もしかしたら、自分にとって
生涯のベストワンかもしれない。
こうしてたびたび書いているのも、
まさに私のために作られた映画、という感じがあって、
自分にとってすごく特別な作品だからだ。
というわけで、amazon からおすすめされたので、
「私を離さないで」のBlue-ray Disc を買った。
生まれて初めてのブルーレイ。
プレイヤーが家にまだ無いので、
PC でしか見られないのだが、
「初回生産限定仕様」の特典に惹かれたので
こちらを選んだ。
さっそく見た。
本当に美しくて本当に悲しい映画だ。
そして、音楽のような映画だ。
ドラマの緊張と弛緩、そして、
息をのむように美しい超広角のショット。
映像、音楽、原作、脚本、キャスト、演技、
構成、すべてが文句なく素晴らしい。
何度見ても鳥肌が立ち、何度見ても泣ける。
見るたびに美しさについての発見があり、
悲しみが深まってゆく。
* * *
特典の「制作秘話」がまたなかなか素晴らしかった。
監督のロマネクさんやイシグロさん自らが
作品についてきっちりと語っていて、
すごく細かいところまで気をつかって
丁寧に作られていることがよくわかる。
なぜクローンの話を書いたのか?
そして、なぜ彼らは逃げないのか?
なぜあんなに子供時代から大人時代への
つながりがスムースなのか?
キャリー・マリガンの演技の魅力とは?
答えを知りたければ、
特典映像つきのものをぜひどうぞ^^;
* * *
DVD が出たこともあってか、
YouTube にもいろいろな映像が上がっている。
その中でも、これがすごい。
印象的なシーンを集めて編集しているのだが、
シーンの選択が「そう、それだよね!」と
私の琴線に触れるものばかり。
Rachel Portman のサントラの選曲もベスト。
映画を振り返るのに最適だし、
作品の構成の工夫がよくわかる。
映画を見ないと感動は味わえないので、
見た後にぜひどうぞ。
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