天皇皇后両陛下と敬宮愛子さまのニュースレポートです。詳細はコメント欄をご覧ください。
■愛子さま成人時に作られるはずの「ティアラ」に予算つかず。コロナのためと宮内庁(03/26)
テレビ東京は3月26日、「きょう成立した21年度予算に今年成人される愛子さまのティアラ代が宮内庁の予算としては盛り込まれなかった」ことが取材によりわかったと報じました。宮内庁は「新型コロナの状況に鑑み盛り込まなかった」としているということです。
▲今年12月1日に20歳の誕生日を迎えられる敬宮愛子さま。
▲ティアラは成年皇族が宮中晩餐会など公式の場で付ける髪飾り。
▲眞子さま佳子さまが成人された時は、およそ3000万円の予算でティアラやイヤリングなどが作られ、宮内庁が管理する公金から支出。そのためティアラは国有財産で、お二人が皇室を離れられるときは国に返還されます。
画像出所>テレ東動画(2021/03/26 18:00配信)より
予算に盛り込まれなかった愛子さまのティアラは、お手元金で制作するか、他の皇族が使われていたものを引き継ぐことになるということです。
◎愛子さまのティアラ 予算つかず テレ東(2021/03/26 18:00)
https://www.tv-tokyo.co.jp/news/txn/news_txn/post_223920
■新春恒例の「歌会始」、2か月遅れで開催(03/26)
皇室の新春恒例の行事「歌会始の儀」が、新型コロナの影響で2か月遅れで開催されました。今年のお題は「実(じつ)」で、国内外から1万3000首余の応募があり、その中から選ばれた10人の歌が両陛下や皇族方の前で古式にのっとって披露されました。
続いて皇族方の歌、皇后さまの「感染の収まりゆくをひた願ひ出で立つ園に梅の実あをし」が詠まれ、最後に天皇陛下の「人々の願ひと努力が実を結び平らけき世の到るを祈る」という歌が朗々と詠み上げられました。
▲皇居・宮殿で開催された「歌会始の儀」。フェイスシールドとアクリル板で感染対策が行われた。
▲天皇陛下「人々の願ひと努力が実を結び平らけき世の到るを祈る」
▲皇后陛下「感染の収まりゆくをひた願ひ出で立つ園に梅の実あをし」
▲一般応募から10人が入選し、自作の歌が詠みあげられた。うち1人はオンラインで参加した。
画像出所>日テレ動画(2021/3/26 14:08)より
<皇族方が詠まれた歌>
文仁親王殿下
夏の日に 咲き広ごれる 稲の花 実りの秋へと 明るみてくる
文仁親王妃紀子殿下
竹籠に 熟るる黄色の 花梨(くわりん)の実 あまき香りは 身に沁みとほる
眞子内親王殿下
烏瓜 その実は冴ゆる 朱の色に 染まりてゆけり 深まる秋に
佳子内親王殿下
鈴懸の 木から落ちにし 実を割りて ふはふは綿毛を 空へと飛ばす
正仁親王妃華子殿下
野鳥くる 実のなる木々に 植ゑかへて 君は若かる 庭師と語る
寬仁親王妃信子殿下
実りある 日のくるために ながさるる 汗は力と なるを信ずる
彬子女王殿下
地図帳に あの日見つけし 茶畑の 不思議な点は 茶の実のかたち
憲仁親王妃久子殿下
戸隠の 森にはびこる 蔓柾(つるまさき) 赤き実を食(は)むは 眉茶鶫(まみちやじない)か
承子女王殿下
自室より 画面越しにて 繋がりて 旅せぬ集ひも 実現したる
◎令和3年歌会始の御製・御歌(宮内庁)
https://www.kunaicho.go.jp/culture/utakai/pdf/utakai-r03.pdf
◎「歌会始」皇居で行われる 新型コロナの影響で1月から延期 NHK(2021/03/26 17:24)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210326/k10012937031000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_069
◎天皇陛下、感染収束の願い歌に 歌会始開催 日テレ(2021/3/26 14:08)
https://www.news24.jp/articles/2021/03/26/07845983.html
◎「歌会始の儀」 コロナウイルス感染対策行って2か月遅れで開催 TBS(2021/03/26 14:09)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4231392.html
◎2カ月遅れ「歌会始の儀」 お題は「実」 フェイスシールド着用し FNN(2021/03/26 12:54)
https://www.fnn.jp/articles/-/160924
◎歌会始の儀 アクリル板とオンラインでコロナ対策 テレ朝(2021/03/26 12:18)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000211064.html
■新春の宮中行事「講書始の儀」、コロナ禍のため2か月遅れで開催(03/23)
さまざまな研究分野の第一人者が両陛下に講義する「講書始の儀」は、学問を奨励する目的で明治時代から続く新春の伝統行事。今年はコロナ禍のため2か月遅れて3月23日に行われました。両陛下と皇族方は、3人の研究者から講義を受けられました。
成蹊大学の揖斐高名誉教授は「江戸時代の歴史家、頼山陽」について、兵庫県立大学の五百旗頭真理事長は「米中関係」について、ノーベル医学・生理学賞の受賞者で東京工業大学の大隅良典栄誉教授は「細胞内のリサイクルの仕組み」について講義し、両陛下は時折うなずきながら、熱心に聞いておられました。
▲「講書始の儀」に臨まれる両陛下と皇族方
画像出所:日テレ動画(2021/03/23 14:12配信)より
◎天皇皇后両陛下が研究者から講義を受けられる「講書始」NHK(2021/03/23 12:42)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210323/k10012930401000.html
◎コロナで2か月延期…皇居で「講書始の儀」 日テレ(2021/03/23 14:12)
https://www.news24.jp/articles/2021/03/23/07844240.html
◎皇室の伝統行事「講書始の儀」 コロナの影響で2か月遅れで開催 TBS(2021/03/23 15:17)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4228769.html
◎皇居で新春の宮中行事「講書始の儀」 学問第一人者から講義 FNN(2021/03/23 12:27)
https://www.fnn.jp/articles/-/159271
◎皇居で「講書始の儀」 コロナで延期の新年行事 テレ朝(2021/03/23 12:12)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000210676.html
■御所の改修1~2か月遅延と宮内庁発表(03/22)
宮内庁は3月22日、3月末に終了予定だった皇居・旧吹上仙洞御所の改修工事の完了が1~2か月程度遅れる見通しであると発表しました。天皇ご一家が赤坂御所から転居される時期に影響する可能性があるということです。
