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カケラ世界4・魔女の後見と、平行世界
筆者-初出●Townmemory -(2009/06/21(Sun) 21:53:39)
http://naderika.com/Cgi/mxisxi_index/link.cgi?bbs=u_No&mode=red&namber=27377&no=0 (ミラー)
[Ep4当時に執筆されました]
●再掲にあたっての筆者注
「ラムダデルタにチェックをかけろ」シリーズの4回目です。
やっとラムダデルタが登場しました。長かった。
以下が本文です。
☆
続きものの第4回です。
カケラ世界1・ep1が最初に起こった
カケラ世界2・ep2~4を実在させる方法
カケラ世界3・上位戦人の正体
●上位ベアトを観測したのは誰だ(それはラムダ)
前回、上位戦人が出現するメカニズムについて考えました。
まとめると、
下位戦人が死亡することにより、「俺は生きて、ここにいる」と観測する「俺」が存在しなくなる(観測不能状態に置かれる)。
このことにより、戦人は「生きてても死んでてもいいし、どこに存在していてもいい」という状態になる。
メタ空間にいる上位ベアトが、「戦人はここにいる」と観測してやることで、「ここにいる」という事実が確定し、メタ世界に戦人が存在しはじめる。
そういうことでした。
さて、これまでの議論では、「上位ベアトはルールの擬人化であるから、ルールが成立してから、初めて存在しはじめた」という結論になっていました。
でも、それだとちょっと間尺にあわないところがあるんですよ。
ルールという「現象」の擬人化であるのなら、なんであんなに感情的なのか?
どう考えたって、連続殺人を犯した「犯人」に強く感情移入している。
上位ベアトは、確かにルールの擬人化であるかもしれないが、それと同時に、やっぱり犯人そのものでもあるんじゃないか?
ep1の終幕に、犯人が何らかの形で自殺していれば、戦人と同様のリクツで、犯人はベアトリーチェになってメタ空間に存在することができます。
犯人が死ぬと、「私は私であり、この現実世界にいる」と観測する「私」がいなくなりますので、猫箱の猫と同じ状況になります。
彼(または彼女)は、「私」以外の誰にでもなれるようになります。
そしてどこにでも存在できる可能性を手に入れます。
そこで、犯人はベアトリーチェの姿を手に入れ、お茶会空間やら、メタ空間といった、「どこでもない場所」で存在しはじめます。
こんな考えかたを導入すれば、上位ベアトは、犯人そのものであり、ルールの擬人化でもある、というふうに言えそうです。
しかし、問題がひとつある。
上位戦人は、上位ベアトが「観測」することによって存在を確定させたものでした。
じゃあ、上位ベアトは、誰が「観測」したんだろう?
誰かが観測してくれて、存在を確定させてくれなければ、上位ベアトは「あまたの可能性のひとつ」でしかないので、登場できません。
上位ベアトは「い」る、と、誰かが認めてくれなければならない。
それは誰か。
そこで、ラムダデルタにご登場願うわけです。
(ああ、やっとラムダデルタまでたどりついた)
ラムダデルタさんが、
「アンタはここにいるわよ。アンタは魔女だわよ。他ならぬ私が認めるんだから絶対そうに決まってるんだからね」
と観測してくれたら、犯人はベアトリーチェになってメタ空間に登場できそうです。
そう……
「魔女になるには、後見人が必要」
という設定は、このことを意味しているのではないか?
「後見人になる」とは、そういう魔女を観測してやることにより、存在を確定させてやることではないでしょうか?
