日々の寝言~Daily Nonsense~

学習とか成長とか

Q:なぜ勉強するんですか?
A:よい成績を取って、よい学校に入って、
よい会社に就職するためです。

という時代は終わっている。

会社に入って、他人と同じように働いて、
みんなが揃って豊かになれた時代は終わって、
格差社会、といっても、身分格差ではなく、
能力格差の時代になっている。

変化する社会の現場で、常に勇気をもって行動し、
そこから学習し、成長することが求められている。

そういう意味では、
Q:なぜ勉強するんですか?
A:豊かで幸せな人生を過ごすためです。
というのが、単なる理想論では
なくなってきているようだ。

学校の勉強は、まだまだ知識偏重だが、
今後は、「学習する力」を伸ばす教育が重要になるだろう。
「国を愛する」とか、そういうのは、
まず、自分を愛することができての話だし。

能力格差は、悪いことではない。
そもそも、人間は本来、学習・成長は好きなはずなのだ。
なんといっても、生き物の中で、一番、
後天的な知識に頼って生き延びてきているのだから。

「昨日の自分より少しでも変化、成長している自分や
自分の周囲の社会を見るのが、
生きていることの最大の喜びの源だ」、
ということはいろいろな人が言っている。

裏を返せば、そういうふうに心から感じられる人が
成功している、のでもあるが。

しかし、その一方で、変わりたくない、
怠惰な自分がいるのもまた事実だ。
よく言えば、安定志向?

変化には、失敗がつきものだし、
あんまりみんなが学習したら
世の中変化が激しすぎて大変なことになるから、
適度に混じっているのがいい、というわけなのだろう。

それに、「成長が生きがい」となると、
成長が止まったときに虚無感に襲われる。
これからずっと、ほとんど変化のない毎日が
金太郎飴のように続いてゆく、と考えただけで
自殺したくなったりするのではないか。

それと較べると、変化のない日々を、
淡々と過ごせる人は強い、とも言える。

種として生き延びるには、多様性が重要なわけだし、
一概に、どちらが優れた生き方とは言えないのだろう。

ただ、これからしばらく、
冨の分配の能力比例部分が高まると、
安定志向の人にはややつらい世の中に
なるのかもしれない。

そういう人は、起業したりする人の
サポーターに回ればいいのでしょうかね?
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