結婚とは？

ＮＨＫの討論番組で
「結婚」が取り上げられていた。

意外だったのは、
子供の立場、あるいは、
子供を育てるという立場
からの発言があまりなかったこと。

個人的には、結婚という制度は
子供に一定期間安定した環境を提供し、
子供を育てるカップルに
各種の優遇を提供するための制度、
と考えているので、子供の存在がなければ、
結婚する必要はなく、カップルとして、
お互いの合意の範囲で自分たちの
したいようにすれば良いと思っている。

フランスのPACSのようなやり方も
ひとつのあり方だろう。

その話と、今の日本の問題である、
若年層や女性が、同棲すらままらなない
労働状況にあるという話は、
全く別だと思うので、
切り離して議論したほうがよかったと思う。

今の結婚制度が悪いから
結婚できない人が多い、
というような議論をしていた人がいたが、
それは違うと思う。

菊川玲に至っては、
「シンプルに愛する人と結婚したい」、
などと言っていたが、
頭がシンプル過ぎる。

結婚と愛はとりあえず別の話だ。

お互い心から愛せる人と一緒に暮らすのは
もちろん誰でもしたいことだ。

しかし、繰り返しになるが、
子供がいなければ、
あるいは、すぐに作る予定がなければ、
結婚する必要は無いと思っている。

その意味で、
「できちゃった婚」は
まことに正しい、と思う。