小冊子「ラムダデルタ卿による回想記」に出てくる「自分を魔女にして下さい」と言った人物は、「自分はすでに魔女だが、上位の魔女にそのことを認めてもらいたい」と言っていました。
上位空間にいるラムダが、「アンタはここにいるわよ」と認定してくれれば、人間界にいた自称魔女は、上位空間に来て、上位魔女になることができます。
ラムダは、「逆らうと、後見人やめるわよ」とベアトを脅しています。
ラムダが「アンタは魔女で、ここにいる」と観測することをやめれば、ベアトはただちにメタ空間に存在できなくなります。彼女は、可能性の海の、水分子たったひとつに戻ってしまいます。
「考えうる限り最悪にみじめなカケラにベアトを閉じこめる」ことも可能です。そういうカケラを観測し、「ベアトはそこにいる」とラムダが観測すればよいのです。
ベアトリーチェとラムダデルタの関係性を示す描写が、この推理で、あるていど整合すると思えるんですが、どうでしょうか。
そして彼女らの関係性が、そのまま、縁寿とベルンカステルの関係性でもあるわけです。投身自殺をした縁寿に対し、「あなたはここにいるわ」と「後見」してやることにより、エンジェ・ベアトリーチェは上位魔女となってメタ空間に現れる、そう言えそうです。
●可能性分岐と平行世界
さて、ラムダデルタにご登場いただいたところで、ここでまた、ちょっとだけ、量子力学のおさらいに戻らせて下さい。
このシリーズの第2回でやりましたが、
ep1が起こって、六軒島が猫箱状態になった。その状態で、ep2をベアトたちが観測したので、ep2も存在することになった。
ep1とep2は、両方実在する。
でもこれ、ちょっと困ったことになりますよ。
ep1とep2は、両方実在するとしたら、1個の猫箱に、2匹の猫が入ってることになりますよね。
ep4まで実在するのなら、1個の猫箱に、4匹の猫が入ってることになる。
なんと、1個の六軒島に、4個の六軒島が入ってなければいけなくなります。
それはさすがにムリっぽいです。
1匹の猫を、1個のケリーバッグに変えるのはOKですが、2匹の猫に変えるのは、フィーリングとしてダメな気がします。
そこで、「平行世界」という概念が導入されるわけです。
ep2や3や4は、ep1から分岐した、パラレルワールドであると考えることで、この矛盾を解消するわけです。
何だか急にSFチックな話になったな、と思われるかもしれませんが、これ、考え方として物理分野にちゃんとあるそうです。「多世界解釈」とか「エヴェレット解釈」とかいうそうです。
例えば、コインを弾いて、手のひらに隠して、
「裏か、表か」
という賭けがありますよね。
コインを手のひらで伏せている状態では、裏表を確認できないので、これってまさに猫箱なわけです。
コインは基本的に、裏か表かしかないので、表の確率が50%、裏の確率が50%です。
ここで手のひらをあけて、表だったとします。表50%が当たったわけですね。
あれっ、ちょっと待って下さい。
コインを伏せているときには、表の確率も裏の確率も50%ずつありましたよね。
でも、手を開いたら、表しか出てこなかった。
さっきまで手の中にあった、「裏が出るかもしれない50%の可能性」は、どこに行っちゃったんでしょう?
それは、別の世界に行ってしまったのだ、と考えるのだそうです。
コインを弾いて、パチンと伏せた時点で、「表が出る世界」と、「裏が出る世界」の2つに、世界が分岐したんだというんですね。
わたしたちはたまたま、「表が出る世界」の人間だから、表のコインを見て、「裏の50%はどこいっちゃったのかなー」と思うわけですが、もうひとつの世界には、「裏のコインが出てきた世界のわたしたち」がいて、「表が出る50%の確率ってどこいっちゃったんだろう」と首をかしげている。
われわれの世界は、今、こうしている間にも、すごい勢いで枝分かれしている。今、デスクで飲んでいるお茶をこぼした世界とこぼさなかった世界とか。今キーボードに向かって打っているこの文章を、打ち間違えた世界と間違えなかった世界とか。
天気予報なんてのもそうですね。降水確率30%というのは、今日という条件の日が10日あったら、そのうち3日は雨が降り、残りの7日は降らないだろうという意味です。ということは、降水確率30%の予報が出た瞬間、世界は10個に枝分かれするわけです。
(厳密には、べつに平行世界が生じてるわけでもないそうですが、それだと面白くないので、平行世界が生まれてることにします)
ということは。
量子力学=シュレディンガーの猫箱のリクツを採用している「うみねこ」の世界観では、平行世界を想定してよい。
ま、あたりまえの結論ではあるんです。
