その中で、共同体の崩壊の後の、
島宇宙化ということが述べられている。
日本的な島宇宙の特徴として、
参入障壁は高いが、
入ってしまうと中はぬるい。
ということがある。
女子高生のお友達クラブから始まり、
大学や会社もそうだ。
会社同士にもお友達関係がある。
結局、日本にはそういう組織しか無いのだろう。
そして、最近は、こうしたぬるい場所が
減ってきているので、そこから
疎外された人が増えてきているのだと思う。
就職氷河期に就職し損ねた人たち、
出稼ぎ外国人、
出産や育児のために会社を辞めた女性、
早期退職して脱サラに失敗した人たち、
・・・
格差社会、と言っても「格差」ではなく、
お友達の輪の中に居るか、居ないか、
そのどっちかでしかないのだと思う。
そして、パイは小さくなり、
弾き出される人はどんどん増えている。
こういう組織のあり方を変えて、
自由で自立した個人の集まりとしての組織を増やしてゆかないと、
日本は全体として沈んでゆき、
どんどん嫌な社会になってゆくような気がする。
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