おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。
京都大学系の特許管理会社は、特定の試薬会社がiPS細胞の特許を、別の製薬会社に再許諾できるシステムをスタートさせます。
製薬会社は、iPS細胞の特許利用を認める契約を結んでいる試薬会社の製品を購入すれば、素早くiPS細胞を利用した研究が始められます。
特許管理会社と交渉しなければならない場合に比べ、とても効率的です。
→ 詳細はこちらです
この点を、私なりに競争戦略的・知財戦略的な分析をしてみました。
特定の試薬会社を「箱根の関所」と見ました。
特許で守られているiPS細胞を使うなら、必ず通らなければならないゲートです。
タダでは通れない。
ゲートを通るには料金が必要。
特許管理会社にすれば、料金を徴収しやすくなるし、通った人からの取りそこないがない、という利点。
製薬会社にしてみれば、iPSを利用しやすくなる。裏返せば、特許管理会社は客を引き寄せ、つなぎとめることができる。
特許管理会社の収益モデルが、そこにあります。
今日もお読みいただき有難うございました。
京都大学系の特許管理会社は、特定の試薬会社がiPS細胞の特許を、別の製薬会社に再許諾できるシステムをスタートさせます。
製薬会社は、iPS細胞の特許利用を認める契約を結んでいる試薬会社の製品を購入すれば、素早くiPS細胞を利用した研究が始められます。
特許管理会社と交渉しなければならない場合に比べ、とても効率的です。
→ 詳細はこちらです
この点を、私なりに競争戦略的・知財戦略的な分析をしてみました。
特定の試薬会社を「箱根の関所」と見ました。
特許で守られているiPS細胞を使うなら、必ず通らなければならないゲートです。
タダでは通れない。
ゲートを通るには料金が必要。
特許管理会社にすれば、料金を徴収しやすくなるし、通った人からの取りそこないがない、という利点。
製薬会社にしてみれば、iPSを利用しやすくなる。裏返せば、特許管理会社は客を引き寄せ、つなぎとめることができる。
特許管理会社の収益モデルが、そこにあります。
今日もお読みいただき有難うございました。