天皇皇后両陛下と敬宮愛子さまのニュースレポートです。詳細はコメント欄をご覧ください。
■敬宮愛子さま、ご成年ティアラは黒田清子さんから借用(11/06)
来月1日に二十歳の誕生日を迎え成年皇族となられる敬宮愛子さまの成年行事は、当日は平日で大学の授業があるため、1日と5日(日)の2回に分けて行われます。
宮内庁によると、成年皇族になった時に製作されるティアラは今回は新しく作らず、天皇陛下の妹で愛子さまの叔母にあたる黒田清子さんから借用されます。
両陛下は、コロナ禍で国民の暮らしに影響が生じていることを考え、愛子さまともご相談の上、製作を見送られたということです。
▲来月1日に二十歳の誕生日を迎え成年皇族となられる敬宮愛子さまに、女性皇族最高位の勲章である「宝冠大綬章」が授与される(11/16に閣議決定)
▲誕生日当日の来月1日には宮内庁長官ら職員からの祝賀を受けられる。5日は午前中に皇居の宮中三殿に参拝後、天皇陛下から勲章を授与され、午後には勲章とティアラをつけたローブデコルテの正装で天皇皇后両陛下と上皇ご夫妻に挨拶される。
▲ティアラは新しく作らず、天皇陛下の妹で愛子さまの叔母にあたる黒田清子さんから借用される。黒田さんのティアラは当時の天皇ご一家の生活費の中から費用を出して作られたため、結婚後も国に返還されず黒田清子さんの所有となっている。
▲眞子さんが成人した時に製作されたティアラ一式の費用はおよそ2800円万円で、結婚により国に返還され宮内庁が保管している。両陛下はコロナ禍で国民の暮らしに影響が生じていることを考え、製作を見送られた。
画像出所:日テレ、TBS、テレ朝の動画(下記)より
◎愛子さま来月5日の成年行事でティアラ姿も 日テレ 2021/11/16 10:16
https://www.news24.jp/articles/2021/11/16/07975233.html
◎愛子さま ティアラ新調せず 成年行事で黒田清子さんのティアラ借用 TBS 2021/11/16 10:24
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4406034.html
◎20歳になられる愛子さま 12月5日に成年行事 黒田清子さんのティアラ着用で両陛下にご挨拶へ FNN 2021/11/16 午後0:03
https://www.fnn.jp/articles/-/270864
◎愛子さま来月1日に20歳に 祝賀行事2日に分けて実施 テレ朝 2021/11/16 10:58
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000235260.html
◎愛子さま“成年行事” ティアラ製作見送りの理由 テレ朝 2021/11/16 18:38
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000235324.html
■天皇陛下、春と秋の叙勲(大綬章)親授式で勲章手渡す(11/09)
天皇陛下は11月9日午前、皇居・宮殿で行われた「大綬章」の親授式にのぞまれました。
今回は、新型コロナの影響で延期されていた春と合同の叙勲式で、春と秋の大綬章受章者あわせて8人が出席。
天皇陛下は「長年それぞれの務めに励まれ、国や社会のために、また人々のために尽くしてこられたことに深く感謝いたします」と述べられた後、
受章者に歩み寄り、ひとりずつに労いの言葉をかけられました。
このお声かけは陛下のお気持ちにより、今年から始まったものです。
その後、受章者たちは勲章を身につけ、記念撮影に臨みました。
▲陛下は、春と秋の大綬章受章者あわせて8人に「旭日大綬章」を手渡された(皇居・宮殿)
▲陛下はその後、勲章を着用した受章者と面会。祝福の言葉を述べられた。
▲陛下は受章者にひとりずつ歩み寄り、労いの言葉をかけられた。陛下のお気持ちにより、今年から始まったもの
▲勲章を身につけて記念撮影にのぞむ受章者たち
画像出所:日テレ(2021/11/09)配信動画より
◎「大綬章」親授式 天皇陛下が勲章を手渡す 日テレ 2021/11/09
https://www.news24.jp/articles/2021/11/09/07971397.html
◎春と秋の叙勲の大綬章親授式 TBS 2021/11/09
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4401006.html
◎陛下 大綬章親授式にご出席 日本医師会 横倉氏ら受章 FNN 2021/11/09
https://www.fnn.jp/articles/-/267083
◎「春と秋の叙勲」皇居で親授式 森田健作氏ら重光章 テレ朝 2021/11/09
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000234570.html
■両陛下、敬老の日にちなみ静岡の高齢者施設とオンライン交流(11/08)
天皇皇后両陛下は11月8日午後、静岡県伊東市の介護センターと皇居をオンラインで結び、
絵手紙やスポーツの「ボッチャ」などの活動をしている様子をご覧になり、利用者たちと懇談されました。
両陛下は敬老の日にちなんだ公務として、毎年この時期に高齢者施設を訪問されています。
▲皇居と静岡県伊東市の介護センターをオンラインで結んで訪問
▲介護センターの社員には東京パラリンピックの「ボッチャ」金メダリストの杉村英孝選手がいて、両陛下はお祝いを伝えられた。
▲絵手紙を見た陛下「何とも言えない温かみがあり、もらった方はうれしいと思う」
皇后さま「細かいところまで描かれていて、緻密ですね。元々絵はお好きですか」
▲城谷美智子さん「絵手紙のことやら、64歳からパソコンやってますということでお話しましたんですが、
余計なことだったかなと思いながら。いい経験と思って、とてもうれしく思っています」
▲市川義尋さん「陛下もボッチャをやりたいと」
市職員「これからの励みになりますか?」市川さん「いいですね。もう一度やってみたいなぁ(笑)」
画像出所:静岡朝日テレビ(2021/11/08)配信動画より
◎両陛下 高齢者らとオンラインで交流 日テレ 2021/11/08
https://www.news24.jp/articles/2021/11/08/07970851.html
◎「陛下もボッチャをやりたいと…」天皇皇后両陛下がオンラインで介護施設の利用者と交流 ボッチャや絵手紙づくりをご視察 静岡・伊東市 静岡朝日テレビ 2021/11/08
https://look.satv.co.jp/_ct/17494455
■雅子さまご懐妊時の主治医・堤治氏が明かす「愛子さまご誕生秘話」「両陛下のお人柄」(11/05)
20年前、雅子さまご懐妊を成功に導いた主治医の堤治(つつみ・おさむ)氏(順和会山王病院名誉病院長)が、愛子さまのご出産に立ちあった時のエピソードや、天皇皇后両陛下のお人柄などについて執筆しています。
初めて聞く主治医ならではのお話に、SNSにはさっそく感動の声が!
