた。
そのまま動かなくなった、口の匂いからアーモンド臭がする、青酸カリだな。
しかしおかしい、みんな同じカップを使い同じ紅茶を呑んでいたのにも関わらず!つまり被害者を選ぶ猶予などなかったのだ、しかし毒殺された不思議だった
やはりカップから青酸カリ反応があった。しかしこれみんな同じタイミングで茶を入れた。
だからあり得ない、しかし有り得たのだ。
「祐希くん、ねえ起きてよ祐希くん。死んだ振りなんかいいからね。なんとか言ってよ祐希くん…うぐっ…えっぐ」
カップルの女性は泣き始めた、誰がこんな事をしたんだ?そもそも知り合いじゃないのに殺害するのか?殺人馬鹿じゃない限り殺さないだろう。

「まずは名前から、自分は相沢克己刑事を務めています」
克己刑事は一人一人の名前を訊くカップルの女性が早川みき男性が稲村祐希だ。
老人夫婦は、神奈川義実と篤人というらしい。最後に女子高生一人が中山安奈もう一人が坂原かなというらしい。
この中に犯人が

BLEACHANOTHERSTORY

2024-07-09 14:06:52 | 日記
ソウルソサエティ、それは人間が死んだ後に行く場所。
そこには死神が住んでいて、護挺十三隊と呼ばれる隊が存在する。そして死神は護挺十三隊に入隊するのを目的として職務に就いている。
虚圏と現世と尸魂界は、魂の均衡が保たれて存在している。
尸魂界は魂の原点とも、言われる世界だ。魂の均衡が崩れると、三つの世界が一つになってしまうのだ。
現世に現れる虚は斬魄刀で浄化して、尸魂界に送られる。
ただし虚になった後の罪が浄化される、虚になる前の罪は浄化されず、地獄へ落ちる。
護廷十三隊の隊長も死ぬと地獄へ落ちる。
斬魄刀は自分の魂が反映されると、言われている。
現世に虚退治に行ったり、瀞霊廷の安全の確保、流魂街の安全が護廷十三隊に求められる。
僕こと夕凪時生は、護挺十三隊の十番隊の一席を務めていて、なんとかこなしている。
僕の斬魄刀『両面宿儺』は氷雪系の斬魄刀で、空気中の霊子と水素を氷の斬撃に変える能力だ。
僕は鬼道、縛道は使えるが、あんまし戦闘では使わない。

僕は今は現世で虚の反応があったと、される場所へ赴いている。
阿良々木俊隊長は忙しいので、僕と二席の鏑木東次郎(かぶらぎとうじろう)と一緒に現世で任務を実行している。
鏑木の斬魄刀は龍神丸、焔を圧縮した斬撃を飛ばして放つ斬魄刀だ。
現世の空座町が一番悪魔が現れ易い場所である。そして今は空座町にいる。悪魔を探していて、空座町の上空を視察している。
上空から何かが飛んで来た、よく見ると虚だ。
「血肉を引き裂け両面宿儺」
斬魄刀を始解した。
「氷河龍滅」
氷河龍滅は空気中の水素を龍の斬撃にして放つ技だ。虚に当たり虚は炎系統の技を放ってきた。
「氷竜氷壁」
炎の技を氷の壁で防いだ。
「氷碧弾」
氷の砲撃を放って、当たり虚は消え去った、しかしおかしい。反応した虚の霊圧ではなかったのだ。
「鏑木どう思うんだ?霊圧が違い過ぎる」
僕は疑問に思った事を鏑木に尋ねた。
「多分まだ何処かに居ると思う、阿良々木隊長に連絡しよう」
僕は急いで阿良々木隊長に連絡をした。したのだが応答しなかった。
「阿良々木隊長が応答しない、どうなってるんだ?」

はっ。はーはー…またこの夢か。なんでいつもこの夢を見るんだ?
約三百年前の出来事の夢だ。
阿良々木隊長は、あの後から尸魂界で姿を消した。
何で阿良々木隊長は失踪したのか?
他の隊の隊長の二番隊隊長・中岸夕栄(なかぎしゆうえい)、
五番隊隊長・朝霧春樹
副隊長・木津川綺堂(こつがわきどう)
六番隊隊長・春川優斗
副隊長・安川乃一
その計六名が行方を晦ませた。

