日々の寝言~Daily Nonsense~

堀辰雄「幼年時代」

ちょっと堀辰夫さんにはまっている。

「幼年時代」は、自身の幼年時代のことを
なんとも繊細な文章で淡々と描いている。

特にドラマも無いのだが、
「子供らしい悲しみ」に満ちた文章が
味わい深い。

Wikipedia によると

> 東京麹町区平河町生まれ。実父・堀浜之助は、広島藩の士族で、
> 維新後上京、裁判所に勤めていた。母・西村志気は、東京の町家の娘。
> 浜之助には妻こうがいたが子がなく、堀家の嫡男として届けられる。
> 辰雄二歳の時、志気が辰雄を連れて堀家を去り、
> 四歳の時、彫金師の上條松吉に嫁した。

とある。

「幼年時代」に書かれているのは、この上條松吉に嫁した後のことで、
今の墨田区向島のあたりに住んでいたらしい。
洪水で家が浸水して引っ越しをしたという記述もある。

感受性の塊みたいな人だったようだ。
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