◎【特別寄稿】陛下「性別は出産後のお楽しみに」妊婦健診は両陛下お揃いで...愛子さまご誕生秘話
FNNプライムオンライン(2021/11/05)
https://www.fnn.jp/articles/-/218607
◎皇后雅子さま「お産がとても楽しかった」 愛子さまの産声が響き渡ったその時…~祝愛子さま御成年 20年前のご誕生秘話~
FNNプライムオンライン (2021/11/05)
https://www.fnn.jp/articles/-/250069
■両陛下、加山雄三さんら文化功労者と面会(11/04)
11月4日午前、今年度の文化功労者に加山雄三さんら21人が選ばれ、顕彰状を手渡されました。
同日午後、そのうちの14人が皇居・宮殿で天皇皇后両陛下と面会しました。
▲今年度の文化功労者21人がのうち14人が皇居・宮殿で天皇皇后両陛下と面会しました。
▲天皇陛下は「体を大切にされ、今後ともそれぞれの分野の発展のために力を尽くされますよう願っています」と、お言葉をかけられました。
▲加山雄三さん「これを励みにして、余生いくらもないんだけど、これからも頑張っていきたい」
画像出所:テレ朝(11/4 17:55配信)動画より
◎文化功労者に加山雄三さんら「これを励みにして…」テレ朝 11/4(木)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000234167.html
【文化功労者】業績と略歴(五十音順、敬称略)
青柳正規(あおやぎ・まさのり)美術史家。古代ローマ時代の建築、美術、文化を研究し、その変遷と地域的特質を解明。76歳。
豊竹咲太夫(とよたけ・さきたゆう、本名生田陽三=いくた・ようぞう)人形浄瑠璃文楽太夫。時代物から世話物まで幅広い芸域を持つ。77歳。
加山雄三(かやま・ゆうぞう、本名池端直亮=いけはた・なおあき)俳優・歌手。「若大将」シリーズなど多くの映画に出演し、歌手でも活躍。84歳。
石毛直道(いしげ・なおみち)国立民族学博物館名誉教授。文化人類学の分野において食文化研究という新たな領域を切り開いた。83歳。
内田伸子(うちだ・のぶこ)お茶の水女子大名誉教授。心理学の分野で、主に子どもの発達段階に着眼した研究に取り組んだ。75歳。
大島弓子(おおしま・ゆみこ)漫画家。複雑な内面を持った存在感のある登場人物を次々と生み出した。代表作は「ミモザ館でつかまえて」「綿の国星」など。74歳。
唐十郎(から・じゅうろう、本名大靏義英=おおつる・よしひで)劇作家・演出家。前衛的な活動が現代演劇に多大な影響を与えた。81歳。
川合真紀(かわい・まき)分子科学研究所長。走査トンネル顕微鏡を用いた単分子化学反応の実現などで世界をリードする業績。69歳。
鈴木厚人(すずき・あつと)岩手県立大学長。ニュートリノに質量があることを証明するなど素粒子物理学の発展に多大な貢献。75歳。
須田立雄(すだ・たつお)昭和大名誉教授。基礎歯学・生化学の分野において、日本の骨代謝研究を黎明(れいめい)期から支えた。86歳。
谷口吉生(たにぐち・よしお)建築家。建築の内外に芸術作品を配置し、メッセージ性を高めた絶妙な建築空間を生み出した。84歳。
富野由悠季(とみの・よしゆき、本名富野喜幸)アニメーション映画監督・原作者。テレビアニメ「機動戦士ガンダム」を発表。79歳。
中谷雄英(なかたに・たけひで)元全日本柔道連盟理事。1964年東京五輪で金メダルを獲得。指導者としても国際的に活躍した。80歳。
中村祐輔(なかむら・ゆうすけ)東京大名誉教授。ゲノム解析的手法に基づくがん抑制遺伝子研究などを推進し、世界的に貢献した。68歳。
西川扇蔵(にしかわ・せんぞう)日本舞踊家。歌舞伎舞踊の道一筋に生き、古典作品や創作舞踊にめざましい活躍を示した。93歳。
堀威夫(ほり・たけお)芸能プロモーター。芸能事務所を設立し、山口百恵さんら数々のスターを発掘、育成した。89歳。
松岡享子(まつおか・きょうこ)児童文学者。200作を超える児童書を手掛け、学校や図書館での語りや読み聞かせ活動にも尽力。86歳。
森野泰明(もりの・たいめい、本名もりの・ひろあき)陶芸家。艶をおさえた色感と抽象的な文様が特徴で、国際的にも高い評価を得た。87歳。
山上路夫(やまがみ・みちお)作詞家。幾多の名曲を世に送り出し、「翼をください」は合唱曲の定番として国民に親しまれる。85歳。
山口仲美(やまぐち・なかみ)埼玉大名誉教授。語彙の研究で擬音語・擬態語に注目し、日本の文化史を映し出すものだと示した。78歳。
◎2021年度の文化勲章受章者・功労者 主な業績(日本経済新聞社2021/10/26)より
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE258RO0V21C21A0000000/
■天皇陛下、文化勲章親授式でお祝いのおことば(11/03)
天皇陛下は文化の日の3日、皇居・宮殿の「松の間」で文化勲章親授式にのぞまれました。
今年度の文化勲章の受章者は、元プロ野球選手の長嶋茂雄さん(85)、気象学・気候学の分野でノーベル物理学賞に選ばれた真鍋淑郎さん(90)、歌舞伎俳優として人間国宝にも認定されている尾上菊五郎さん(79)、DNAの複製や染色体に関する研究で優れた業績を上げた岡崎恒子さん(88)、長歌と短歌を組み合わせた「組歌」の創作にも取り組んだ歌人の岡野弘彦さん(97)、アフリカ文化の研究で優れた業績を上げた川田順造さん(87)、洋画家の絹谷幸二さん(78)、先月87歳で亡くなった舞踊家の牧阿佐美さん、数学の代数幾何学の分野で歴史的な業績を上げた森重文さん(70)の9人。
例年、両陛下が受章者らを招いて催される茶会は、コロナ禍により昨年は中止されましたが、今年も同じく行われないということです。
▲天皇陛下から出席した6人の受章者に橘の花に勾玉をあしらった文化勲章が贈られた。
▲受章者を代表して岡野さんが挨拶「それぞれの分野において一層の精進を重ねる決意です」
天皇陛下のとお祝いの言葉「長年努力を重ね、大きな業績をおさめ、文化の向上に尽くされたことを、まことに喜ばしく思います」
▲式の後、文化勲章をつけて宮殿の前で記念撮影する受章者たち
画像出所:NHK NEWS WEB(2021/11/03 12:17配信)の動画より
◎文化勲章の親授式 長嶋茂雄さんらが受章 NHK 2021/11/03
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211103/k10013333081000.html
◎陛下「私も野球の経験があるのでうれしい」、ミスターに文化勲章…居酒屋で偶然会う不思議な縁も 読売新聞 2021/11/04 05:00
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20211104-OYT1T50017/
■敬宮愛子さま、ご成年ティアラは黒田清子さんから借用(11/06)
来月1日に二十歳の誕生日を迎え成年皇族となられる敬宮愛子さまの成年行事は、当日は平日で大学の授業があるため、1日と5日(日)の2回に分けて行われます。
宮内庁によると、成年皇族になった時に製作されるティアラは今回は新しく作らず、天皇陛下の妹で愛子さまの叔母にあたる黒田清子さんから借用されます。
両陛下は、コロナ禍で国民の暮らしに影響が生じていることを考え、愛子さまともご相談の上、製作を見送られたということです。
▲来月1日に二十歳の誕生日を迎え成年皇族となられる敬宮愛子さまに、女性皇族最高位の勲章である「宝冠大綬章」が授与される(11/16に閣議決定)
▲誕生日当日の来月1日には宮内庁長官ら職員からの祝賀を受けられる。5日は午前中に皇居の宮中三殿に参拝後、天皇陛下から勲章を授与され、午後には勲章とティアラをつけたローブデコルテの正装で天皇皇后両陛下と上皇ご夫妻に挨拶される。
▲ティアラは新しく作らず、天皇陛下の妹で愛子さまの叔母にあたる黒田清子さんから借用される。黒田さんのティアラは当時の天皇ご一家の生活費の中から費用を出して作られたため、結婚後も国に返還されず黒田清子さんの所有となっている。