◎皇居・旧吹上仙洞御所の改修工事、1~2カ月延長 毎日新聞(2021/03/22 17:39)
https://mainichi.jp/articles/20210322/k00/00m/040/180000c
■両陛下が宮城県をオンライン訪問、被災者らと懇談(03/17)
両陛下は3月17日午後、赤坂御所からオンラインで東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県とつなぎ、気仙沼市、山元町の被災者らと懇談されました。震災10年の節目に被災地を訪れたいという両陛下の強い希望によるもので、4日には岩手県をオンライン訪問されており、今回の宮城県に続いて福島県についても調整されています。
▲赤坂御所からオンラインで宮城県の被災地とつながる両陛下
両陛下は宮城県知事から県内の復興状況を聞かれたあと、気仙沼市と結び、市内で被災した男女3人と話されました。
▲被災者に言葉をかけられる両陛下
▲津波で自宅兼店舗が全壊、夫と義理の両親を亡くした71歳の女性。店舗を再建し地域の交流スペースとしての役割も担う
:「家族がなくなりまして辛い日々だったんですが、皇后さまがとてもそのことを悲しんでくれて、『辛かったですねと』言って下さいまして、とても私はうれしかったです」
▲被災当時は幼稚園児で、3日間両親と離れ離れに。今は語り部として活動している15歳の女性
:「『辛かったんですね』とか、そういうお言葉を頂きました。私もさみしくてずっと泣いていたので、自分の気持ちっていうのが両陛下に伝わったんだなと思いました。『語り部を始めるということは、すごい勇気がいることだと思います』とお言葉を頂きました」
両陛下はその後、山元町ともオンラインで結び、78歳の女性ら3人をお見舞いされました。
▲津波で自宅が全壊した78歳の女性
:「身体どうでしたって言われた。だから無我夢中で暮らしてきましたって言った。あっという間に10年過ごしましたって。なんていうのかな…やっぱりうれしいね。10年前のことやっぱり思い出すね」
画像出所:テレ朝(2021/3/17 19:20)配信動画より
◎両陛下 宮城県の被災者とオンライン懇談 日テレ(2021/3/17 20:02)
https://www.news24.jp/articles/2021/03/17/07841274.html
◎両陛下 宮城県をオンラインでお見舞い 東日本大震災10年にあたり TBS(2021/3/17 19:26)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4224296.html
◎両陛下 被災地の宮城県へ オンラインで訪問 FNN(2021/3/17 19:16)
https://www.fnn.jp/articles/-/157067
◎両陛下が宮城の被災者とオンラインで交流 震災10年 テレ朝(2021/3/17 19:20)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000210127.html
◎天皇皇后両陛下がオンラインで宮城県の被災地お見舞い TBC東北放送(2021/3/17 19:18)
http://www.tbc-sendai.co.jp/01news/fr.html?id=00011360
◎天皇皇后両陛下 震災被災者とオンラインで懇談 KHB東日本放送(2021/3/17 20:13)
http://www.khb-tv.co.jp/news/localNews/202103171942023.html
◎両陛下 被災者とオンライン懇談 NHK東北(2021/03/17 18:38)
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20210317/6000014003.html
■両陛下が東日本大震災10周年にご臨席、ともに推敲重ねられた「お言葉」(03/11)
――誰ひとり取り残されることなく、平穏な日常の暮らしを取り戻すことができるように
両陛下は3月11日、政府主催では最後となる東日本大震災十周年追悼式に初めて臨席されました。両陛下はこれまで被災地を計9回訪問し、被災者と交流を重ねてこられました。天皇陛下は約6分にわたる「お言葉」に、その交流から生まれた被災地への思いを込められました。側近によると、皇后さまとともに直前まで推敲を重ねられたということです。
長女の敬宮愛子さまは、お住まいの赤坂御所で黙とうし、犠牲者に祈りをささげられたということです。
▲東日本大震災10年の追悼式に出席された両陛下
▲壇上で追悼の言葉を述べられる天皇陛下と寄り添われる皇后陛下
画像出所:日テレ動画(2021/03/11配信)より
◎【全編】東日本大震災十周年追悼式(2021年3月11日)日テレ動画
https://www.youtube.com/watch?v=5inSLfIR9Kk
<式次第>両陛下ご臨席/午後2時46分(1分間黙とう)/内閣総理大臣式辞/
天皇陛下お言葉/衆参議院長式辞/ご遺族および被災者代表の言葉/両陛下ご退席/献花
◎天皇陛下のおことば全文(東日本大震災十周年追悼式:令和3年3月11日)宮内庁
https://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/86#286
◎6分間にわたる陛下のお言葉、直前まで皇后さまと推敲…追悼式 読売新聞(2021/03/11 21:47)
https://www.yomiuri.co.jp/shinsai311/news/20210311-OYT1T50242/
◎「決して忘れず、次世代に」 陛下、重ねた交流、被災地への思い込められ 産経新聞(2021.3.11 18:27)
https://www.sankei.com/life/news/210311/lif2103110025-n1.html
◎両陛下、初めて追悼式に 上皇ご夫妻、愛子さま黙とう 東日本大震災10年 時事通信(2021/3/11 17:43)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031101065&g=soc
◎「教訓を今に」陛下、研究でも被災地に寄り添われ 11日に初のお言葉 産経新聞(2021.3.8 19:27)
https://www.sankei.com/life/news/210308/lif2103080029-n1.html
■両陛下、オンラインで岩手の被災地をお見舞い(03/04)
天皇皇后両陛下は3月4日、発生からまもなく10年となる東日本大震災の被災地をオンラインで視察されました。両陛下は皇太子ご夫妻時代にも被災地を訪ねてお見舞いを続けてこられましたが、コロナ禍の今年は被災地とお住まいの赤坂御所をインターネットでつなぐ形で実施されました。
陸前高田・釜石と映像を結び、陸前高田市内の様子をご覧になると、天皇陛下は高台への移転について質問され、移転が進む一方で市街地の空き地が多い現状が伝えられました。また、両陛下は被災した人たち一人ひとりに言葉をかけられました。
