日々の寝言~Daily Nonsense~

教訓はいらない

「ぐりとぐら」の誕生50周年記念の展覧会
をやっているそうで、
作者の中川季枝子さんを
テレビで取り上げていた。

絵本に教訓はいらない、というより、
あってはいけない。

大人は子供につい教訓めいたことを言ってしまうが、
それはよくない。子供に教えるのではなくて、
子供の想像力を育てることが一番大切。

子供が喜ぶ顔をずっと見ていたい、
願いはそれだけ。

というようなことをおっしゃっていたのが
印象的だった。

そうだよなぁ・・・と
深く同意しつつ、できていなかった自分を反省。

ついつい、転ばぬ先の杖で教訓とかお説教をしてしまうのだが、
自分を省みても、そういうのはうるさいだけで、すぐに忘れる、
というか、かえって、自分から喜んで学ぼうという気持ちを
失わせることが多い。

子供が喜んでいれば、
それで幸せになのが親というものだが、
ついつい先のことばかり考えすぎて、
かえって不幸にしてしまっていることは多い。

それに加えて、子供(他者)が自分の思い通りになるのが嬉しい、
という邪悪な欲望もあって、それが忍び込むことも多い。

子供の幸せを思って、無意識に子供を支配しようとする、
というのが、子供にとって一番たちが悪いと思う。
これは強いダブルバインド(「愛しているが愛していない」)
を構成する。

いつもながら、すっかり脱線したけれども、
「ぐりとぐら」展は見に行きたいなぁ。
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