僕は思うんだ、あの6人が行方不明になった理由は、何かこの尸魂界の中で知られてはいけない、何かを知ったんだと。
だから行方不明になったんだな。
阿良々木隊長はよくできた隊長だった、部下思いで、仕事に熱中して、虚も簡単に倒して。
強くて優しく人柄のいい隊長だった。
僕は阿良々木隊長の事を考えながら、書類整理をしている。
副隊長の鏑木東次郎と一緒に、阿良々木隊長を探した事もあった。
でも見つからなかった、もしかしたら死んだのかも知れない。
生きていて欲しい。そしてまた一緒に戦いたい。そう思うのは間違っているのだろうか?
いや間違ってなどいないんだ!!
絶対!!
はあ、仕事するか……ん……流魂街で何人か蒸発?消えた?
一体どういう事だ?死神も蒸発しているのか?
何でだ?
総隊長は何か知っているのだろうか?
いや知らないな。
ちんたらしていても始まらないな!長谷川衣織(いお)隊長の所に行くか!
衣織隊長率いる十二番隊は技術開発局で、色々な実験や道具を作っている。
でも衣織隊長は少し苦手なんだよな…はあ…
まあ行くか

技術開発局は、色々な機械や薬が、そこらかしこにあるのだ。
かなり悪趣味な外見をしていて、入るのを躊躇ってしまう。
まあそれでも中に入らないといけないからな。
意を決して中に入った。
やはり色々な機械や薬があり、それが気味悪いのだ。なにやら実験動物みたいな生物が、培養液に漬かっている。
「おやおや、これは時生隊長じゃないかね。僕的には会いたくない部類の人間だよ」
衣織隊長は明らかに僕の事を嫌っているのだ!
それは今に始まった事ではないので、慣れてはいるが、やはりむかつくのだ。
衣織隊長は外見は男性アイドルみたいな顔に、体付きで。性格は凄く歪んでいるのだ。
斬魄刀は明鏡止水で、斬られると視覚を奪われて、始解を解くか十分経つかのどっちかでしか解けない。
だから余り戦いたくない相手だ。
「で何の用だね、用が無いなら出ていってくれないかね」
本当にむかつく奴だな、そんな事を思いつつ、用件を伝える事に
「死神が消失する原因は解っているのか?」
「この僕に向かってそんな発言、理解できないね。」
と言い呆れながら
「魂魄に必要以上に虚の力か、悪魔の力を与えたなら魂魄は蒸発するだろうね(作者の考えです)」
魂魄に必要以上の力か…
「後だね、解っていることは、この瀞霊廷にその犯人が紛れていると言う可能性がある、という事だね。」
この瀞霊廷に裏切り者がいる…
「信用出来る部下を連れる事だね」
「忠告ありがとうな、やるべき事をやらないとね」
しかし裏切り者を探すというのはな…
やるしかない、阿良々木隊長を見つける為にも。
「そうだね、まあ君には必要無い情報かも知れないが、このところ君のところの副隊長の、鏑木が三時間前に同じ事を訪ねてきたのだよ」
鏑木が同じ事を訪ねた…どういう事だ?
「まあ君の差し金じゃなかったみたいだね。忙しいんだとっとと、出ていきたまえ」


衣織は実験動物の調整をしている、この実験動物は浅打に融合させて育てている。
しかし斬魄刀にしたいと考えて作ってはいるが、衣織の満足のいく斬魄刀にならなかった。
これは総隊長の小大地青龍が許可をだしている。
斬魄刀を作り、死神に与えるその実験は総隊長の悲願でもある実験だ。
「もう少しだよ、もう少しで完成するんだ」
衣織が斬魄刀に目を向けている時に、何かの気配を感じた。
「誰だね!」
しかし誰も現れない
「なんだ、気の所為か…」
次の瞬間目の前に誰かが現れた
「おうおう、お前が長谷川衣織か?」
筋肉ムキムキでがたいが良くて、強面の悪魔が訪ねてきた
「確かに、僕が長谷川衣織だよ、君は誰なんだい?」
「俺様か、俺様はガイズ・ウルフェイスだ」
ガイズは斬魄刀を奪い去った。
ガイズの目的は一体?
一番隊隊舎で総隊長の浅桐小十郎が全隊隊長が集合するのを、待っている。そして暫くして全隊隊長が揃った。
二番隊隊長神奈川翔子
三番隊隊長雪原誠治
四番隊隊長伊佐祥平
五番隊隊長中山新羅
六番隊隊長小大地青龍
七番隊隊長白雪美香
八番隊隊長山川海斗
九番隊隊長一条桐斗
十番隊隊長夕凪時生
十一番隊隊長高井久良(くうら)
十二番隊隊長長谷川衣織
十三番隊隊長和賀井哲郎