陸前高田で、陛下は弟家族3人を亡くした男性に、「大変残念でしたね。この10年はいかがでしたか」と尋ねられ、皇后さまは長男を亡くして震災を伝える絵本を書いた女性に、「本当にお母さまとして、おつらい思いをなさったと思います。その中で後世のために動き出されたのは、お強かったと思います」と述べられました。
男性は「『大変ご苦労なされてますね』というような、温かいお言葉を頂戴いたしました」、女性は「涙が出てきてしまってしょうがなくて。ありがたかったです」と話しています。
両陛下はこのあと釜石市の被災者もオンラインで見舞われました。両陛下は今後、宮城と福島の復興状況もオンラインで視察される予定です。
画像出所:3/4(木) 20:03配信のTBS動画より
◎両陛下 オンラインで被災地・岩手を視察 3/4(木) 19:42 日テレ
https://www.news24.jp/articles/2021/03/04/07834062.html
◎両陛下がオンライン視察 岩手の被災者見舞う 3/4(木) 19:27 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/151827
◎東日本大震災10年を前に両陛下が岩手をオンラインお見舞い 3/4(木) 20:03 TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4213918.html
◎天皇皇后両陛下の復興オンライン視察【岩手】3/4(木) 19:55 岩手朝日テレビ
https://www.iat.co.jp/news-iat/?detail=5
■愛子さま成人時に作られるはずの「ティアラ」に予算つかず。コロナのためと宮内庁(03/26)
テレビ東京は3月26日、「きょう成立した21年度予算に今年成人される愛子さまのティアラ代が宮内庁の予算としては盛り込まれなかった」ことが取材によりわかったと報じました。宮内庁は「新型コロナの状況に鑑み盛り込まなかった」としているということです。
▲今年12月1日に20歳の誕生日を迎えられる敬宮愛子さま。
▲ティアラは成年皇族が宮中晩餐会など公式の場で付ける髪飾り。
▲眞子さま佳子さまが成人された時は、およそ3000万円の予算でティアラやイヤリングなどが作られ、宮内庁が管理する公金から支出。そのためティアラは国有財産で、お二人が皇室を離れられるときは国に返還されます。
画像出所>テレ東動画(2021/03/26 18:00配信)より
予算に盛り込まれなかった愛子さまのティアラは、お手元金で制作するか、他の皇族が使われていたものを引き継ぐことになるということです。
◎愛子さまのティアラ 予算つかず テレ東(2021/03/26 18:00)
https://www.tv-tokyo.co.jp/news/txn/news_txn/post_223920
■新春恒例の「歌会始」、2か月遅れで開催(03/26)
皇室の新春恒例の行事「歌会始の儀」が、新型コロナの影響で2か月遅れで開催されました。今年のお題は「実(じつ)」で、国内外から1万3000首余の応募があり、その中から選ばれた10人の歌が両陛下や皇族方の前で古式にのっとって披露されました。
続いて皇族方の歌、皇后さまの「感染の収まりゆくをひた願ひ出で立つ園に梅の実あをし」が詠まれ、最後に天皇陛下の「人々の願ひと努力が実を結び平らけき世の到るを祈る」という歌が朗々と詠み上げられました。
▲皇居・宮殿で開催された「歌会始の儀」。フェイスシールドとアクリル板で感染対策が行われた。
▲天皇陛下「人々の願ひと努力が実を結び平らけき世の到るを祈る」
▲皇后陛下「感染の収まりゆくをひた願ひ出で立つ園に梅の実あをし」
▲一般応募から10人が入選し、自作の歌が詠みあげられた。うち1人はオンラインで参加した。
画像出所>日テレ動画(2021/3/26 14:08)より
<皇族方が詠まれた歌>
文仁親王殿下
夏の日に 咲き広ごれる 稲の花 実りの秋へと 明るみてくる
文仁親王妃紀子殿下
竹籠に 熟るる黄色の 花梨(くわりん)の実 あまき香りは 身に沁みとほる
眞子内親王殿下
烏瓜 その実は冴ゆる 朱の色に 染まりてゆけり 深まる秋に
佳子内親王殿下
鈴懸の 木から落ちにし 実を割りて ふはふは綿毛を 空へと飛ばす
正仁親王妃華子殿下
野鳥くる 実のなる木々に 植ゑかへて 君は若かる 庭師と語る
寬仁親王妃信子殿下
実りある 日のくるために ながさるる 汗は力と なるを信ずる
彬子女王殿下
地図帳に あの日見つけし 茶畑の 不思議な点は 茶の実のかたち
憲仁親王妃久子殿下
戸隠の 森にはびこる 蔓柾(つるまさき) 赤き実を食(は)むは 眉茶鶫(まみちやじない)か
承子女王殿下
自室より 画面越しにて 繋がりて 旅せぬ集ひも 実現したる
◎令和3年歌会始の御製・御歌(宮内庁)
https://www.kunaicho.go.jp/culture/utakai/pdf/utakai-r03.pdf
◎「歌会始」皇居で行われる 新型コロナの影響で1月から延期 NHK(2021/03/26 17:24)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210326/k10012937031000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_069
◎天皇陛下、感染収束の願い歌に 歌会始開催 日テレ(2021/3/26 14:08)
https://www.news24.jp/articles/2021/03/26/07845983.html
◎「歌会始の儀」 コロナウイルス感染対策行って2か月遅れで開催 TBS(2021/03/26 14:09)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4231392.html
◎2カ月遅れ「歌会始の儀」 お題は「実」 フェイスシールド着用し FNN(2021/03/26 12:54)
https://www.fnn.jp/articles/-/160924
◎歌会始の儀 アクリル板とオンラインでコロナ対策 テレ朝(2021/03/26 12:18)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000211064.html
■新春の宮中行事「講書始の儀」、コロナ禍のため2か月遅れで開催(03/23)
さまざまな研究分野の第一人者が両陛下に講義する「講書始の儀」は、学問を奨励する目的で明治時代から続く新春の伝統行事。今年はコロナ禍のため2か月遅れて3月23日に行われました。両陛下と皇族方は、3人の研究者から講義を受けられました。
成蹊大学の揖斐高名誉教授は「江戸時代の歴史家、頼山陽」について、兵庫県立大学の五百旗頭真理事長は「米中関係」について、ノーベル医学・生理学賞の受賞者で東京工業大学の大隅良典栄誉教授は「細胞内のリサイクルの仕組み」について講義し、両陛下は時折うなずきながら、熱心に聞いておられました。
▲「講書始の儀」に臨まれる両陛下と皇族方
