今回は、好況の中での株安ということで、
企業の決算も悪くはなく、
ファンダメンタルズから考えれば、
普通ならもう少し軽微で済んだようにも思うが、
アルゴリズムによる高速トレードが、一斉に売って、
下げを大きくしているのではないか、と言われている。
彼らは、とにかく儲けることが至上命題なので、
なりふり構わないから歯止めが効かない感じ。
誰かがテレビでも言っていたが、
株価の変動が大きいほど、
儲けるチャンスも増えるので、
人間とは違って、価格を落ち着かせる方向の力が
ほとんど働かないのではないか?
ということだった。
確かにそうなのかもしれない。
過剰なフィードバックが振動をもたらすことは、
制御理論の常識だが、そういう状態になっている
とも考えられる。
最近、人工知能による世界の支配、
みたいなことがよく語られるが、
ある意味では、これは象徴的な現象なのではないか?
人間にはもはや、彼らが
なぜそこまで売るのか、
いつ売るのを止めるのか、
わからない・・・
制御不可能な状態のように思える。
もちろん、アルゴリズムを止めることは
できるわけだが、そうしたら自分だけ
大損するかもしれないわけで、
それを決断できる人がいるのかどうか・・・
大変な世の中だ。
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