▲眞子さんが成人した時に製作されたティアラ一式の費用はおよそ2800円万円で、結婚により国に返還され宮内庁が保管している。両陛下はコロナ禍で国民の暮らしに影響が生じていることを考え、製作を見送られた。
画像出所:日テレ、TBS、テレ朝の動画(下記)より
◎愛子さま来月5日の成年行事でティアラ姿も 日テレ 2021/11/16 10:16
https://www.news24.jp/articles/2021/11/16/07975233.html
◎愛子さま ティアラ新調せず 成年行事で黒田清子さんのティアラ借用 TBS 2021/11/16 10:24
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4406034.html
◎20歳になられる愛子さま 12月5日に成年行事 黒田清子さんのティアラ着用で両陛下にご挨拶へ FNN 2021/11/16 午後0:03
https://www.fnn.jp/articles/-/270864
◎愛子さま来月1日に20歳に 祝賀行事2日に分けて実施 テレ朝 2021/11/16 10:58
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000235260.html
◎愛子さま“成年行事” ティアラ製作見送りの理由 テレ朝 2021/11/16 18:38
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000235324.html
■天皇陛下、春と秋の叙勲(大綬章)親授式で勲章手渡す(11/09)
天皇陛下は11月9日午前、皇居・宮殿で行われた「大綬章」の親授式にのぞまれました。
今回は、新型コロナの影響で延期されていた春と合同の叙勲式で、春と秋の大綬章受章者あわせて8人が出席。
天皇陛下は「長年それぞれの務めに励まれ、国や社会のために、また人々のために尽くしてこられたことに深く感謝いたします」と述べられた後、
受章者に歩み寄り、ひとりずつに労いの言葉をかけられました。
このお声かけは陛下のお気持ちにより、今年から始まったものです。
その後、受章者たちは勲章を身につけ、記念撮影に臨みました。
▲陛下は、春と秋の大綬章受章者あわせて8人に「旭日大綬章」を手渡された(皇居・宮殿)
▲陛下はその後、勲章を着用した受章者と面会。祝福の言葉を述べられた。
▲陛下は受章者にひとりずつ歩み寄り、労いの言葉をかけられた。陛下のお気持ちにより、今年から始まったもの
▲勲章を身につけて記念撮影にのぞむ受章者たち
画像出所:日テレ(2021/11/09)配信動画より
◎「大綬章」親授式 天皇陛下が勲章を手渡す 日テレ 2021/11/09
https://www.news24.jp/articles/2021/11/09/07971397.html
◎春と秋の叙勲の大綬章親授式 TBS 2021/11/09
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4401006.html
◎陛下 大綬章親授式にご出席 日本医師会 横倉氏ら受章 FNN 2021/11/09
https://www.fnn.jp/articles/-/267083
◎「春と秋の叙勲」皇居で親授式 森田健作氏ら重光章 テレ朝 2021/11/09
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000234570.html
■両陛下、敬老の日にちなみ静岡の高齢者施設とオンライン交流(11/08)
天皇皇后両陛下は11月8日午後、静岡県伊東市の介護センターと皇居をオンラインで結び、
絵手紙やスポーツの「ボッチャ」などの活動をしている様子をご覧になり、利用者たちと懇談されました。
両陛下は敬老の日にちなんだ公務として、毎年この時期に高齢者施設を訪問されています。
▲皇居と静岡県伊東市の介護センターをオンラインで結んで訪問
▲介護センターの社員には東京パラリンピックの「ボッチャ」金メダリストの杉村英孝選手がいて、両陛下はお祝いを伝えられた。
▲絵手紙を見た陛下「何とも言えない温かみがあり、もらった方はうれしいと思う」
皇后さま「細かいところまで描かれていて、緻密ですね。元々絵はお好きですか」
▲城谷美智子さん「絵手紙のことやら、64歳からパソコンやってますということでお話しましたんですが、
余計なことだったかなと思いながら。いい経験と思って、とてもうれしく思っています」
▲市川義尋さん「陛下もボッチャをやりたいと」
市職員「これからの励みになりますか?」市川さん「いいですね。もう一度やってみたいなぁ(笑)」
画像出所:静岡朝日テレビ(2021/11/08)配信動画より
◎両陛下 高齢者らとオンラインで交流 日テレ 2021/11/08
https://www.news24.jp/articles/2021/11/08/07970851.html
◎「陛下もボッチャをやりたいと…」天皇皇后両陛下がオンラインで介護施設の利用者と交流 ボッチャや絵手紙づくりをご視察 静岡・伊東市 静岡朝日テレビ 2021/11/08
https://look.satv.co.jp/_ct/17494455
■雅子さまご懐妊時の主治医・堤治氏が明かす「愛子さまご誕生秘話」「両陛下のお人柄」(11/05)
20年前、雅子さまご懐妊を成功に導いた主治医の堤治(つつみ・おさむ)氏(順和会山王病院名誉病院長)が、愛子さまのご出産に立ちあった時のエピソードや、天皇皇后両陛下のお人柄などについて執筆しています。
初めて聞く主治医ならではのお話に、SNSにはさっそく感動の声が!
◎【特別寄稿】陛下「性別は出産後のお楽しみに」妊婦健診は両陛下お揃いで...愛子さまご誕生秘話
FNNプライムオンライン(2021/11/05)
https://www.fnn.jp/articles/-/218607
◎皇后雅子さま「お産がとても楽しかった」 愛子さまの産声が響き渡ったその時…~祝愛子さま御成年 20年前のご誕生秘話~
FNNプライムオンライン (2021/11/05)
https://www.fnn.jp/articles/-/250069
■両陛下、加山雄三さんら文化功労者と面会(11/04)
11月4日午前、今年度の文化功労者に加山雄三さんら21人が選ばれ、顕彰状を手渡されました。
同日午後、そのうちの14人が皇居・宮殿で天皇皇后両陛下と面会しました。
▲今年度の文化功労者21人がのうち14人が皇居・宮殿で天皇皇后両陛下と面会しました。
▲天皇陛下は「体を大切にされ、今後ともそれぞれの分野の発展のために力を尽くされますよう願っています」と、お言葉をかけられました。
▲加山雄三さん「これを励みにして、余生いくらもないんだけど、これからも頑張っていきたい」
画像出所:テレ朝(11/4 17:55配信)動画より
◎文化功労者に加山雄三さんら「これを励みにして…」テレ朝 11/4(木)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000234167.html
【文化功労者】業績と略歴(五十音順、敬称略)
青柳正規(あおやぎ・まさのり)美術史家。古代ローマ時代の建築、美術、文化を研究し、その変遷と地域的特質を解明。76歳。
豊竹咲太夫(とよたけ・さきたゆう、本名生田陽三=いくた・ようぞう)人形浄瑠璃文楽太夫。時代物から世話物まで幅広い芸域を持つ。77歳。
加山雄三(かやま・ゆうぞう、本名池端直亮=いけはた・なおあき)俳優・歌手。「若大将」シリーズなど多くの映画に出演し、歌手でも活躍。84歳。
石毛直道(いしげ・なおみち)国立民族学博物館名誉教授。文化人類学の分野において食文化研究という新たな領域を切り開いた。83歳。
内田伸子(うちだ・のぶこ)お茶の水女子大名誉教授。心理学の分野で、主に子どもの発達段階に着眼した研究に取り組んだ。75歳。