画像出所:日テレ動画(2021/03/23 14:12配信)より
◎天皇皇后両陛下が研究者から講義を受けられる「講書始」NHK(2021/03/23 12:42)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210323/k10012930401000.html
◎コロナで2か月延期…皇居で「講書始の儀」 日テレ(2021/03/23 14:12)
https://www.news24.jp/articles/2021/03/23/07844240.html
◎皇室の伝統行事「講書始の儀」 コロナの影響で2か月遅れで開催 TBS(2021/03/23 15:17)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4228769.html
◎皇居で新春の宮中行事「講書始の儀」 学問第一人者から講義 FNN(2021/03/23 12:27)
https://www.fnn.jp/articles/-/159271
◎皇居で「講書始の儀」 コロナで延期の新年行事 テレ朝(2021/03/23 12:12)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000210676.html
■御所の改修1~2か月遅延と宮内庁発表(03/22)
宮内庁は3月22日、3月末に終了予定だった皇居・旧吹上仙洞御所の改修工事の完了が1~2か月程度遅れる見通しであると発表しました。天皇ご一家が赤坂御所から転居される時期に影響する可能性があるということです。
◎皇居・旧吹上仙洞御所の改修工事、1~2カ月延長 毎日新聞(2021/03/22 17:39)
https://mainichi.jp/articles/20210322/k00/00m/040/180000c
■両陛下が宮城県をオンライン訪問、被災者らと懇談(03/17)
両陛下は3月17日午後、赤坂御所からオンラインで東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県とつなぎ、気仙沼市、山元町の被災者らと懇談されました。震災10年の節目に被災地を訪れたいという両陛下の強い希望によるもので、4日には岩手県をオンライン訪問されており、今回の宮城県に続いて福島県についても調整されています。
▲赤坂御所からオンラインで宮城県の被災地とつながる両陛下
両陛下は宮城県知事から県内の復興状況を聞かれたあと、気仙沼市と結び、市内で被災した男女3人と話されました。
▲被災者に言葉をかけられる両陛下
▲津波で自宅兼店舗が全壊、夫と義理の両親を亡くした71歳の女性。店舗を再建し地域の交流スペースとしての役割も担う
:「家族がなくなりまして辛い日々だったんですが、皇后さまがとてもそのことを悲しんでくれて、『辛かったですねと』言って下さいまして、とても私はうれしかったです」
▲被災当時は幼稚園児で、3日間両親と離れ離れに。今は語り部として活動している15歳の女性
:「『辛かったんですね』とか、そういうお言葉を頂きました。私もさみしくてずっと泣いていたので、自分の気持ちっていうのが両陛下に伝わったんだなと思いました。『語り部を始めるということは、すごい勇気がいることだと思います』とお言葉を頂きました」
両陛下はその後、山元町ともオンラインで結び、78歳の女性ら3人をお見舞いされました。
▲津波で自宅が全壊した78歳の女性
:「身体どうでしたって言われた。だから無我夢中で暮らしてきましたって言った。あっという間に10年過ごしましたって。なんていうのかな…やっぱりうれしいね。10年前のことやっぱり思い出すね」
画像出所:テレ朝(2021/3/17 19:20)配信動画より
◎両陛下 宮城県の被災者とオンライン懇談 日テレ(2021/3/17 20:02)
https://www.news24.jp/articles/2021/03/17/07841274.html
◎両陛下 宮城県をオンラインでお見舞い 東日本大震災10年にあたり TBS(2021/3/17 19:26)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4224296.html
◎両陛下 被災地の宮城県へ オンラインで訪問 FNN(2021/3/17 19:16)
https://www.fnn.jp/articles/-/157067
◎両陛下が宮城の被災者とオンラインで交流 震災10年 テレ朝(2021/3/17 19:20)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000210127.html
◎天皇皇后両陛下がオンラインで宮城県の被災地お見舞い TBC東北放送(2021/3/17 19:18)
http://www.tbc-sendai.co.jp/01news/fr.html?id=00011360
◎天皇皇后両陛下 震災被災者とオンラインで懇談 KHB東日本放送(2021/3/17 20:13)
http://www.khb-tv.co.jp/news/localNews/202103171942023.html
◎両陛下 被災者とオンライン懇談 NHK東北(2021/03/17 18:38)
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20210317/6000014003.html
■両陛下が東日本大震災10周年にご臨席、ともに推敲重ねられた「お言葉」(03/11)
――誰ひとり取り残されることなく、平穏な日常の暮らしを取り戻すことができるように
両陛下は3月11日、政府主催では最後となる東日本大震災十周年追悼式に初めて臨席されました。両陛下はこれまで被災地を計9回訪問し、被災者と交流を重ねてこられました。天皇陛下は約6分にわたる「お言葉」に、その交流から生まれた被災地への思いを込められました。側近によると、皇后さまとともに直前まで推敲を重ねられたということです。
長女の敬宮愛子さまは、お住まいの赤坂御所で黙とうし、犠牲者に祈りをささげられたということです。
▲東日本大震災10年の追悼式に出席された両陛下
▲壇上で追悼の言葉を述べられる天皇陛下と寄り添われる皇后陛下
画像出所:日テレ動画(2021/03/11配信)より
◎【全編】東日本大震災十周年追悼式(2021年3月11日)日テレ動画
https://www.youtube.com/watch?v=5inSLfIR9Kk
<式次第>両陛下ご臨席/午後2時46分(1分間黙とう)/内閣総理大臣式辞/
天皇陛下お言葉/衆参議院長式辞/ご遺族および被災者代表の言葉/両陛下ご退席/献花
◎天皇陛下のおことば全文(東日本大震災十周年追悼式:令和3年3月11日)宮内庁
https://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/86#286
◎6分間にわたる陛下のお言葉、直前まで皇后さまと推敲…追悼式 読売新聞(2021/03/11 21:47)
