笙野頼子さんの、デムパ三部作の第一作。
うーむ・・・
ややこしくてよくわからん。
でも、語感は楽しいし、
筋を追うタイプの小説ではない。
音楽というか、祝詞のように楽しんだ。
表題からして「だいにっほん」だし。
図書館で予約するときに、
「だいにっぽん」と書いてしまった。
「だいにっぽん」を
「だいにっほん」にしただけで、
いかにも、ゆるーい気分が漂ってくる。
本文中にも、
「ほれほれここに ほれここに」とか
「すっちゃん、すっちゃん、すっちゃん」とか
音や調子が頭にこびりついてしまう。
しかし、怒る読者がいるだろうということで、
巻末にわざわざ、著者による解説がついていた。
それによると、
「おんたこ」=「おたく」ということで、
おたく文化の蔓延に対する
嫌悪、闘争の書、ということらしい。
そういえば、村上隆さんのことなんかを
思い出しながら読んだ。
乗りかかった船なので、
続巻も読みたいと思う。
ちなみに、本人がわざわざ「ブス」
とおっしゃるので検索してみたら、
こんな方のようだ。
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