大島弓子(おおしま・ゆみこ)漫画家。複雑な内面を持った存在感のある登場人物を次々と生み出した。代表作は「ミモザ館でつかまえて」「綿の国星」など。74歳。
唐十郎(から・じゅうろう、本名大靏義英=おおつる・よしひで)劇作家・演出家。前衛的な活動が現代演劇に多大な影響を与えた。81歳。
川合真紀(かわい・まき)分子科学研究所長。走査トンネル顕微鏡を用いた単分子化学反応の実現などで世界をリードする業績。69歳。
鈴木厚人(すずき・あつと)岩手県立大学長。ニュートリノに質量があることを証明するなど素粒子物理学の発展に多大な貢献。75歳。
須田立雄(すだ・たつお)昭和大名誉教授。基礎歯学・生化学の分野において、日本の骨代謝研究を黎明(れいめい)期から支えた。86歳。
谷口吉生(たにぐち・よしお)建築家。建築の内外に芸術作品を配置し、メッセージ性を高めた絶妙な建築空間を生み出した。84歳。
富野由悠季(とみの・よしゆき、本名富野喜幸)アニメーション映画監督・原作者。テレビアニメ「機動戦士ガンダム」を発表。79歳。
中谷雄英(なかたに・たけひで)元全日本柔道連盟理事。1964年東京五輪で金メダルを獲得。指導者としても国際的に活躍した。80歳。
中村祐輔(なかむら・ゆうすけ)東京大名誉教授。ゲノム解析的手法に基づくがん抑制遺伝子研究などを推進し、世界的に貢献した。68歳。
西川扇蔵(にしかわ・せんぞう)日本舞踊家。歌舞伎舞踊の道一筋に生き、古典作品や創作舞踊にめざましい活躍を示した。93歳。
堀威夫(ほり・たけお)芸能プロモーター。芸能事務所を設立し、山口百恵さんら数々のスターを発掘、育成した。89歳。
松岡享子(まつおか・きょうこ)児童文学者。200作を超える児童書を手掛け、学校や図書館での語りや読み聞かせ活動にも尽力。86歳。
森野泰明(もりの・たいめい、本名もりの・ひろあき)陶芸家。艶をおさえた色感と抽象的な文様が特徴で、国際的にも高い評価を得た。87歳。
山上路夫(やまがみ・みちお)作詞家。幾多の名曲を世に送り出し、「翼をください」は合唱曲の定番として国民に親しまれる。85歳。
山口仲美(やまぐち・なかみ)埼玉大名誉教授。語彙の研究で擬音語・擬態語に注目し、日本の文化史を映し出すものだと示した。78歳。
◎2021年度の文化勲章受章者・功労者 主な業績(日本経済新聞社2021/10/26)より
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE258RO0V21C21A0000000/
■天皇陛下、文化勲章親授式でお祝いのおことば(11/03)
天皇陛下は文化の日の3日、皇居・宮殿の「松の間」で文化勲章親授式にのぞまれました。
今年度の文化勲章の受章者は、元プロ野球選手の長嶋茂雄さん(85)、気象学・気候学の分野でノーベル物理学賞に選ばれた真鍋淑郎さん(90)、歌舞伎俳優として人間国宝にも認定されている尾上菊五郎さん(79)、DNAの複製や染色体に関する研究で優れた業績を上げた岡崎恒子さん(88)、長歌と短歌を組み合わせた「組歌」の創作にも取り組んだ歌人の岡野弘彦さん(97)、アフリカ文化の研究で優れた業績を上げた川田順造さん(87)、洋画家の絹谷幸二さん(78)、先月87歳で亡くなった舞踊家の牧阿佐美さん、数学の代数幾何学の分野で歴史的な業績を上げた森重文さん(70)の9人。
例年、両陛下が受章者らを招いて催される茶会は、コロナ禍により昨年は中止されましたが、今年も同じく行われないということです。
▲天皇陛下から出席した6人の受章者に橘の花に勾玉をあしらった文化勲章が贈られた。
▲受章者を代表して岡野さんが挨拶「それぞれの分野において一層の精進を重ねる決意です」
天皇陛下のとお祝いの言葉「長年努力を重ね、大きな業績をおさめ、文化の向上に尽くされたことを、まことに喜ばしく思います」
▲式の後、文化勲章をつけて宮殿の前で記念撮影する受章者たち
画像出所:NHK NEWS WEB(2021/11/03 12:17配信)の動画より
◎文化勲章の親授式 長嶋茂雄さんらが受章 NHK 2021/11/03
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211103/k10013333081000.html
◎陛下「私も野球の経験があるのでうれしい」、ミスターに文化勲章…居酒屋で偶然会う不思議な縁も 読売新聞 2021/11/04 05:00
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20211104-OYT1T50017/
◎文化勲章の親授式 長嶋茂雄さんらが受章
2021年11月3日 12時17分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211103/k10013333081000.html
文化の日の3日、皇居で長嶋茂雄さんらに天皇陛下から文化勲章が贈られました。
今年度の文化勲章の受章者は、
▽国民的ヒーローとして野球界の発展に尽力した元プロ野球選手の長嶋茂雄さん(85)
▽気象学・気候学の分野で世界をリードする業績を上げ、ことしのノーベル物理学賞に選ばれた真鍋淑郎さん(90)
▽歌舞伎俳優としていわゆる人間国宝にも認定されている尾上菊五郎さん(79)
▽DNAの複製や染色体に関する研究で優れた業績を上げた、名古屋大学名誉教授の岡崎恒子さん(88)
▽長歌と短歌を組み合わせた「組歌」の創作にも取り組んだ歌人の岡野弘彦さん(97)
▽アフリカ文化の研究で優れた業績を上げた、東京外国語大学と広島市立大学の名誉教授の川田順造さん(87)
▽長野オリンピックの公式ポスターの原画も手がけた、洋画家の絹谷幸二さん(78)
▽新国立劇場の舞踊芸術監督などを務め、先月87歳で亡くなった舞踊家の牧阿佐美さん
▽数学の代数幾何学の分野で歴史的な業績を上げた、京都大学高等研究院長で特別教授の森重文さん(70)の9人です。
文化勲章の親授式は、皇居・宮殿の「松の間」で行われ、天皇陛下から出席した6人の受章者に橘の花に勾玉をあしらった文化勲章が贈られました。
このあと、受章者を代表して岡野さんが、「それぞれの分野において一層の精進を重ねる決意です」とあいさつしました。
天皇陛下は「長年努力を重ね、大きな業績をおさめ、文化の向上に尽くされたことを、まことに喜ばしく思います」とお祝いのことばを述べられました。
式のあと、受章者たちは文化勲章をつけて宮殿の前で記念撮影を行いました。
皇居では、例年、天皇皇后両陛下が受章者らを招いて茶会を催されますが、コロナ禍の状況も踏まえ、ことしも去年に続いて行われないということです。
11/4(木) 17:55配信 テレ朝
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000234167.html
歌手で俳優の加山雄三さん(84)らが文化功労者として表彰されました。
加山雄三さん:「これを励みにして、余生いくらもないんだけど、これからも頑張っていきたい」
今年度の文化功労者には加山雄三さんら21人が選ばれ、4日に顕彰状を手渡されました。
午後、そのうちの14人が皇居・宮殿で天皇皇后両陛下と面会しました。
天皇陛下は「体を大切にされ、今後ともそれぞれの分野の発展のために力を尽くされますよう願っています」と、お言葉を掛けられました。
2021/11/04 05:00 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20211104-OYT1T50017/
皇居・宮殿で3日に行われた文化勲章親授式。天皇陛下は出席した受章者6人に声をかけ、読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さん(85)には「おめでとうございます。本当に良かったです」と受章を喜ばれた。
「私も野球の経験があるのでうれしいです。雅子からもよろしくと言われています」。親授式に続いて行われた受章者との面会で、陛下は車椅子に座る長嶋さんににこやかに声をかけられた。
