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基礎より応用 稼ぐ韓国 日本の大学発 成果採用
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。
液晶化学が専門の九州大の菊池教授は液晶のブルー相を安定させる方法を開発し2002年に特許を取得しました。
が、日本企業がこの方法を採用することはなく、液晶パネル世界シェアトップ、稼ぎまくっている韓国サムスン電子がブルー相の特性を使ったパネルの試作機を2008年に発表。日本の大学発の成果を利用し水面下でブルー相の研究を行っていたと推測されています(朝日新聞7月8日)。

▲液晶ディスプレー
なぜ、日本企業はブルー相を採用しなかったのか?あくまでも推測ですが、改良すべき点が多々ありすぐにビジネスにつなげることはできない、と考えたからではないでしょうか。
しかし、技術に欠点は付き物。欠点を探すよりリスクを背負い有望性を見出すべきです。行き詰っているなら、発想の転換が必要です。
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手術を受けるとき「万が一」を考えて入院前に机の回りを整頓するのが日本人。同じことをしても「帰ってきたときに気持ち良く仕事に戻るため」と考えるのが欧米人。きっと韓国や中国もこの発想です。
技術では負けていないのだから、日本企業に必要なことは発想の転換です。
6月28日からは、週末を除き、産業構造ビジョン2010の話を中心にした少々固い内容が続きました。明日からは、また中小企業経営者の皆様の経営に直接関連する内容を書く予定です。
中小企業経営者の皆様。よい週末をお過ごしください。
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