祖母が熱中症の疑いで37.9度の熱が出たり、痰が絡まって苦しそうだったり。朝ごはんを食べたかどうかも忘れたり、お水を誤嚥したり。
そうかと思えば、おとなしくして私が起きるまで静かに待っていたり、おもしろいことがあれば笑ったり。
誰も好んで、病になるわけではない。ちなみに、間質性肺炎という病は、癌や認知症に比べて罹患する人が少ないから薬の開発も中々されないそうだ。そのため不治の病とのこと。
ずっと服用しているステロイドによって、高齢者ということもあり、せん妄が出やすくなるそうだ。
【ここからは私の話】
最近、結構、追い込まれている。発端は、祖母が宿泊ができなくなったこと。つまり、週に数回のデイサービス利用のみなので、睡眠も十分にとれないなか、介護をつづけている。さらに、近場以外、ほぼどこにも出かけられず、気分転換をうまくはかれなくなった。
デイサービス利用の日でも入浴は午後からなので、そこに時間を合わせると自由時間は3時間。この間にシーツを洗濯したり、ベッドメイキングをしたり、掃除機をかけたりすると、滝の汗と共に時間があっという間に流れる。母と2人で協力しても本当に解放される時間はあっという間に終わる。
デイサービスの日、気分転換に近くてもいいからどこかに出かけようとしても、冷房の効いた部屋で横になっているとウトウトしてしまい、タイムアウト。
連絡ノートに書かれている祖母の施設での様子も見るに耐えかねることばかり。祖母は「帰りたい」と何度も言い、ナースコールも鳴らし、スタッフにペンやお箸も投げるそう。書く人によって文章の特徴は異なるけれど、私はこの連絡ノートに追い込まれている。文章は口語よりキツく感じるので、書き方や伝え方が大切だと思う。
お風呂の介助に入ったり、スタッフ一人で来る送迎の移乗もしたり、出来ることはやっているつもりだけれど、祖母は疎まれる存在になったと感じてしまうことも精神的に負担。
介護生活も8ヶ月目となり、睡眠不足(3時間つづけて寝られたことがこの2ヶ月ない)、近しい祖母がいつ旅立ってしまうかという緊張感と不安、急にやってきた猛暑、「なんで?」と思うような事柄、容態が乱高下するため予定を変更しての生活、各方面への気疲れ、介護とは関係のないところでのストレスなど心身ともに参ってきた。
ピンポイントで「今、助けて」「誰か、手を貸して」「ちょっと見ていて」というときに助けてくれる人もいない。在宅介護は甘くない。