陛下は、幼い頃から野球が好きで、1970年11月1日の読売新聞朝刊には、当時10歳の陛下が東京球場で日本シリーズ・巨人対ロッテ戦を同級生と観戦し、長嶋さんのホームランに大喜びされたと書かれている。皇太子時代の92年には、東京都内の居酒屋で長嶋さんと偶然会い、野球談議に花を咲かせられた。
皇后さまとのゆかりもある。私立田園調布 雙葉ふたば 中学時代の同級生によると、ソフトボール部に所属していた皇后さまが学校近くの多摩川の河川敷に巨人の練習を見に行った際、長嶋さんから「君たちは雙葉だね」と声をかけられ、感動されたという。
長嶋さんは3日、皇居に付き添った次女三奈さんを通じ、「天皇として立派なお姿を拝見してうれしく思いました。これから、より一層、野球界のために一生懸命頑張っていきたい」とのコメントを出した。
今年度の受章者には、昭和天皇をはじめ皇室の和歌の相談役を長年務めた歌人岡野弘彦さん(97)も選ばれた。この日の陛下との面会で、岡野さんは出席者を代表してあいさつをし、〈 九十七ここのそじなな つの 齢よはひ たまわりて今日 寿ことほぎ の歌たてまつる〉と和歌を披露した。式後の記者会見では「本当にありがたいこと。今日の栄誉を胸に刻んでおきたいと思います」と語った。
11/5(金) 11:31配信 FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/articles/-/218607
愛子さまは健やかに成長され2021年12月1日には20歳を迎えられます。愛子さまの「成年行事」は12月5日に行うことが検討されています。1カ月前にあたり、愛子さまのご出産という慶事に立ち会わせて頂いた時のエピソードや天皇皇后両陛下のお人柄などをこの機会に寄稿させて頂きます。
〇仲睦まじい両陛下
平成13年東宮職御用掛として妊娠中からご出産までお側にお仕えして、ありがたく思ったことの一つに、皇后雅子さまの定期的な妊婦健診に、陛下がご一緒に宮内庁病院にお越しくださったことがあります。ご夫婦そろって超音波画像も見て頂き、はじめは小さな点のようにしか見えない生命が育っていく過程をおふたりで見守られていました。
お腹の中の赤ちゃんが大きく成長して活発に運動する仕草をお二人が嬉しそうにご覧になって、お互いの目を見つめられアイコンタクトでお気持ちを通じ合わされているお姿に、お二人の仲睦まじさを目の当たりにしました。
当時はまだ、妊婦健診は妊娠した女性が定期的に産婦人科を受診するものという考えが一般的でした。公務ご多忙な陛下が健診に同行されることに批判的なメディアもありましたが、陛下が動揺されることはありませんでした。皇后さまの健康に気を配り、皇后さまを守るという強いお心の表れで、雅子さまはお幸せだと感じました。
近年、妊婦健診はご夫婦で受けるという風潮が定着してきています。山王病院で私が拝見する妊婦さんの多くがご主人と一緒に来院され、ご主人は胎児の超音波像を見て父性に目覚めています。これは陛下が、妊娠出産は夫婦がともに協力すべきもので、大事な健診も夫婦で受けるべきものと、身をもって示してくださったといっても過言ではないでしょう。
〇陛下の思いやり
陛下の思いやりや深いお考えを身近に感じたのは健診だけではありません。性別の告知もその一つです。性別は、調べようとすれば超音波検査で妊娠の比較的早期に知ることができます。性別を知らせるか否かはご夫婦のお考えにより対応します。10組のご夫婦に尋ねると1組か2組の方は「教えないでください。出産の時の楽しみにします」とおっしゃいます。
陛下にご確認すると、性別を調べ知らせる必要はないとおっしゃられました。妊娠中、だれにも性別については申し上げることなく、出産後に初めてお二人に内親王様(女児)が誕生されたことをお知らせいたしました。皇后さまのご妊娠期間中に、女性天皇、女系天皇の議論があり、妊娠中に性別を知ることは皇后さまのご負担になることのではないかというご配慮であり、陛下の雅子さまへの思いやりであったと拝察するものです。
愛子さまはご誕生後、退院まで宮内庁病院の新生児室で過ごされました。陛下は何度か足をお運びくださり、日々変化する愛子さまの表情をご覧頂きました。ある日、ふと愛子さまが眠るベビーベッドの「コット(足のついたワゴンのような新生児用のベビーベッド)」を指して、陛下が私に、「このコットは私が使っていたものなのです。覚えてはいませんけどね。」と懐かしそうにそして少しお茶目な表情でお話しくださいました。
なんの変哲もないコットですが、素朴で、ものを大事にする皇室の精神をみたような気がいたしました。そしてまた、周囲のものの緊張を和らげる思いやりのあるお言葉とありがたく思いました。
〇雅子さまのお人柄
雅子さまはキャリア官僚として活躍の後、平成5年にご成婚、皇室に入られました。その後メディアを通じて外国の要人と通訳を介さず快活にお話されるお姿などを拝見しておりましたが、お人柄については知るよしもありませんでした。御用掛として初めてお目にかかった時は緊張したものですが、雅子さまはにこやかに優しく接してくださり、医師に対する敬意と信頼の表情も見せてくださり安心致しました。
陛下から皇族であるからと言って特別な対応はしないで欲しいと言われており、「お産と受験は勉強が大事です」と申し上げ、妊娠や分娩の仕組みをご説明させて頂きました。その後も妊娠各時期に体に起こる変化やご注意いただくべきことを申し上げご理解いただきました。雅子さまは几帳面にメモをとられ熱心にお聞きくださり、鋭いご質問も頂き、何事にも真面目に取り組むお人柄を垣間見た思いがいたしました。
〇お勉強熱心な雅子さま
ご出産の参考になればと思い、私が監修した『初めての妊娠』(SSコミュニケーションズ)をお渡ししてありました。ある健診の時「私のこどもは普通より小さいのですか?」というご質問がありました。
検査では、超音波で頭から頭臀長(頭から御尻までの長さ)を測定します。そのため健診での3.5cmに対して、テキストでは足の長さが加わった身長で5cmと示しており、差が生じます。雅子さまはテキストを全部読み込んで頭に入れておられて、質問されたのです。説明不足をお詫びしご理解頂きましたが、雅子さまの熱心さにこちらの身が縮む思いがしました。
皇后さまは、お散歩やエクササイズも、妊娠各時期に行って頂きたい内容をお伝えすると、きっちりとその通りにこなされました。散歩を30分と言えば、ストップウォッチではかったかのようにしっかり30分散歩をされ、模範的な妊婦生活を送られました。37歳11か月での出産ですから医学的には高齢出産になるわけですが、妊娠中からご夫婦仲良く、体調管理にも励まれ模範的な妊婦生活を送られた事が理想的な安産に結びついたと思われます。
〇いたずらっぽい笑顔で優しいお気遣い
お住まいの東宮御所に伺う際は、自分の車を運転して参上するのが常でした。ある晩、普段通らない道を遠回りしたところ、思いがけず道を踏み外しつまり脱輪してしまいました。前にも後ろにも進めず暗い夜道を歩き、東宮職の方に助けを求め大勢の方に車を助け出してもらったことがあります。
誰が報告したのでしょうか。次にお目にかかった際、陛下は知らぬ顔をされていましたが、皇后さまは「脱輪したんですって」といたずらっぽくお尋ねになり、微笑まれました。お恥ずかしい話ですが、皇后さまは周囲の者の行動にも優しく気を配っておられ、お気遣い頂いたものと前向きに解釈させていただきました。
〇愛子さまご誕生
ご出産に先立って宮内庁病院に「LDR室」を用意して頂きました。Lは陣痛のLaboure、Dは分娩のDelivery、Rは回復のRecoveryを意味します。従来日本では、分娩が開始すると陣痛室で待機、いざお産という時には分娩室に移り、分娩後には回復室で観察するというスタイルが主流でした。お産を管理する側には便利ですが、その都度移動する産婦さんには負担になります。LDR室ではアットホームな雰囲気の中、ご主人も立ち会って陣痛から分娩後の回復まで一つの部屋で過ごすことができます。
ちなみに当時は産婦人科医の中でもLDRに理解が十分でなく、宮内庁がLDRをプレスリリースし、その後日本でもLDRが広まるきっかけになりました。いいかえれば雅子さまの分娩が今では当たり前になっているLDR普及の先鞭をつけたといえましょう。