ひぐらしのときからそうでしたからね。
でも、このへんの議論を、あとあとに効かせる予定がありますので、おさらい的にまとめておきました。
ひぐらし、うみねこに共通して、「カケラ」という、不思議なことばが使われています。
「異なる運命や境遇の世界をカケラと呼」ぶ、と、TIPSに書かれています。
あと、「カケラ世界」という言い方もTIPSにあります。
「カケラ」「カケラ世界」とは、量子力学的な意味での平行世界のことである。
そう考えても良さそうです。
なので、そのように考えることにします。
「量子力学的な発想の延長上にある」というところを、ポイントにしたいなと思ってます。
次回は、カケラ世界って具体的に何なの、航海者って何なのっていう話です。
(つまり、まだ終わりません)
続き→ カケラ世界5・すべてが正解になる
■目次1(犯人・ルール・各Ep)■
■目次2(カケラ世界・赤字・勝利条件)■
■目次(全記事)■
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筆者-初出●Townmemory -(2009/06/21(Sun) 21:53:39)
http://naderika.com/Cgi/mxisxi_index/link.cgi?bbs=u_No&mode=red&namber=27377&no=0 (ミラー)
[Ep4当時に執筆されました]
●再掲にあたっての筆者注
「ラムダデルタにチェックをかけろ」シリーズの4回目です。
やっとラムダデルタが登場しました。長かった。
以下が本文です。
☆
続きものの第4回です。
カケラ世界1・ep1が最初に起こった
カケラ世界2・ep2~4を実在させる方法
カケラ世界3・上位戦人の正体
●上位ベアトを観測したのは誰だ(それはラムダ)
前回、上位戦人が出現するメカニズムについて考えました。
まとめると、
下位戦人が死亡することにより、「俺は生きて、ここにいる」と観測する「俺」が存在しなくなる(観測不能状態に置かれる)。
このことにより、戦人は「生きてても死んでてもいいし、どこに存在していてもいい」という状態になる。
メタ空間にいる上位ベアトが、「戦人はここにいる」と観測してやることで、「ここにいる」という事実が確定し、メタ世界に戦人が存在しはじめる。
そういうことでした。
さて、これまでの議論では、「上位ベアトはルールの擬人化であるから、ルールが成立してから、初めて存在しはじめた」という結論になっていました。
でも、それだとちょっと間尺にあわないところがあるんですよ。
ルールという「現象」の擬人化であるのなら、なんであんなに感情的なのか?
どう考えたって、連続殺人を犯した「犯人」に強く感情移入している。
上位ベアトは、確かにルールの擬人化であるかもしれないが、それと同時に、やっぱり犯人そのものでもあるんじゃないか?
ep1の終幕に、犯人が何らかの形で自殺していれば、戦人と同様のリクツで、犯人はベアトリーチェになってメタ空間に存在することができます。
犯人が死ぬと、「私は私であり、この現実世界にいる」と観測する「私」がいなくなりますので、猫箱の猫と同じ状況になります。
彼(または彼女)は、「私」以外の誰にでもなれるようになります。
そしてどこにでも存在できる可能性を手に入れます。
そこで、犯人はベアトリーチェの姿を手に入れ、お茶会空間やら、メタ空間といった、「どこでもない場所」で存在しはじめます。
こんな考えかたを導入すれば、上位ベアトは、犯人そのものであり、ルールの擬人化でもある、というふうに言えそうです。
しかし、問題がひとつある。
上位戦人は、上位ベアトが「観測」することによって存在を確定させたものでした。
じゃあ、上位ベアトは、誰が「観測」したんだろう?
誰かが観測してくれて、存在を確定させてくれなければ、上位ベアトは「あまたの可能性のひとつ」でしかないので、登場できません。
上位ベアトは「い」る、と、誰かが認めてくれなければならない。
それは誰か。
そこで、ラムダデルタにご登場願うわけです。
(ああ、やっとラムダデルタまでたどりついた)
ラムダデルタさんが、
「アンタはここにいるわよ。アンタは魔女だわよ。他ならぬ私が認めるんだから絶対そうに決まってるんだからね」
と観測してくれたら、犯人はベアトリーチェになってメタ空間に登場できそうです。
そう……
「魔女になるには、後見人が必要」
という設定は、このことを意味しているのではないか?
「後見人になる」とは、そういう魔女を観測してやることにより、存在を確定させてやることではないでしょうか?
