おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です.
iPS細胞(人工多能性幹細胞)をつくる発明について、欧州で特許が認められことを昨日(7月12日)のブログに書きました。
聞けば、国からの多額の資金援助があったからこそ欧州特許の成立に繋がった、とのこと。
京都大学の山中教授は「大学が、国の支援 を受けながら一体になることができた」と述べておられます。
本件に関する限り、国が援助することに、私は賛成です。
日本の新しい産業基盤の基礎となりえる技術については、幅広い特許権の取得が不可欠。
一つの大学だけがいくら頑張っても無理です。
ただ、特許権だけではビジネスになりません。
取得した特許、これから取得する特許を核としたビジネスモデルの構築が、とても大事です。
その上で、特許権に対するポリスファンクションがしっかりと機能するように国が動かなければなりません。
DVDプレーヤーだって、太陽光パネルだって、ここぞというときに国の援助があれば、今のような状況にはならなかったと思っています。
今日もお読みいただき有難うございます。