11月30日深夜雅子さまは陛下に伴われ、多くのカメラや記者が待っている半蔵門を笑顔で手を振りながら宮内庁病院に入院されました。翌12月1日午前中に陣痛が始まってLDR室にお入りになり、陛下も陣痛の痛みを和らげるようにお側で雅子さまを励まされました。いよいよ分娩という時には、別室に待機頂きました。
(#2 後編『皇后雅子さま「お産がとても楽しかった」 愛子さまの産声が響き渡ったその時・・・』に続く)
【執筆:医療法人財団順和会山王病院 堤治名誉病院長】
11/5(金) 11:31配信 FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/articles/-/250069
〇出産の勉強にご熱心だった皇后雅子さま
雅子さまは日頃より陣痛や分娩進行の仕組みをよく勉強され、分娩に備えてエクササイズもしっかりされておられました。その賜物で、37歳11カ月の高齢出産ではありましたが、平成13年12月1日午後2時43分、ご自身の力で内親王さまを安産でご出産されました。
愛子さまは出生時体重3102ℊ、お元気で大きな産声は宮内庁病院中に響き渡りました。皆の緊張が解け、思わず笑顔に誘われる瞬間でもありました。
〇「生まれてきてくれてありがとう」
生まれたての愛子さまを雅子さまにすぐに抱いて頂きました。後の会見で「生まれてきてくれてありがとう」というお言葉を述べられましたが、愛子さまを抱く雅子さまはとても優しい母の顔をしておられました。
赤ちゃんが生まれて、母親も生まれるというということを実感した瞬間でした。
別室にお待ちいただいていた陛下には「たった今内親王さまがお生まれになりました。お二人ともお元気です。」とご報告申し上げ、LDR室(前編参照)にご案内しました。待望の我が子との初対面に、緊張気味でしたが、早速抱っこしていただくようお願いしました。
生まれたての赤ちゃんを抱くのは初めての陛下は肩に力がはいってぎこちない手つきながらも、大きな喜びをかみしめておられました。母児ともに安定しておられ、LDR室から医療スタッフは退出し、陛下、雅子さま、愛子さまだけでお過ごし頂く時間をとることができたのも幸いでした。
〇産婦人科医の悩みと喜び
御用掛として一番難しいと思ったのは、雅子さまに宮内庁病院に入院していただくタイミングでした。警備や報道への対応に約2時間を要するため、入院を決めてもすぐに病院にお越しいただけるわけではありません。タイミングが遅れ、陣痛が始まってお辛いところでの移動はご負担になってしまいます。
一方あまり早い入院は病室で安静時間が長くなり、生まれるまでに時間がかかってしまい、両陛下のみならず、国民の皆様にも不安をかけてしまいます。陛下は「一般の方と違う扱いはしていただかなくて結構です」とおっしゃってくださいましたが、そうはいきません。
そこで活用したのが「分娩監視装置」です。この装置は、子宮の収縮と胎児心拍をモニターするもので、安全な分娩には欠くことができません。日本で開発が進み試作機が完成し、実際に初めて使用されたのは、昭和35年2月23日の浩宮さまのご誕生時でした。当時の最新技術を用いた試作品の「分娩監視装置」を使って上皇后さまは陛下を無事出産されました。
平成のIT時代には、遠隔医療の一つとして在宅の分娩監視装置の開発が進んでおり、私のパソコンに刻々と送られてくるモニター画面を分析し、入院のタイミングを決めさせて頂きました。
その結果として先に述べましたように、雅子さまは笑顔で手を振りながら入院され、翌日には陣痛が始まりご出産を迎えられました。
〇「お産がとても楽しかった」
陛下と雅子さまのご出産に立ち会わせて頂けたことは一生の喜びですが、陛下から頂いたお言葉は私の人生の支えとなり、雅子さまのお言葉は、産婦人科医人生を変えるありがたいものでした。
ご出産直後、別室でお待ちになっている陛下に内親王さま無事の誕生をご報告した時のことです。私は万感の思いがあり、涙ぐんで申し上げると、私をいたわるように、お優しい声で、「先生の教えてくれた通り物事が進み、安心して誕生を迎えることができました。」「先生にお願いして本当に良かった。」とおっしゃってくださいました。産婦人科医として重責を果たせて安堵したところに、ありがたいお言葉を頂き、涙をこらえられなくなりました。
そして、産後の経過もよく12月8日陛下に伴われて雅子さま愛子さまが宮内庁病院からご退院される折のことでした。職員とともにお見送りする最後の時に、皇后さまから頂いたのが「お産がとても楽しかった」というお言葉でした。
出産というのは大事業で産婦さんにとって楽なものではなく、産婦人科医もなんとか無事にと思うのが常でした。産後間もない時期に「楽しい」と言われたのははじめてで、なかなか思いおよびませんでした。
しかし雅子さまのお言葉で、「お産は楽しいもの」であるべきで、楽しいお産を目標にすべきなのだと認識を改めさせて頂きました。そのお言葉は私の産科医人生の励みであり、日々の臨床に生かしています。
〇「人を愛する者は人恒に之を愛す」
産婦人科医はただお子さまをとりあげるだけでなく、生まれたお子さま方の成長を見守れることも大きな幸せです。
命名の儀は12月7日に執り行われました。天皇陛下が命名されるのですが、殿下妃殿下のお考えを重ね合わせ「敬宮愛子さま」となりました。
原典は孟子です。
人を愛する者は人恒に之を愛し、人を敬ふ者は人恒に之を敬ふ。
愛子さまは修学旅行で広島を訪問され、平成29年の卒業文集には「世界の平和を願って」と題し世界の平和を願い国民の幸せを思う心が、素直に文章としてつづられています。
内容を拝見しても、生まれながらの愛子さまの資質と、両陛下の愛子さまへの素晴らしい教育をうかがい知ることができます。誕生に立ち会わせて頂いた者としてただただお幸せをお祈りいたします。
【執筆:医療法人財団順和会山王病院 堤治名誉病院長】
11/8(月) 17:13配信 日テレ
https://www.news24.jp/articles/2021/11/08/07970851.html
天皇皇后両陛下は、静岡県の介護センターをオンラインで訪問し、高齢の人たちと交流されました。
天皇皇后両陛下は、8日午後、静岡県伊東市の介護センターをオンラインで訪問し、絵手紙やスポーツの「ボッチャ」などの活動をしている様子を見て、80代、90代の利用者たちと懇談されました。
絵手紙を見た陛下は「何とも言えない温かみがあり、もらった方はうれしいと思う」と述べ、皇后さまは「細かいところまで描かれていて、緻密ですね。元々絵はお好きですか」とたずねられるなど、会話が弾む交流となりました。
また、介護センターの社員には東京パラリンピックの「ボッチャ」金メダリストの杉村英孝選手がいて、両陛下はお祝いを伝えられていました。
両陛下は、敬老の日にちなんだ公務として、毎年この時期に高齢者施設を訪問されています。
2021-11-08 静岡朝日テレビ
https://look.satv.co.jp/_ct/17494455
天皇皇后両陛下が8日、オンラインで静岡県の介護施設の利用者と交流されました。県内施設との交流は即位後初めてです。
天皇皇后両陛下は、静岡県伊東市にある介護施設と皇居をオンラインで結び、利用者らと交流されました。天皇陛下が県内の施設と交流されるのは2019年の即位後初めてです。
両陛下は東京パラリンピックでも注目を集めたボッチャや絵手紙を作る様子など利用者の活動をご視察。ボッチャには、金メダルを獲得した杉村英孝選手も臨時コーチとして参加したということです。
両陛下は画面越しに絵手紙の作品について尋ねるなど、お声をかけられました。視察後、施設の職員と利用者がオンラインで会見しました。
城谷美智子さん:「絵手紙のことやら、64歳からパソコンやってますということでお話しましたんですが、余計なことだったかなと思いながら。いい経験と思って、とてもうれしく思っています」
市川義尋さん:「陛下もボッチャをやりたいと」
Q.これからの励みになりますか?
