山下りんさんのイコン。
工部美術学校の一期生として
西洋画を学んだあと、
ロシア正教会のニコライ神父に
勧められてサンクト・ペテルブルグに留学。
しかし、古い原画を忠実にコピーする
ロシア・イコンには馴染めず、
大変苦しんだという。
「終日絵を描く。心おおいに痛むなり」
「今はただ命終わることを望むのみ」
2年で日本に帰国。
しばらくはほとんど絵が描けない
状態だったらしいが、
古いイコンを自分らしく描く
という形で復活したという。
この絵はみんなを再生させ、希望を与える、
という言葉が印象に残った。
* * *
ロシア正教が、函館を起点として、
幕府軍に敗れた武士を中心に東北地方で広がった
というのは知らなかった。
山下りんさんのイコンも、
北海道・東北地方に多く残っているらしい。
こちらに一覧がある。
「ハリストス」というのは、
キリストのことだったのだ・・・
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