日々の寝言~Daily Nonsense~

映画「BLUE GIANT」(の音楽)

日本橋の TOHO シネマズで
夜やっていたので、観てきた、
というか、聴いてきた。

音響システムは
DOLBY ATOMOS

素晴らしい・・・

LPサイズのパンフレットと、
サントラの CD を衝動買いした。

主人公たちのジャズバンド
JASS の演奏曲はもとより、
映画で使われているほとんどの
音楽を上原さんが作っているのだが、
それがみんな心に染み入る。

映画として見ると、さすがに
10巻の漫画を 2時間に圧縮しているので、
リアリティのないサクセスストーリーに
なってしまっている、などの難点はあるが、
そういうもののいっさいを
吹き飛ばすほど、圧倒的に
音楽は素晴らしかった。

単に音楽として素晴らしい
のではなく、映画の内容やトーン、
主人公たちの「世界一のプレイヤーになる」
という強い意志にまったく違和感なく合っている
というのもすごい。

「ピアノの森」のピアノ演奏なども
そうだが、こういう作品の音楽を作る
というのは、普通のできでは
けなされる可能性が高いので、
かなりプレッシャーがあると思う。

しかも、クラッシックと違って
ゼロから作るのだから、
さらにハードルは高いと思うのだが、
それを難なく?こなす
上原ひろみさんは、
あたりまえだが、天才だ。

そして、それを映画の人物に
なりきって演奏している、
サックスの馬場智章さん、
ドラムの石若駿さんも素晴らしい。

JASS の演奏曲は
どれも素晴らしいが、
サックスとドラムだけで演奏された
WE WILL が一番耳に残った。

また、この曲や、BLUE GIANT という
エンドロールのバックに流れる曲の
メロディーが、全編の音楽に
ちりばめられて統一感を出している。

New day や、from here
を繰り返し聴いて泣いている。

New day


弦楽器などは、Save Live Music の
Hiromi Piano Quintet の西江辰朗さんを
はじめとする方々が中心になって参加されている。

上原ひろみさんの演奏の動画は
他にもたくさんある。
特に、アンソニー・ジャクソン(b)、サイモン・フィリップス(ds)
との Piano Trio のプロジェクトも圧倒的に素晴らしい。

Suite Escapism : in Between / Hiromi The Trio Project


BLUE GIANT は、海外でも公開されるのだろうか?
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