https://www.yomiuri.co.jp/shinsai311/news/20210311-OYT1T50242/
◎「決して忘れず、次世代に」 陛下、重ねた交流、被災地への思い込められ 産経新聞(2021.3.11 18:27)
https://www.sankei.com/life/news/210311/lif2103110025-n1.html
◎両陛下、初めて追悼式に 上皇ご夫妻、愛子さま黙とう 東日本大震災10年 時事通信(2021/3/11 17:43)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031101065&g=soc
◎「教訓を今に」陛下、研究でも被災地に寄り添われ 11日に初のお言葉 産経新聞(2021.3.8 19:27)
https://www.sankei.com/life/news/210308/lif2103080029-n1.html
■両陛下、オンラインで岩手の被災地をお見舞い(03/04)
天皇皇后両陛下は3月4日、発生からまもなく10年となる東日本大震災の被災地をオンラインで視察されました。両陛下は皇太子ご夫妻時代にも被災地を訪ねてお見舞いを続けてこられましたが、コロナ禍の今年は被災地とお住まいの赤坂御所をインターネットでつなぐ形で実施されました。
陸前高田・釜石と映像を結び、陸前高田市内の様子をご覧になると、天皇陛下は高台への移転について質問され、移転が進む一方で市街地の空き地が多い現状が伝えられました。また、両陛下は被災した人たち一人ひとりに言葉をかけられました。
陸前高田で、陛下は弟家族3人を亡くした男性に、「大変残念でしたね。この10年はいかがでしたか」と尋ねられ、皇后さまは長男を亡くして震災を伝える絵本を書いた女性に、「本当にお母さまとして、おつらい思いをなさったと思います。その中で後世のために動き出されたのは、お強かったと思います」と述べられました。
男性は「『大変ご苦労なされてますね』というような、温かいお言葉を頂戴いたしました」、女性は「涙が出てきてしまってしょうがなくて。ありがたかったです」と話しています。
両陛下はこのあと釜石市の被災者もオンラインで見舞われました。両陛下は今後、宮城と福島の復興状況もオンラインで視察される予定です。
画像出所:3/4(木) 20:03配信のTBS動画より
◎両陛下 オンラインで被災地・岩手を視察 3/4(木) 19:42 日テレ
https://www.news24.jp/articles/2021/03/04/07834062.html
◎両陛下がオンライン視察 岩手の被災者見舞う 3/4(木) 19:27 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/151827
◎東日本大震災10年を前に両陛下が岩手をオンラインお見舞い 3/4(木) 20:03 TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4213918.html
◎天皇皇后両陛下の復興オンライン視察【岩手】3/4(木) 19:55 岩手朝日テレビ
https://www.iat.co.jp/news-iat/?detail=5
◎春の園遊会、皇居・乾通りの一般公開 中止を発表
3/1(月) 15:37配信 テレ朝
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000208490.html
天皇皇后両陛下主催の春の園遊会が去年に続き、行われないこととなりました。
園遊会は天皇皇后両陛下の主催で、春と秋の2回、各界の功労者を赤坂御苑に招いて催されます。
宮内庁は1日、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから、今年の春の園遊会を行わないと発表しました。
行事の性格上、人が密集することが避けられないなどとしています。
去年、園遊会は春・秋ともに行われず、令和になってからは1度も開催できていません。
また、宮内庁は春の恒例となっている皇居・乾通りの一般公開についても行わないと発表しました。
◎両陛下、復興の現状などお聞きに
3/1(月) 19:26配信 産経
https://www.sankei.com/life/news/210301/lif2103010026-n1.html
天皇、皇后両陛下は1日、お住まいの赤坂御所に復興庁の由木文彦事務次官と内閣府の山崎重孝事務次官を招き、間もなく発生から10年を迎える東日本大震災からの復興の現状などについて話を聞かれた。
天皇陛下は2月23日の天皇誕生日に先立つ記者会見で、「永く心を寄せていきたい」と、被災地に寄り添う変わらぬ思いを示されていた。
◎両陛下、震災復興で進講受ける 岩手をオンライン見舞いへ
3/1(月) 20:12配信 共同通信
https://this.kiji.is/739078336988708864
天皇、皇后両陛下は1日、住まいの赤坂御所で、復興庁の由木文彦事務次官らから、発生から10年を迎える東日本大震災の被災地復興状況に関する進講を受けられた。宮内庁は同日、天皇陛下がオンラインで岩手県を見舞うと発表した。
両陛下はたびたび被災地に足を運ぶなど関心を寄せてきた。天皇陛下は2月、誕生日に先立って行われた記者会見で「震災からの傷がまだ癒えていないというような気がいたします」と被災地を案じた。
2月に福島県の被災者をオンラインで見舞う予定だったが、同13日に発生した震度6強の地震を受けて見合わせとなった。11日の政府主催の追悼式に出席する方針。
◎追悼式に両陛下出席へ 東日本大震災から10年
3/2(火) 12:21配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/150529
政府は、2日朝の閣議で、東日本大震災の追悼式を3月11日に2年ぶりに開催することを決定し、天皇陛下が初めておことばを述べられることになった。
追悼式は、2020年は新型コロナウイルスの影響で中止になったが、震災から10年となる2021年は、感染対策をとったうえで、2年ぶりに東京の国立劇場で開催する。
天皇皇后両陛下が式典に出席されるのは、皇太子時代も含めて初めて。
◎去年中止の東日本大震災追悼式 今年は開催
3/2(火) 13:42配信 日テレ
https://www.news24.jp/articles/2021/03/02/04832575.html
政府は2日の閣議で、今月11日に政府主催で東日本大震災の追悼式を行うことを決定しました。去年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止されていて、2年ぶりの開催となります。
加藤官房長官「東日本大震災10周年追悼式を、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、各界代表の参列を得て、実施することを決定いたしました」
追悼式は今月11日、東京・千代田区の国立劇場で行われます。10周年の節目にあたり、天皇皇后両陛下も出席しお言葉を述べられます。
