羽生名人と森内九段の頂上対決。
昨年の名人戦以来の対戦。
森内先手で相振り飛車となり、
棋風どおり、羽生が攻め森内が受けに回る。
ぎりぎりの攻めと
ぎりぎりの受けの攻防は
見事だった。
形勢は二転三転し、
混沌としたまま終盤へ。
羽生の攻めを首の皮一枚で
残した森内が反撃に出て、
羽生玉を追い詰める。
羽生が負けを覚悟したような風情で
△9四歩と端を突いた。
ここで解説の渡辺の言うとおり、
▲6二金と王手で迫れば、
同玉は詰み、△8二玉は詰めろが続いて、
森内勝ちだったようだ。
しかし、森内は同玉以下が詰みかどうかを
読みきれなかったようで、より安全そうな
龍が入る手を選択。
羽生が△5一歩を打ってしのぐ。
ここで森内は詰みを逃したことに
気づいたようで、顔を歪ませた。
ところが、ここでもまだ、
▲5一龍と切って、
森内に勝ちがあったのだ。
しかし▲7三角成を選択。
羽生玉は詰まず、
羽生名人の逆転勝ちとなった。
森内九段は二度のチャンスを
活かせなかった。
一度目のチャンスを逃したことが
尾を引いてしまったのだろうか。
羽生名人:もう負けだなぁ・・・
どうせ負けなら、えいっ △9四歩
森内九段:ん?それは何?
6二金は大丈夫なの???
うーん、読みきれない。安全策でいくか ▲3九飛成
羽生名人:歩を打つ一手っと △5一歩
でも切って来られると負けなんだよね・・・
森内九段:あ、やっぱり6二金で詰みだったじゃん。
しまった・・・悔しい。
負けにしちゃったか・・・ ▲7三角成
羽生名人:え、そっち取ってくれるの?
それは詰まないでしょ。ラッキー!!!
という感じでしょうか?
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