日々の寝言~Daily Nonsense~

フリードリッヒ・フォン・ハイエク 「感覚秩序」

経済学者として有名なハイエクによる
認知心理学を先取りした本。

原書は1952年の出版。

外界の秩序に対応するような感覚の質の秩序が
どのようにして得られるか、についての原理的理論が
ヴィトゲンシュタインの「論考」のようなスタイルで
丁寧に展開される。

書かれていることは、
今から見直してもほとんど正しい。

たいしたものだ・・・

先入観を排して物事をしっかりと見るという
難しいことを、実践しているからこそ
こういう本が書けるのだろう。
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