A.いいですね。もう一度やってみたいなぁ(笑)
11/9(火) 15:49配信 日テレ
https://www.news24.jp/articles/2021/11/09/07971397.html
皇居では、9日、今年の叙勲で、「大綬章」を受章した人たちの親授式が行われ、天皇陛下が受章者に勲章を手渡されました。
9日午前、皇居・宮殿では、新型コロナウイルスの影響で1年ぶりとなる「大綬章」の親授式が行われ、春と秋の受章者あわせて8人が出席しました。
今回最高位の旭日大綬章は、日本医師会前会長の横倉義武さんや元三菱東京UFJ銀行の頭取・畔柳信雄さんらが受章し、天皇陛下から勲章が手渡されました。
陛下は、「長年それぞれの務めに励まれ、国や社会のために、また人々のために尽くしてこられたことに深く感謝いたします」と述べ、受章者に歩み寄り、ひとりずつにねぎらいの言葉を掛けられていました。
この声掛けは陛下のお気持ちによるもので、今年から始まったものです。その後、受章者たちは勲章を身につけ、記念撮影に臨みました。
◎春と秋の叙勲の大綬章親授式
11/9(火) 14:00配信 TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4401006.html
春と秋の叙勲のうち、大綬章の親授式が皇居・宮殿で行われ、天皇陛下から勲章が手渡されました。
今回の親授式は、新型コロナの影響で延期されていた春の大綬章の受章者と合同で行われました。春の叙勲で「旭日大綬章」を受章した元日本医師会会長の横倉義武さん、秋の叙勲で旭日大綬章を受章した元東北電力社長の高橋宏明さんら春と秋の大綬章受章者あわせて8人に対し、天皇陛下が直接、勲章を手渡されました。
陛下は、「国や社会のため、また人々のために尽くしてこられたことに深く感謝申し上げます」と述べ、一人一人に言葉をかけられました。
◎陛下 大綬章親授式にご出席 日本医師会 横倉氏ら受章
11/9(火) 12:21配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/267083
2021年の春と秋の叙勲で、大綬章を受章した人たちの親授式が皇居で行われ、天皇陛下から勲章が手渡された。
親授式は、新型コロナウイルスの影響で1年ぶりに行われ、春と秋の受章者あわせて8人が出席した。
陛下は、宮殿・松の間でコロナ禍での医療体制の確保などに取り組んだ、日本医師会の横倉義武前会長(77)らに「旭日大綬章」を手渡された。
式に続き、陛下は、勲章を着用した受章者と面会し、「長年、それぞれの務めに励まれ、国や社会のために、また人々のために尽くしてこられたことに深く感謝いたします」と祝福された。
◎「春と秋の叙勲」皇居で親授式 森田健作氏ら重光章
11/9(火) 18:25配信 テレ朝
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000234570.html
「春と秋の叙勲」の親授式が皇居で行われ、天皇陛下が受章者に勲章を手渡されました。
様々な分野で社会に貢献した人を国が表彰する春と秋の叙勲の親授式が皇居・宮殿で行われました。
9日午前には、大綬章を受章した日本医師会前会長の横倉義武さん(77)ら8人に、天皇陛下から勲章が手渡されました。
陛下は「長年、それぞれの務めに励まれ、国や社会、人々のために尽くして来られたことに深く感謝致します」などと、お言葉を掛けられました。
午後には重光章の伝達式が行われ、前千葉県知事の森田健作さん(71)ら71人に岸田総理大臣から勲章が手渡されました。
11/16(火) 10:16配信 日テレ
https://www.news24.jp/articles/2021/11/16/07975233.html
天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは、来月1日に二十歳の誕生日を迎え、成年皇族となられます。勲章とティアラをつけた正装の姿は、来月5日(日)の成年行事で見せられることになりました。
政府は16日の閣議で、愛子さまに女性皇族最高位の勲章である「宝冠大綬章」を授与することを決定しました。小室眞子さんや佳子さまにおくられたのと同じ勲章です。
また、愛子さまの成年行事は、平日は大学の授業があるため、主に来月5日(日)に行われることになりました。
宮内庁の発表によりますと、愛子さまは、誕生日当日の来月1日には宮内庁長官ら職員からの祝賀を受けるなどし、5日午前に皇居の宮中三殿に参拝後、天皇陛下から勲章を授与され、午後にはその勲章とティアラをつけたローブデコルテの正装で天皇皇后両陛下と上皇ご夫妻に挨拶をされます。
ティアラは新しく作らず、愛子さまは叔母にあたる黒田清子さんから借りて着用されるということです。その正装の姿で皇族方や三権の長からの祝賀も受けられます。
黒田清子さんの時には祝宴や茶会が行われましたが、新型コロナウイルスの状況により飲食をともなう行事は行わないということです。
◎愛子さま ティアラ新調せず 成年行事で黒田清子さんのティアラ借用
16日 10時24分 TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4406034.html
宮内庁は、来月1日に20歳を迎える天皇・皇后両陛下の長女・愛子さまが、成年行事でティアラを新調することは控え、陛下の妹・黒田清子さんのティアラを借用すると決めたことを明らかにしました。
宮内庁によりますと、来月1日に20歳を迎える愛子さまの成年を祝う行事は、12月1日と5日に行われます。5日の行事では、成年を迎えた女性皇族におくられる最高位の「宝冠大綬章」が親授されることになりました。当日は、総理大臣や衆参の議長からの祝賀を受けられますが、飲食を伴う祝宴などは新型コロナウイルスの状況に鑑み、実施しません。
また、成年を迎えた女性皇族が作成する「ティアラ」については愛子さまのものは新調せず、5日の行事では、天皇陛下の妹で結婚して皇室を離脱している黒田清子さんのティアラを借りて臨まれるということです。これは、コロナ禍で国民の生活や経済活動に影響が出ていることから、両陛下と愛子さまが相談のうえ、決められたということです。黒田清子さんのティアラは当時の天皇ご一家の生活費の中から費用を出して作られたため、結婚後も黒田清子さんの所有となっています。
一方、秋篠宮家の眞子さまや佳子さまが成人されたときは、宮内庁の物品として、公費でティアラやネックレス、イヤリングなど5点が競争入札で作られ、総額はそれぞれおよそ2800万円でした。小室眞子さんのティアラなどは眞子さん結婚後は返却され、宮内庁が保管しているということです。
◎20歳になられる愛子さま 12月5日に成年行事 黒田清子さんのティアラ着用で両陛下にご挨拶へ
国内
2021年11月16日 火曜 午後0:03 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/270864
天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは、20歳を迎えられる12月1日に勲章が授与され、成年皇族としての主な行事を12月5日に行うことが正式に決まった。
愛子さまは、20歳の誕生日を迎えられる12月1日付で、女性皇族に贈られる最高位の勲章「宝冠大綬章」を授与されることが、16日の閣議で決まった。
この勲章は、秋篠宮家の長女の小室眞子さんや次女の佳子さまにも授けられたもの。
1日、当日は、学習院大学の授業があることから、愛子さまの主な成年行事は、日曜日の12月5日に行われる。
宮内庁によると、5日午前中、愛子さまは宮中三殿を参拝して、宮殿で陛下から勲章を受け取り、午後には、ローブデコルテに勲章、ティアラを着用した正装で、両陛下にあいさつされる予定。
ティアラは、コロナ禍を考慮し、新たに作ることは控え、陛下の妹の黒田清子さんのものを借りられるという。
◎愛子さま来月1日に20歳に 祝賀行事2日に分けて実施
11/16(火) 10:58配信 テレ朝
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000235260.html
天皇・皇后両陛下の長女・愛子さまが、来月1日に二十歳の誕生日を迎えられます。「成年皇族」となられる愛子さまの祝賀行事が、2日に分けて行われることが公表されました。
