どんな時代であれ、ひとつの時代を生きる人生にとって
もっとも大事なのは、「自分を少しでもまともに保つ」ことと
「誰かを少しでもまともに愛する」ことです。
少しでも、というところが、
村上春樹さんらしい。
「自分をまともに保つ」は、少し前に書いた
「ほんとうのことを知る」ともつながる。
自分にとって、なにが「まとも」か?
なにが「ほんとうのこと」か?
それを探求するのがそれぞれの人生なのだし、
教育というのは、それを、
何らかの形で助けるものだ、と思う。
「自分をまともに保つ」のはかなり大変だし、
まともになんて生きたくない、という気持ちは、
どんな人の心にもあって、それがとても強い人も、
人類の数パーセントはいると思う。
それはそれでよいのだが、
そういう人ばっかりだと、社会が不安定化して滅亡しまうので、
ほとんどの人の心には、「まともに生きたい」という
気持ちが、かなり強く埋め込まれているはずなのだ。
そこに働きかけて、それを引き出し、伸ばす、
というのが、教育の第一の目的、ではないだろうか?
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