シアーシャ・ローナン主演の「ハンナ」 (Hanna) は厳密に言えばSFアクションだが、筋書きはかなり現実的だ。 シアーシャ・ローナン自身は「自分のことをサーシャ(アイルランド語で自由という意味になる)と呼んでいる」、とインタビューで語っている。 「つぐない」(Atonement) やラブリー・ボーン (The Lovely Bones) で女優としての可能性を披露したシアーシャがさらに成長した姿を見せてくれる。 予告編
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父親エリック(エリック・バナ)に鍛えられた少女ハンナは超人的な敏捷性と力強さに加えて類い希な鋭い感覚も備えている。 彼女の出生の秘密が次第に明らかとなり、物語は一応のまとまりを見せるが、この映画は「ハンナ誕生」ともいうべきエピソードだ。
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忘れてならないのが、音楽と効果音。 撮影に用いられた独特のアングルと緊張感を保つ編集は秀逸で見るものをぐいぐい引き込んでいく。
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心理サスペンスとアクションを純粋に楽しめ、中に人のふれあいも織り込まれている秀逸の作品だと感じた。 ★★★★☆
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