日々の寝言~Daily Nonsense~

心と認知の情報学

今日は、石川幹人さんの
心と認知の情報学について。

この本も、「人間の心と認知」、
という複雑なものを扱っているため、
安冨先生の本とも関連は深い。

心と認知に関するこれまでの研究の中から
わかりやすくておもしろい話題を上手に選んで説明している。
本の厚さからは考えられないくらいに
たくさんの話題が詰め込まれているが、
説明が芸術的なまでに簡潔でうまいので、わかりにくさは無い。
各章のまとめも、ずばり言い切っていて潔い。

心と認知の問題を解明するための鍵の候補として、
著者は、量子計算の原理に期待している。
ペンローズの影響が強い。
このへんは、個人的には、安冨先生のほうが好きだ。

でも、豊富な話題をコンパクトにまとめていて、
お勧めだと思います。
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