例年行われていた一般の人による献花については、新型コロナの感染予防のため行わないということです。
また、加藤長官は政府主催の東日本大震災の追悼式は、10周年を迎える今年で最後とし、来年度以降は「その時の状況をふまえて判断する」と述べました。
◎震災から10年 政府2年ぶりの追悼式を開催へ 東京・国立劇場
3/2(火) 11:10配信 TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4211785.html
政府は、東日本大震災から10年となる11日午後に、2年ぶりに政府主催の追悼式を開くことを閣議決定しました。
政府主催の追悼式は、発生翌年の2012年から毎年開催していましたが、昨年は新型コロナの影響で中止となっていました。
「東日本大震災10周年追悼式を政府主催により、来たる3月11日木曜日、国立劇場において、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、各界代表の参列を得て実施することを決定いたしました」(加藤勝信 官房長官)
政府主催の追悼式としては、発生から10年を迎える今年が最後となりますが、天皇陛下が初めてお言葉を述べられるということです。
また、政府関係者によりますと、菅総理は6日、福島県を訪問する方向で調整に入りました。復興の状況や震度6強を観測した先月の地震の被害も確認する見通しです。
◎3.11震災追悼式の開催決定 天皇陛下がお言葉
3/2(火) 10:36配信 テレ朝
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000208589.html
政府は2日朝の閣議で東日本大震災から10年となる11日に追悼式を開催することを決定しました。
加藤官房長官:「(追悼式を)3月11日木曜日、国立劇場において天皇皇后両陛下のご臨席のもと、各界代表の参列を得て実施することを決定致しました」
また、追悼式では天皇陛下がお言葉を述べられると発表しました。
追悼式は2012年から毎年開催してきましたが、去年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となり、総理大臣官邸で献花式が行われました。
今年は東京・千代田区の国立劇場で開催し、菅総理大臣らが参加する予定ですが、感染防止のため参加者を絞り込む方針です。
◎東日本大震災 追悼式 招待者減で開催決定 天皇陛下がおことば
2021年3月2日 11時44分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210302/k10012892931000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_001(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/sendai/20210302/6000013767.html(NHK東北)
去年、新型コロナウイルスの影響で取りやめとなった東日本大震災の追悼式について、政府は2日の閣議で、ことしは震災発生10年となる今月11日に、東京で招待者を減らして開くことを決めました。天皇皇后両陛下が臨まれ、天皇陛下がおことばを述べられます。
政府は2日の閣議で「東日本大震災十周年追悼式」を今月11日の午後、東京千代田区の国立劇場で開くことを決めました。
追悼式には天皇皇后両陛下が臨まれ、天皇陛下がおことばを述べられます。
実行委員長は菅総理大臣が務め、衆参両院の議長とすべての閣僚、岩手、宮城、福島の3県の遺族の代表などが出席します。
去年は新型コロナウイルスの影響で追悼式を取りやめ、総理大臣官邸で献花式を行いましたが、ことしの追悼式は例年1500人ほどとしてきた招待者を220人に減らして実施し、一般の人の献花は行わないとしています。
加藤官房長官は閣議のあとの記者会見で「政府として行う追悼式は、発災から10年となることしまで実施するというのが政府の方針だ。10年という節目は一つの区切りだと考えており、来年度以降については、その時の状況を踏まえて判断する」と述べました。
◎両陛下 オンラインで被災地・岩手を視察
3/4(木) 19:42配信 日テレ
https://www.news24.jp/articles/2021/03/04/07834062.html
天皇皇后両陛下は4日、東日本大震災から10年を迎える岩手県をオンラインで視察し、被災者の話を聞かれました。
天皇皇后両陛下は4日、岩手県庁や陸前高田市、釜石市とお住まいの赤坂御所をインターネットでつなぎ、被災した人たちから、話を聞かれました。
これは、東日本大震災から10年の節目に東北3県を訪れたいという両陛下の強いお気持ちによるもので、両陛下は、うなずきながら熱心に耳を傾け、皇后さまは「すごくお力を尽くされた」、天皇陛下は「みなさま本当にご苦労があったと思います」と一人一人の尽力に敬意を伝え、これからの町の発展を願われていました。
◎両陛下がオンライン視察 岩手の被災者見舞う
3/4(木) 19:27配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/151827
天皇皇后両陛下は4日、発生からまもなく10年となる東日本大震災の被災地、岩手・陸前高田市などをオンラインを通じて訪問された。
両陛下は、お住まいの赤坂御所で、津波により家族や自宅を失い、地域の復興や防災に取り組んできた被災者の話に耳を傾け、画面越しに、「おつらい思いをなさったと思います。その中で、ほかの方のため、後世のために動き出されたのはお強かったと思います」などと声をかけられた。
今後、宮城県や福島県へのオンライン訪問も調整が進められている。
◎東日本大震災10年を前に両陛下が岩手をオンラインお見舞い
3/4(木) 20:03配信 TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4213918.html
東日本大震災から10年を前に、天皇皇后両陛下が岩手県をオンラインでお見舞いです。
両陛下は、赤坂御所で、オンラインで岩手県知事から復興状況の説明を受けたあと、陸前高田市の復興状況のビデオをご覧になりました。陛下は、市長に「今日まで大変なご尽力をされたことに敬意を表します」と述べられました。
その後、陸前高田市の被災者3人を見舞われました。陛下は、弟家族3人を亡くした男性に、「大変残念でしたね。この10年はいかがでしたか」と尋ねられ、皇后さまは、長男を亡くし、震災を伝える絵本を書いた女性に、「本当にお母さまとして、おつらい思いをなさったと思います。その中で後世のために動き出されたのは、お強かったと思います」と述べられました。
「涙が出てきてしまってしょうがなくて。ありがたかったです」(長男を亡くし震災を伝える絵本を書いた女性)
「『大変ご苦労なされてますね』というような、温かいお言葉を頂戴いたしました」(弟家族3人を亡くした男性)
両陛下はこのあと、釜石市の被災者もオンラインで見舞われました。