学習院大学2年生の愛子さまは、平日はオンラインで授業などに参加されています。
宮内庁は、誕生日の来月1日も平日で授業があるため、5日の日曜日と2日に分けて成年の祝賀行事を行うことを明らかにしました。
1日、愛子さまは夕方に宮内庁長官らからあいさつを受け、その後、天皇・皇后両陛下とお祝いの食事をされます。
5日は、午前に皇居の宮中三殿を拝礼し、その後、ローブ・モンタントというドレスを着用され、宮殿で「宝冠大綬章」が授与されます。
午後には、ローブ・デコルテに着替え、叔母の黒田清子さんから借りたティアラを着用し、天皇・皇后両陛下や上皇ご夫妻にごあいさつされます。
◎愛子さま“成年行事” ティアラ製作見送りの理由
11/16(火) 18:38配信 テレ朝
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000235324.html
来月1日に20歳の誕生日を迎えられる愛子さまの祝賀行事が、2日に分けて行われることが公表されました。
パパに絵本をおねだりしていた愛子さまも、まもなく20歳。成年皇族の仲間入りです。
今回、異例なのは本来、誕生日当日の12月1日に行われる祝賀行事の一部が、5日に後ろ倒しになり、2回に分けて行われること。
宮内庁は理由について現在、学習院大学2年生の愛子さまは、1日も平日で授業があるためとしています。
5日、愛子さまは宮中三殿を拝礼した後、宮殿で「宝冠大綬章」が授与され、その後、両陛下や上皇ご夫妻にあいさつされます。
(略)
愛子さまの場合、ドレスは新調しますが、ティアラは天皇陛下の妹・黒田清子さんから借りられることになりました。
これも異例のことです。清子さんは快く貸してくれたといいます。
女性皇族とティアラ。通常、ティアラは成年皇族になった時に製作され、眞子さんの時には「和光」が製作し、一式でおよそ2800円万円でした。
今回の結婚でティアラは返還され、現在は宮内庁が保管しています。
今回、両陛下はコロナ禍で経済活動、国民の暮らしに様々な影響が生じていることを考え、製作を見送られたそうです。
(略)
黒田清子さんの時には、昼食会やお茶会が行われましたが、今回はコロナ禍のため、見送られました。
愛子さまの記者会見について、宮内庁は調整中としています。
2021年11月27日 土曜 午後6:10 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/274680
12月1日に二十歳の誕生日を迎えられる天皇皇后両陛下の長女・愛子さま。成年皇族となり、今後どんな活動をされることになるのか・・・。
〇大学入学後、「キャンパスライフ」なし
現在学習院大学2年生の愛子さま。コロナ禍での入学以来、一度もキャンパスで授業を受けたことはなく、大学では対面授業も始まっていますが、愛子さまは感染予防の観点から、もっぱらお住まいでオンライン授業を受けられています。
リポートなどの課題提出も多く、かなりハードな日々が続いているそうで、座ったままの授業が続く中、空いた時間には身近な職員とバレーボールやバドミントンをして体を動かすよう心がけられているという。
〇天皇の”娘”が成人を迎えるのは30年ぶり
今回、成年皇族としての行事は、誕生日当日の12月1日と5日、二日に分けて行われる。平日で授業がある当日は、夕方宮内庁長官や側近の職員などから挨拶を受け、両陛下と3人でお祝いの夕食を囲むにとどめ、主な行事は日曜日の5日に行われる。
5日は午前中にまず、皇室の祖先などをまつる皇居内の宮中三殿を参拝した後、宮殿で陛下から、『ローブ・モンタント』と呼ばれるロングドレスで女性皇族に贈られる最高位の勲章=宝冠大綬章を受け取られる。
午後には、『ローブ・デコルテ』と呼ばれる最も格式の高いロングドレスに着替え、勲章やティアラなどを身につけ、ご両親である天皇皇后両陛下に挨拶をされる。そして、その装いのまま、祖父母である上皇ご夫妻のお住まいを訪ねて成年となった報告をされる。
その後、再び宮殿に戻って、両陛下と共に皇族方や岸田総理をはじめとする三権の長などからお祝いの挨拶を受けられる。5日の日曜日は夕方まで、一日がかりで様々な行事に臨まれることになる。
天皇の娘の内親王が成人を迎えるのは、上皇ご夫妻の長女で陛下の妹の黒田清子さん以来およそ30年ぶり。今回の行事は清子さんの時を参考に行われるが、コロナ禍につき、飲食を伴う祝宴や茶会などは実施しないことになった。
側近によると、両陛下も、愛子さまのこれまでの成長を振り返って、感慨深く思われているご様子だという。また、愛子さまは、様々な行事に臨めるよう、運動するなどして体調を整えられているとのこと。
〇公務デビューは2022年元日 新年一般参賀は中止の見通し
皇室では、成年皇族になると責任を伴う「公務」を行い、皇室行事に出席するようになる。では、愛子さまはいつからどのような形で公務を始められるのか。12月1日に成年を迎える愛子さまの場合、その翌月、2022年元日の「新年祝賀の儀」が公務デビューとなる見通しだ。
「新年祝賀の儀」は天皇陛下の国事行為で、陛下が皇后さまと共に皇族方や三権の長などから新年の挨拶を受けられる儀式。女性皇族のドレスコードはローブ・デコルテに勲章、ティアラを着用と、最も格式の高い服装となっている。
愛子さまは成年の行事と同じ正装姿で初めての公務に臨まれることになる。2021年はコロナ禍で迎える新年であることを踏まえ、両陛下の判断でティアラの着用を控えられた。2022年の儀式での着用についてはまだ決まっていないという。
一方、1月2日は、コロナ禍により、新年一般参賀は行われない方向で、愛子さまが宮殿のベランダから、両陛下や皇族方と共に手を振られるお姿が見られるのはしばらく先になる。
〇”学業優先”で公務は休日に 海外留学は・・・
成年皇族となっても、大学生である間は学業優先で、授業に支障の無い範囲で、週末や夏休みなどの長期の休みの際に公務に出席することになる。愛子さまも、授業のない元日の儀式に出席する一方、例年1月の平日に行われる講書始の儀や歌会始の儀などの新年の宮中行事には、出席されない見通しだ。
(略)
愛子さまの場合も、両陛下は学業最優先と考えられているため、授業に支障の無い範囲で、世代が近く共通点を見いだしやすい青少年に関する行事などに時折出席される、という形になると見られる。大学在学中や卒業後に”海外留学”されるかどうかは未定だ。
◎“二十歳”の愛子さま 両陛下「感慨深いご様子」
2021年11月26日 金曜 午前11:40 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/276122
〇両陛下 ”二十歳”の愛子さまに「感慨深いご様子」
来月1日に二十歳の誕生日を迎えられる天皇皇后両陛下の長女の愛子さま。両陛下は成年皇族としての行事の準備を進めながら、これまでの愛子さまの成長を振り返り、感慨深いご様子だという。
両陛下の側近によると、両陛下は、愛子さまがつつがなく二十歳の誕生日を迎えられるよう心を配り、公務の合間に行事の打ち合わせや準備を進めていて、愛子さまの20年の成長を振り返り、思い出を懐かしまれるなど、感慨深いご様子だという。
また、成年皇族として行事で着用するドレスの仮縫い作業などで、大人の仲間入りをされる愛子さまの心身の成長を実感されているという。誕生日当日の12月1日は平日で、大学の授業があることから、成年皇族としての主な行事は5日の日曜日に行われる。
〇愛子さま オンライン授業の合間に 成年行事の準備
側近が御所で見かける愛子さまは、にこやかな様子で、毎日大学のオンライン授業を受け、レポート提出に追われる傍ら、授業の合間に身近な職員とバドミントンやバレーボールをするなどして、行事に向けて体調を整える努力をされているという。
宮内庁の西村泰彦長官は、25日の定例会見で、愛子さまの成年について「おめでたいこと。成年としての皇室のご活動も始められると思うが、学業優先であるということにお変わりは無い」
と述べた。
(略)
「今回、愛子さまはコロナの感染状況を踏まえ両陛下と相談され、宮内庁としても国費での製作は見合わせた」と説明し、今後、国費での製作を含め、愛子さまのティアラの新調を検討する見通しを示した。
新年祝賀の儀や宮中晩餐会などの行事の際にドレスコードで着用が指定されるティアラ。華美な装飾品ではなく、女性皇族として最も格式の高い正装に必要なアイテムであり、愛子さまは12月5日の行事で初めて着用し、成年皇族としての歩みを始められることになる。