小冊子「ラムダデルタ卿による回想記」に出てくる「自分を魔女にして下さい」と言った人物は、「自分はすでに魔女だが、上位の魔女にそのことを認めてもらいたい」と言っていました。
上位空間にいるラムダが、「アンタはここにいるわよ」と認定してくれれば、人間界にいた自称魔女は、上位空間に来て、上位魔女になることができます。
ラムダは、「逆らうと、後見人やめるわよ」とベアトを脅しています。
ラムダが「アンタは魔女で、ここにいる」と観測することをやめれば、ベアトはただちにメタ空間に存在できなくなります。彼女は、可能性の海の、水分子たったひとつに戻ってしまいます。
「考えうる限り最悪にみじめなカケラにベアトを閉じこめる」ことも可能です。そういうカケラを観測し、「ベアトはそこにいる」とラムダが観測すればよいのです。
ベアトリーチェとラムダデルタの関係性を示す描写が、この推理で、あるていど整合すると思えるんですが、どうでしょうか。
そして彼女らの関係性が、そのまま、縁寿とベルンカステルの関係性でもあるわけです。投身自殺をした縁寿に対し、「あなたはここにいるわ」と「後見」してやることにより、エンジェ・ベアトリーチェは上位魔女となってメタ空間に現れる、そう言えそうです。
●可能性分岐と平行世界
さて、ラムダデルタにご登場いただいたところで、ここでまた、ちょっとだけ、量子力学のおさらいに戻らせて下さい。
このシリーズの第2回でやりましたが、
ep1が起こって、六軒島が猫箱状態になった。その状態で、ep2をベアトたちが観測したので、ep2も存在することになった。
ep1とep2は、両方実在する。
でもこれ、ちょっと困ったことになりますよ。
ep1とep2は、両方実在するとしたら、1個の猫箱に、2匹の猫が入ってることになりますよね。
ep4まで実在するのなら、1個の猫箱に、4匹の猫が入ってることになる。
なんと、1個の六軒島に、4個の六軒島が入ってなければいけなくなります。
それはさすがにムリっぽいです。
1匹の猫を、1個のケリーバッグに変えるのはOKですが、2匹の猫に変えるのは、フィーリングとしてダメな気がします。
そこで、「平行世界」という概念が導入されるわけです。
ep2や3や4は、ep1から分岐した、パラレルワールドであると考えることで、この矛盾を解消するわけです。
何だか急にSFチックな話になったな、と思われるかもしれませんが、これ、考え方として物理分野にちゃんとあるそうです。「多世界解釈」とか「エヴェレット解釈」とかいうそうです。
例えば、コインを弾いて、手のひらに隠して、
「裏か、表か」
という賭けがありますよね。
コインを手のひらで伏せている状態では、裏表を確認できないので、これってまさに猫箱なわけです。
コインは基本的に、裏か表かしかないので、表の確率が50%、裏の確率が50%です。
ここで手のひらをあけて、表だったとします。表50%が当たったわけですね。
あれっ、ちょっと待って下さい。
コインを伏せているときには、表の確率も裏の確率も50%ずつありましたよね。
でも、手を開いたら、表しか出てこなかった。
さっきまで手の中にあった、「裏が出るかもしれない50%の可能性」は、どこに行っちゃったんでしょう?
それは、別の世界に行ってしまったのだ、と考えるのだそうです。
コインを弾いて、パチンと伏せた時点で、「表が出る世界」と、「裏が出る世界」の2つに、世界が分岐したんだというんですね。
わたしたちはたまたま、「表が出る世界」の人間だから、表のコインを見て、「裏の50%はどこいっちゃったのかなー」と思うわけですが、もうひとつの世界には、「裏のコインが出てきた世界のわたしたち」がいて、「表が出る50%の確率ってどこいっちゃったんだろう」と首をかしげている。
われわれの世界は、今、こうしている間にも、すごい勢いで枝分かれしている。今、デスクで飲んでいるお茶をこぼした世界とこぼさなかった世界とか。今キーボードに向かって打っているこの文章を、打ち間違えた世界と間違えなかった世界とか。
天気予報なんてのもそうですね。降水確率30%というのは、今日という条件の日が10日あったら、そのうち3日は雨が降り、残りの7日は降らないだろうという意味です。ということは、降水確率30%の予報が出た瞬間、世界は10個に枝分かれするわけです。
(厳密には、べつに平行世界が生じてるわけでもないそうですが、それだと面白くないので、平行世界が生まれてることにします)
ということは。
量子力学=シュレディンガーの猫箱のリクツを採用している「うみねこ」の世界観では、平行世界を想定してよい。
ま、あたりまえの結論ではあるんです。
ひぐらしのときからそうでしたからね。
でも、このへんの議論を、あとあとに効かせる予定がありますので、おさらい的にまとめておきました。
ひぐらし、うみねこに共通して、「カケラ」という、不思議なことばが使われています。
「異なる運命や境遇の世界をカケラと呼」ぶ、と、TIPSに書かれています。
あと、「カケラ世界」という言い方もTIPSにあります。
「カケラ」「カケラ世界」とは、量子力学的な意味での平行世界のことである。
そう考えても良さそうです。
なので、そのように考えることにします。
「量子力学的な発想の延長上にある」というところを、ポイントにしたいなと思ってます。
次回は、カケラ世界って具体的に何なの、航海者って何なのっていう話です。
(つまり、まだ終わりません)
続き→ カケラ世界5・すべてが正解になる
■目次1(犯人・ルール・各Ep)■
■目次2(カケラ世界・赤字・勝利条件)■
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