おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。
昨日発売された日経ビジネス(2012.06.25)。
エーザイ社長の内藤晴夫氏の談。
→ 詳細はこちらです
「ビジネスにCSR(企業の社会的責任)は存在しない、と私は思います。最終的に収益に結び付くということでけじめがつかないと、株主の納得は得られません。」。
私もその通りだと思います。「本音」を発言する方のほうが信用できます。
といいつつ、開発途上国にいる熱帯病の患者に、「価格ゼロ」の薬を提供する、とのこと。
コスト負担は2013年から2020年の7年間で35億円。
提供する薬には「エーザイ」のロゴマークが入っていて、薬で回復した患者が中間所得層の一要素となり、エーザイの薬を買ってくれるようになる、それを期待しているわけです。
一方、特許やデータなどの知財も、同様に提供していく方針。
私見ですが、究極の宣伝費というところでしょうか。
薬と知財の提供を受けた「エーザイ」のロゴには揺るぎない信用が化体し、これに将来の需要がついてくる。
内藤社長は、知財の「提供」と述べていますが、これも、知財の「活用」の一態様というべきでしょう。
今日もお読みいただき有難うございました。
昨日発売された日経ビジネス(2012.06.25)。
エーザイ社長の内藤晴夫氏の談。
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「ビジネスにCSR(企業の社会的責任)は存在しない、と私は思います。最終的に収益に結び付くということでけじめがつかないと、株主の納得は得られません。」。
私もその通りだと思います。「本音」を発言する方のほうが信用できます。
といいつつ、開発途上国にいる熱帯病の患者に、「価格ゼロ」の薬を提供する、とのこと。
コスト負担は2013年から2020年の7年間で35億円。
提供する薬には「エーザイ」のロゴマークが入っていて、薬で回復した患者が中間所得層の一要素となり、エーザイの薬を買ってくれるようになる、それを期待しているわけです。
一方、特許やデータなどの知財も、同様に提供していく方針。
私見ですが、究極の宣伝費というところでしょうか。
薬と知財の提供を受けた「エーザイ」のロゴには揺るぎない信用が化体し、これに将来の需要がついてくる。
内藤社長は、知財の「提供」と述べていますが、これも、知財の「活用」の一態様というべきでしょう。
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