「君の名は。」を視た。
「秒速5センチメートル」を、
KOKIA の MAD で視て、
いいなぁと思っていたのだが、
フルに作品を視たのは初めて。
朝一番に行ったのだが、
7割くらいは埋まっていただろうか。
評判どおりなかなかの入りだと思う。
時系列が複雑、というか、枝分れしていたり、
ループして変更されたりするので、とまどったし、
途中まではちょっとはずしたかも、とも思ったが、
結局のところはなかなか良かった。
ただ、終わり良ければすべて良し、
みたいな感じではある。
そして、それは、厳しい現実を隠して、
見たいものを見せてもらっている、
という感じでもある。
ファンタジーなのだから、
それで良いのかもしれないし、
「こうあって欲しい」という強い思いは
「現実を忘れる」ということとは違う、
のではあるのだが・・・
人は理想と現実の間に生きている、
ということ?
* * *
結末については、賛否あって、
新海誠らしくない、とか、
作家性を捨ててエンターテインメントに舵を切った
(必ずしも否定的ではなくて)
という意見もあるようだ。
なにより、監督自身も、
エンターテインメントに徹した、
と書いている。
村上春樹が、「スプートニクの恋人」だったかの中で、
そういう瞬間がある、というようなことを
書いていたような記憶がある。
自分のために書く・作るから、
伝えたい相手のために書く・作る、に変わる。
自分が育つための作業から
世の中に貢献して誰かを育てるための作業へに変わる。
ちょっと単純化し過ぎな感じもするが、
そういうことなのだろうか・・・
* * *
彗星の絵も、糸守の町も、
東京の風景も、きれいだった。
音楽と画面のシンクロもとても良い。
オーロラが見たいなぁ・・・
と思った。
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