日々の寝言~Daily Nonsense~

渡辺和子「愛をこめて生きる」

数日前のあさイチに、
渡辺和子さんが出演されていた。

お名前は知っていたが、
これまでに著書を読んだことはなかったので、
Kindle で買って読んでみた。

PHP文庫などから、
数冊出版されている中から、
タイトルに惹かれて
「愛をこめて生きる」を選んだ。

すべての人は神に愛されている

与えられた環境・条件の中で、
受け入れるべきは受け入れ、
変えるべきは変えながら、
自分を愛し、周囲を愛し、
今という時間に愛をこめて生きる

ということが、いろいろなエッセーの形で
説かれている。

すべての人は、社会的な価値とは別に、
生きているだけで価値がある

ということを納得させるために、

キリスト教では神の愛、
仏教では、すべてのものに宿る仏性、
ということが言われる。

今、こうして生きていることは奇跡的なことであり、
その時間を大切にしなければならない、

と頭ではわかっているのだが、
現実社会での生きやすさは、
社会的な有能さのほうに多く懸っているので、
ついつい人の価値をそれで判断しがちだ。

しかし、そちらに気を取られて、
大元の大切なことを忘れてしまっては、
人間としての社会的な成長もまた得られない。

本当は、「愛」などと言わなくても、
そうしたことが自然に会得されるように育つような
そういう環境、社会であることが
一番望ましいのだと思うのだが・・・
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