奇跡の脳

海外出張があったり、身内が手術をしたり、
いろいろとバタバタしていてブログを書く気持ちが
ずっと起こらなかった。

このブログを始めて以来の
長期ブランクかもしれない。

全体的に生活の余裕が少なくなっているので、
今後はこういうことが増えてゆきそうだ。

やっとだいぶ落ち着いたので、久しぶりに、
貯めてあったネタから。

まずは、脳卒中（脳溢血？）から
驚異的に回復した脳科学者の手記。

偶然入った本屋で、
偶然目にとまった文庫本だが、
すごくおもしろかった。

まず、実話ベースなので迫力がある。

著者の左脳から出血があって、
認知機能や言語機能が失われてゆくのだが、
その後の世界は「自我」が無くなり、
宇宙と一体化したような感覚なのだという。

宇宙と一体化（涅槃）できる能力は誰の脳にもある。
普段は左脳がそれを妨げているだけ、
ということがよくわかったそうだ。

うーむ・・・やはりそうなのか。

言語機能が失われているのに、
そのときのことを覚えている
というのもすごく不思議だ。

感覚として覚えていて、
後で言語化した、
ということなのだろうか。

こういう話ばかりではなく、
有効だったリハビリの仕方なども
書かれていてそちらも興味深い。