全員揃い総隊長が事件を語る。
「皆に集まって貰ったのは他でもない、技術開発局から斬魄刀が何者かにより奪い去られた。衣織隊長どんな斬魄刀が盗まれたのだ?」
「僕が丹精込めて作っていた、虹鬼神だよ。能力は全ての系統の技を使える斬魄刀だよ」
周りがざわつき出した、全系統の技を使える斬魄刀は、脅威になりえるからだ。
そんな斬魄刀が敵か?味方か?解らないそんな奴に斬魄刀が盗まれたのだ!!
「まあ、始解をそんな簡単に使わせる斬魄刀ではないんだけどね。」
「それがどんな敵に奪われたんだ?」
翔子が強い口調で訊いた。
「ガイズ・ウルフェイスとか言ってたねぇ。まあ僕はあの斬魄刀に発信機を付けておいたからね、今は……反応がないだと?一体どういう事だ?」
「反応がないのでは仕方ないですわね。わたくし達が出来るのは、ただ敵がまた現れるのを待つだけですわね」
美香は仕方ない様に言った。
「とにかくみなその敵を探すのだ」
「後ね総隊長殿、奴らは悪魔だと名乗っていたねぇ、三千年前に、総隊長殿が絶滅させたはずなんだけどねぇ。まあ僕は僕でやってみる事にするよ。まあ悪魔だとしたら、念には念を入れた方がいいですよ」


会議が終わりそれぞれが動き始めた。衣織隊長は直ぐ様研究室に缶詰状態になってしまった。
久良隊長は喧嘩早いので、早速悪魔達を探しに向かった。まあ十一番隊は喧嘩好きなのが有名だ。
「おい、時生。おめえは奴らの事、どう思っているんだ?」
桐斗隊長はそう訪ねてきたが、僕は少し悩んだ後
「悪魔だとしたら油断ならないな。三千年前に絶滅した筈だと衣織隊長は言っていたけどね」
まあ悪魔なんか今では、伝説になっていて、みんなの記憶から消えかけていた。まあ無理もない、今まで一度も現れなかったんだから。
それにしても悪魔か…僕は空を見上げて。(多分阿良々木隊長は悪魔と遭遇したのかもしれないな)
と想いを馳せていた



鈴虫が騒ぐ時は プロローグ

2024-07-03 20:04:26 | 日記
目覚めよ、柳沢亜留(やなぎさわある)よ。我の声の赴くままに。そして全てを解決して見せろ

なんか理由わからん声が聞こえる、これは一体何なんだろうな?
すぐには解らない、しかし淡々とこの声の先に有るものが解る気がする。
俺はどうしてか悪魔という存在について考えてしまった。目を開けると、洋室のリビングに居た。
あれ?ここ何処だ?自分の家に居たのに?一体なんで?
目の前にはゴスロリの服を着た女性が一人居た
「お前は誰だ、俺をどうするつもりだ!!」
女性は俺の剣幕にびくともせずただ座っていた。一体こいつは誰なんだ?俺をどうするつもりなんだ?
「クククッ面白いのお我を見ても恐怖せぬとは、見事じゃな、我の名はアマンダ・ソーカル」
女性笑い、終わった後こちらを向き
「我と楽しいゲームをせぬか?」
「ゲームだと!!」
「ああ、そうじゃゲームじゃ。我が今からクローズドサークルなホテルを舞台にお主を使ってのぉ、事件を起こすんじゃ、そして何回か質問時間を設けるのじゃ。正解すればどんな願い事でも一つだけ、本当に叶えてやる、どうするんじゃ、やるのかやらないのかどっちじゃ」
「受けて立つ」
「まずは練習問題」

☆夢が島

俺の名前は柳沢亜留高校一年生
俺は朝目が覚めると、目覚まし時計を止めて起きる準備をする事に。しかし朝からなんだか元気が出ないな。
朝御飯食べないとな。母の柚希がキッチンで朝御飯を作っていた。朝御飯の香りが寝室まで漂ってきた。
もちろん旨そうな匂いだ。
今日はベーコンエッグとトースト、ミネストローネとゆで卵だ。
今年中三の瑠夏は反抗期真っ只中で、母にいつも文句を言ったり、ご飯を食べなかったり。もう手が掛かって仕方なかった。
夜は遅く帰って来るし朝帰りも多くて、父親の海斗にも反抗をするように。
いつもいつも、洗濯物を一緒にするなだとか、父親の入った風呂には入りたくないとか、本当に手が掛かる。
俺にも反抗するのだ、まあその都度鉄拳制裁をしているが、母も父親も何も言わない。
だから俺は無視されている。まあそっちの方がいいんだけどさ。
春の朝の爽やかな風と、ひんやりとした空気が気持ちいい。
「亜留、さっさと食べて学校行っちゃって」
「今日は創立記念日で、学校休みだぜ」
俺の高校は私立なので創立記念日がある、その日は休みなので、学校に行かなくても良い。
だから今日は自分の部屋でゲームをやることに。
「わたしこれから仕事だし、お父さんもわたしも帰るのが遅いの、亜留留守番してくれる?」
瑠夏の事は話題にも出さず、母と父親は空気扱いを徹底してやることに。
まあ瑠夏が悪いから仕方ない、反抗期だからってやって良いことと悪いことがある。
それを思い知らせるためだろう。
「解った、鍵掛けとく、瑠夏お前は友達の家に行ってろ」
「まじうざいんですけど、言われなくても帰って来る訳ねーだろ、まじうざいんですけど」
本当にこんなに手が掛かる妹は要らないよな。