◎天皇皇后両陛下の復興オンライン視察【岩手】
3/4(木) 19:55配信 岩手朝日テレビ
https://www.iat.co.jp/news-iat/?detail=5
今年は、離れた場所からお心を寄せられました。
震災から間もなく10年の被災地の様子を、天皇皇后両陛下がオンラインで視察されました。
オンラインでの視察は赤坂御所と岩手県庁を結んで行われ、天皇皇后両陛下は、達増知事から岩手県内の被災地の復興状況について説明を受けました。
両陛下は皇太子ご夫妻時代の2011年、2013年、2016年にも岩手県内の沿岸部を訪問されていて、これまで被災した人たちへのお見舞いを続けられています。
4日は陸前高田・釜石と映像を結び、陸前高田市内の様子をご覧になると、天皇陛下は高台への移転について質問され、移転が進む一方で市街地の空き地が多い現状が伝えられました。
また、両陛下は被災した人たちと懇談され、一人ひとりに声をかけられました。
両陛下の視察を終え、達増知事は…両陛下は、今後宮城と福島の復興状況もオンラインで視察される予定です。
3/8(月) 15:25配信 日テレ
https://www.news24.jp/articles/2021/03/08/07835840.html
宮内庁は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期されていた新年恒例の宮中行事、「講書始の儀」を今月23日に、「歌会始の儀」を26日に開催すると発表しました。感染状況によっては、一部オンラインでの開催も検討するということです。
宮内庁は8日、「講書始の儀」を今月23日に、「歌会始の儀」を26日に開催すると発表しました。これらは、1月に新型コロナの急激な感染拡大を受けて延期されましたが、宮内庁は、新年恒例の重要な行事であるとして、年度内の開催を決めました。
参列者を大幅に減らし、初めてアクリル板やフェイスシールドを導入して開催されますが、感染状況によっては、会場の皇居・宮殿「松の間」にモニターを設置し、地方の入選者らはオンラインで参加することも検討するということです。
宮殿「松の間」にモニターが設置されれば、初めてとなります。
◎新春の皇室伝統行事 「歌会始の儀」を今月開催
3/8(月) 17:24配信 テレ朝
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000209210.html
延期されていた新春の皇室伝統行事「歌会始の儀」が今月に行われることが決まりました。
天皇皇后両陛下の和歌などが披露される歌会始の儀は1月に行われますが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていました。
宮内庁は8日、「感染状況が大幅に改善された」として、参列者を大幅に絞って26日に行うと発表しました。
今年のお題は「実」です。感染状況によっては、オンラインの活用も検討するとしています。
また、様々な研究分野の第一人者が両陛下に講義する「講書始の儀」についても23日に行うということです。
2021.3.8 19:27 産経
https://www.sankei.com/life/news/210308/lif2103080029-n1.html
天皇陛下は東日本大震災から10年となる11日の追悼式で初めてお言葉を述べられる。「水」に関する問題をライフワークとする陛下は、津波被害に心を痛め、研究者としても震災に向き合われてきた。過去の経験を、どう今に生かすか-。研究テーマは、天皇として被災地に寄り添うご姿勢にもつながっている。(緒方優子)
「目の前に拡がる光景に私は思わず息をのみました」。平成24年3月、フランスで開かれた「第6回世界水フォーラム」。陛下はビデオメッセージによる講演で、震災3カ月後、仙台空港へ向かう機内で、沿岸部を目の当たりにした心境をこう語られた。宮城、岩手、福島の津波被害についても詳細にご解説。過去の津波に関する歴史書の記述と今回の津波の映像を重ね「経験を忘れることなく、未来に語り継いでいくことが大切」と述べられた。
「陛下が講演で自身の心の動きを語られることは、めったにない。震災はそれほど、お心の中に深く刻まれたものだったのではないか」。ご研究に携わる政策研究大学院大の広木謙三教授(61)が振り返る。
「歴史」を軸にした陛下のご研究のスタイルは学生時代に遡(さかのぼ)る。学習院大や留学先の英オックスフォード大では、地域の水運史を学ばれた。研究対象が世界の水問題に広がった契機として、陛下は著書で、留学の2年後に訪れたネパールでかめを手に水を求める女性や子供を見たことが「原点」と述懐されている。
15年に世界水フォーラムの名誉総裁を務めた陛下は水を通じて各国に交流の輪を広げ、25年には国連で講演するなど、震災後は「水と災害」分野でも国際社会に発信を続けられている。「ネパールが陛下の水問題の原点だとすれば、震災は水と災害のお取り組みの原点ともいえるのではないか」。広木氏はそうみる。
「これからも大切にしてください」。即位を翌年に控えた30年6月、陛下は日本最古の津波碑とされる「康暦(こうりゃく)の碑」(徳島県)を私的に訪れ、担当者に声をかけられた。「日帰りでも」と強い希望で実現した訪問で、陛下は津波の教訓を伝える古文書や、南海トラフ巨大地震に備えた津波避難タワーも視察された。
教訓を今に-。研究者としての視点は即位後、天皇として災害に向き合うご姿勢に通じる。「過去のこととしてではなく、現在も続いていることとして考える必要がある」。今年2月の誕生日会見でも、震災の記憶を「今」に重ねることの重要性を指摘された。広木氏は「経験が今にどう生きるかを考え、災害に遭った先人の心を感じ取ることで、今の被災者にも寄り添われている」と話す。
2021年3月11日 15時36分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210311/k10012909601000.html
天皇陛下は、東日本大震災の発生から10年になる11日、皇后さまとともに東京都内で開かれた犠牲者の追悼式に出席し、被災者に寄せる思いを述べられました。
以下、おことばの全文です。
東日本大震災から十年が経ちました。
ここに皆さんと共に、震災によって亡くなられた方々とその御遺族に対し、深く哀悼の意を表します。
十年前の今日、東日本を襲った巨大地震とそれに伴う津波により、二万人を超す方が亡くなり、行方不明となりました。
また、この地震に伴う津波や原子力発電所の事故により、多くの人々が避難生活を余儀なくされました。
この震災の被害の大きさは、忘れることのできない記憶として、今なお脳裏から離れることはありません。
あれから十年、数多くの被災者が、想像を絶する大きな被害を受けながらも、共に助け合いながら、幾多の困難を乗り越えてきました。
また、国や全国の地方自治体、百六十を超える国・地域や多数の国際機関、大勢のボランティアなど、国内外の多くの人々が様々な形で支援に力を尽くしてきました。
私も、皇后と共に、被災地を訪れてきましたが、関係者の努力と地域の人々の協力により、復興が進んできたことを感じています。
これまで復興に向けて歩んできた多くの人々の尽力とたゆみない努力に深く敬意を表します。
一方で、被災地ではまだ様々な課題が残っていると思います。
復興が進む中にあっても、新しく築かれた地域社会に新たに人と人とのつながりを培っていく上では課題も多いと聞きます。
家族や友人など親しい人を亡くしたり、あるいは住まいや仕事を失い、地域の人々と離れ離れになったりするなど生活環境が一変し、苦労を重ねている人々のことを思うと心が痛みます。
また、原子力発電所の事故の影響により、人々がいまだに自らの家に帰還できない地域や、帰還が始まったばかりの地域があり、農林水産業への風評被害の問題も残されています。
高齢者や子供たちを含め、被災された方々の心の傷を癒やし、心身の健康を見守っていくことも大切であると感じます。
今後、困難な状況にある人々が、誰一人取り残されることなく、一日でも早く平穏な日常の暮らしを取り戻すことができるように、復興の歩みが着実に実を結んでいくよう、これからも私たち皆が心を合わせて、被災した地域の人々に末永く寄り添っていくことが大切であると思います。
私も、皇后と共に、今後とも被災地の方々の声に耳を傾け、心を寄せ続けていきたいと思います。
先月にはマグニチュード七を超える地震が福島県沖で発生しました。
被災された皆さんに心からのお見舞いを申し上げます。
この地震は東日本大震災の余震と考えられており、このことからも、震災を過去のこととしてではなく、現在も続いていることとして捉えていく必要があると感じます。
我が国の歴史を振り返ると、巨大な自然災害は何度も発生しています。
過去の災害に遭遇した人々が、その都度、後世の私たちに残した貴重な記録も各地に残されています。
この度の大震災の大きな犠牲の下に学んだ教訓も、今後決して忘れることなく次の世代に語り継いでいくこと、そして災害の経験と教訓を忘れず、常に災害に備えておくことは極めて大切なことだと考えます。
そして、その教訓がいかされ、災害に強い国が築かれていくことを心から願っています。
今なお様々な困難を背負いながらも、その苦難を乗り越えようとたゆみない努力を続けている人々に思いを寄せ、安らかな日々が一日も早く戻ることを皆さんと共に願い、御霊への追悼の言葉といたします。
◎東日本大震災十周年追悼式 天皇陛下お言葉
2021.03.11 15:22 日テレ動画
https://www.news24.jp/nnn/news91gb731rwwwtbfnazx.html
◎【全編】東日本大震災十周年追悼式(2021年3月11日) 日テレ
https://www.youtube.com/watch?v=5inSLfIR9Kk
3/11(木) 17:43配信 時事通信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031101065&g=soc
政府主催では最後となる東日本大震災追悼式に11日、天皇、皇后両陛下が初めて出席された。
宮内庁によると、長女愛子さまはお住まいの赤坂御所で、上皇ご夫妻も仙洞仮御所で黙とうし、犠牲者に祈りをささげた。
この日、マスク姿の両陛下は午後2時46分の時報に合わせて「東日本大震災犠牲者之霊」と書かれた標柱に向かって頭を下げ、1分間黙とう。陛下は「今後とも被災地の方々の声に耳を傾け、心を寄せ続けていきたい」とお言葉を述べた。
追悼式には発生から5年の2016年まで上皇ご夫妻が欠かさず出席し、17年からは秋篠宮ご夫妻が引き継いだ。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大のため中止となったが、10年の節目で最後となる今年は十分な感染防止策を取った上で、初めて両陛下が臨んだ。
2021/03/11 21:47 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/shinsai311/news/20210311-OYT1T50242/
11日に東京・国立劇場で開かれた東日本大震災10年の追悼式に皇后さまと出席した天皇陛下は、被災地への変わらぬ思いと、震災の教訓を次世代に語り継いでいくことの大切さを語られた。側近によると、お言葉はこの10年間の被災地訪問を思い返し、皇后さまとともに直前まで推敲すいこうを重ねられた。
陛下は約6分間にわたるお言葉で、10年たった今も「被災地では様々な課題が残っている」と指摘された。復興で新たに築かれた地域社会で人と人とのつながりを培うことの難しさなどに言及。「苦労を重ねている人々のことを思うと心が痛みます」と述べられた。
これまで皇后さまと被災地を訪れる中で「復興が進んできたことを感じています」とし、多くの人たちの尽力とたゆみない努力に敬意を表された。
さらに巨大な自然災害が繰り返されてきた日本の歴史を振り返り、災害に遭遇した人たちの記録が各地に残されていることに言及。今回の大震災の犠牲の下に学んだ教訓を決して忘れることなく次世代に継承し、「常に災害に備えておくことは極めて大切」との考えを示された。
両陛下は皇太子夫妻時代、被災した岩手、宮城、福島の3県を3回ずつ訪問。避難所でひざをついて被災者を励まし、未来を担う若者らと交流されてきた。
今月4日には、震災10年にあたり、岩手県の被災者らとオンラインで懇談。今後、宮城、福島県のオンライン訪問も検討されている。
宮内庁によると、上皇ご夫妻は東京都港区高輪の仙洞せんとう仮御所で震災の発生時刻に合わせて黙とうされた。両陛下の長女愛子さまも赤坂御所で黙とうされた。
◎「決して忘れず、次世代に」 陛下、重ねた交流、被災地への思い込められ
2021.3.11 18:27 産経新聞
https://www.sankei.com/life/news/210311/lif2103110025-n1.html
「今なお脳裏から離れることはありません」-。天皇陛下は11日、政府主催の東日本大震災十周年追悼式に皇后さまとともに初めて臨席し、お言葉を述べられた。陛下は犠牲者に哀悼の意を表し、この10年の被災者の苦難と努力に思いをはせるとともに、災害の教訓を「次の世代に語り継いでいく」ことを願われた。
陛下はこれまでに計9回、東北3県の被災地をご訪問。病気療養中の皇后さまも、被災地訪問にはすべて同行されてきた。新型コロナウイルス禍の今年は、オンラインで10年目の被災地視察に臨まれている。
陛下はお言葉で、訪問を重ねる中で目にした被災地の「復興」と、人々の心の傷など、被災者との交流を通じて感じた「課題」の両面をご指摘。「私たち皆が心を合わせて、被災した地域の人々に末永く寄り添っていくことが大切」と述べ、譲位の前年まで被災地に足を運ばれた上皇さまの思いも引き継がれた。
お言葉には、先人が残した過去の災害の碑を訪ねるなど、研究を通じても震災に向き合われてきた陛下の防災、減災への強い思いもにじんだ。10年という節目にとらわれず、「大きな犠牲の下に学んだ教訓」を「今後決して忘れることなく」後世に語り継ぐことで、将来にわたって「災害に強い国」が築かれていくことを望まれた。
宮内庁によると、上皇ご夫妻は11日、お住まいの仙洞(せんとう)仮御所(東京都港区)で、地震発生時刻に合わせて黙祷された。