全員出払い一人でゲームやっていると、玄関の方からチャイムが聞こえる。
玄関を開けると
「おっす、亜留俺様が遊びに来たぜーーイエーイ」
バタンとドアを閉めチェーンロックにした
「すまんすまん、テンション高すぎたな。本当に中に入れてよ」
こいつは数少ない俺の友達の泉川優大(いずみがわゆうだい)で、俺と同じ名神高校に通うクラスメイト兼親友だ。
優大を家に上げる事に。しかし二人きりだと淋しいな。
「俺様、亜留と一緒にゲームセンター行きたいなと、思ったりして」
ゲームセンター、二人でゲーセンか…まあそれもありかな…ありなのかな?ありだよな?
「ゲーセンかいいなあ、じゃあ行くか」

夢が島それは人口三千人の小さな島だ。そこに俺たちは住んでいる。
ゲーセンも夢が島にはあるが、少数しかないのだ。
ゲーセンに向かう途中で「きゃあー」と絹を裂く様な悲鳴が聞こえた。
声のする方に向かうと、人が倒れていた。ただ気絶してるだけだった。側には金属バットがある。
しかし悲鳴を上げたという事は襲われたという事だろう。しかし誰がなんの為に?
ふと周りを見渡すと、優大がこちらに向かってくる途中だった。
「亜留、どうしたんだ?急に走り出すからびっくりしたぜ」
優大はそう言うと
「おかしいな人は通らなかったぞ」
優大のその言葉の意味を理解するのに時間が掛かった、意味が解ると、謎しか無い。
この先は行き止まり、俺は倒れていた被害者に気を取られて犯人は奥に逃げたと思ったが、先は行き止まり。更に優大は人を見てない、不可能犯罪だった。まあ死んでは居ないが。
「おかしいな」

「質問タイムだ。まずどうやって犯人が逃げたかじゃな」
「質問していいのか?」
俺がそう訊くとアマンダは笑いながら
「質問タイムなんじゃから、質問して良いに決まっておろうが」
「まず、犯人は被害者自身か?」
「答えはNOじゃ。犯人は被害者ではない」
犯人が被害者じゃないなら、一体どうやって行き止まりの状況で俺にも、優大にも見つからずに逃げる事が出来るんだ?
「解った、犯人は被害者を何らかの薬を使って眠らせて、金属バットを置き、悲鳴を上げて駆けつける前に去った」
「まあ、正解じゃな、しかし事件は始まってはおらぬぞ、これはほんの腕試し。ここからSTORYが始まるのじゃ。事件現場はホテル、出入り不可の場所じゃ」

黄昏ホテル

今朝は早く起きてしまった。わくわくしている所為かなかなか寝付けなかったのだから、仕方ない。
今日は両親と俺親友の優大と一緒に、夢が島の離島にある黄昏ホテルに招待された。
本当は瑠夏も招待されていたのだが、反抗期真っ只中だから反抗して留守番すると言い出した。
まあ反抗期だから仕方ないよな。
みんながみんな瑠夏の味方ではない。
俺たちは今は船に乗っている所だ。 
「きゃっほい、俺様が来たー」
と恥ずかしい事を言ってるのは、親友の優大だ。優大は中々の運動神経していて、野球からバスケ、サッカースポーツならなんでも御座れだ。
しかし優大は両親と凄く仲が良くて、すっかり意気投合してしまった
「優大先にホテルを散策しているよ」
ホテルを散策しているとカップルが腕を組んで歩いている。
男の方はスマイルアップみたいな顔で。女性の方はアイドルみたいな顔の女性だった。
「ねえ〜みかりん」
「な〜にゆうくん」
カップルはベタベタイチャイチャしている、人前では辞めて欲しいんだよね。
またホテルを散策すると一人の男子が居た
「君の名前は?」
「俺の名前は黒桐和幸だよ、今日は招待されて良かったよ。君に会えたから」
「そうか、僕は柳沢亜留だよ」
「亜留くんはどうしてここに?招待されたの?」
「そうだよ。招待されたんだ」
「じゃあ」
と言い分かれた。
黒桐君と分かれて一人ウロウロしていると放送が鳴った 「ご飯の準備が整いましたので、食堂まで。」
食堂に着くと、夕食が始まった。全員16名でそれぞれ食事をとっている。
明日は海水浴だ