野の花と生きものたち by みぃぷぅ

小さな野の花、昆虫たちの表情や営みを観察するのが好きです。

がんばれー! ナナフシ

2018-05-28 23:31:21 | 昆虫

5月初めのある日、虫撮り目的で久しぶりに大町自然公園に行ってみた。風が強くてあまり期待していなかったが、何に出会えるのか少しワクワク♪ 車を止めてから森の中を歩き進め開けたところに出たすぐそこで目に飛び込んできたのはヘンテコな菌類!遊歩道脇の枯れかかってるような樹にニョキニョキっと出ている! 何じゃこれは?? キモイものや不思議なものを発見するのが好きなので興味津々。思わず触ってみたら茶色の粉が付いてゲッーー・・・

これは、後で必死に調べてサビムラサキホコリと言うものっぽい。不思議な菌類。

 

その先にはハナイカダが。(昆虫カテゴリーなのに、菌類や植物!(^-^;)

雌花らしい。雌雄異株。

 

 

少し行くと、トップバッターは ヘラクヌギカメムシ の幼虫がお出迎え。

実は名前調べるの苦労しました。同じ画像を見つけ出すのに。。

 

ミツボシキリガ の幼虫が。食べ物はエノキの葉らしい。ヤガ科ヨトウガ亜科

 

ヒゲナガハナノミ   甲虫目カブトムシ亜科ナガハナノミ科

なかなかこの名前にたどり着かず苦労した~ コメツキ系で探しまくってた。。

 ヤエムグラにとまってた。

 

 

イチモンジカメノコハムシ   甲虫目ハムシ科カメノコハムシ亜科

これは成虫です。スケルトンな傘をかぶったようなユニークな虫。昔もっと綺麗な別のジンガサハムシの仲間を撮って感動したことある。

 

 

ワカバグモ   クモガタ綱クモ目クモ亜科カニグモ科

 ワカバグモがキレイ! メスは黄緑色一色らしい。これは雄です。

 

 オシャレな赤い飾りを付けている。と思ったら、ダニらしい。

 

ダニ2匹。

このダニに興味もった。他の種類のクモも近くに居てそれはダニ8匹しょっていたΣ(・□・;)その写真はあまりにもボケボケで汚いので(ダニじゃなくて、私の腕が)ここに載せないけど。。

 

 

ムモンホソアシナガバチ と思いますが、黄色が綺麗な蜂。顔の特徴から多分そうだと思う。

あとちょっと近づいたらだまっちゃないよー!と言う顔でけん制してたのでここら辺でパチリ。巣営に忙しいようだな。

 

 

 

遊歩道沿いの柵のロープに、、、ナナフシの赤ちゃんが!

ナナフシモドキ   ナナフシ目ナナフシ科

ナナフシと一般的に言うがナナフシモドキと言う名前。この日は風が強かったので木の上で生まれたのが一斉に落ちて来たのかと思った。遊歩道のロープにはよく見ると赤ちゃんがたくさんついていた。記事を書きながら調べたら、卵が木の上にあるとはどこにもなく。。木の上から産卵して卵を落とすらしい。つまり土の上や落ち葉の中にあるのか?? 何でロープに一斉に居るのか??  不思議だ。

このひたむきな横顔が、、、キュンとくる~(^^♪

どこへ行こうとしているのか、、、

 

 

ゆらゆらのっそり前進。外敵に狙われやすいし早く木の枝に移してやりたくなる。まるで丸腰。成虫だって丸腰だ。木の枝に擬態するしかないのだから。。

ひとつの柵にたどり着いても、柵は延々と続いてる。ナナフシにとっては永遠の様に。

 

 

どうする?と姉妹同士で相談してるように見える。ナナフシモドキはほぼメスばかりだそう。   (゚д゚)!!!オスは稀とか。!

 

とにかく落ち着く先を求めて前進するナナフシの赤ちゃん。がんばれ~~

近くのロープには マガリケムシヒキ が! ちょっと心配になる(;゚Д゚)

胸の脇の筋骨隆々みたいなモリモリがカッコイイね~ 目をもっと綺麗に撮りたかった。

 

 

幾多の困難を乗り越えて、ナナフシの赤ちゃんが平和に虫の生涯を全うできますようにと願わずにはいられなかった。がんばれ~ナナフシ('ω')

 

   撮影日:2018/5/2

   撮影場所:千葉県市川市大町自然公園

 

知ったかぶってますが、ほとんどの写真投稿に当たって必死で調べました('◇')ゞ

名前が間違えていましたら教えて下さい<(_ _)>

 

〈追記〉:アオメアブと初め名前を入れてましたが、マガリケムシヒキと訂正しました。しかもメスです。全くこの名前知りませんでした。ぶんぶんさん、ありがとうございます。

 



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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
名前調べ (ぶんぶん)
2018-05-29 07:20:42
おはようございます。

まったく知らない昆虫の名前を調べるのは大変でしょう。
撮られたのが5月の初めのようなので、今はもっとたくさんの
昆虫たちが、会いに来てくれるのを待っているかもね。
ヒゲナガハナミノは打ち間違いかな?
お尻の2文字がミノではなくノミです。
ムシヒキアブはアオメアブではなく、マガリケムシヒキの
メスだと思います・・・たぶんね
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ぶんぶんさんへ (みぃぷぅ)
2018-05-29 10:45:33
おはようございます!
お久しぶりです!

名前、ほんとだ! ミノとノミは見間違えてました!! 調べたところからブツブツつぶやきながら名前を打ち込んでるときに。。
そして、マガリケムシヒキ!!ですね!
画像をよく確認しました。
アオメアブよりなんかちょっと地味だなぁとは感じてたんですが、
ムシヒキアブの種類にマガリケムシヒキと言うのがあるの知りませんでした。
メスですね! お尻の特徴からわかります。
教えて頂きありがとうございました(*^^*)
ほとんどすべての写真調べまくったので本当に疲れました~
今後もまた色々と教えて下さい<(_ _)>
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不思議 (やましらかわ)
2018-05-29 15:59:21
みぃぷぅさん こんにちは!
不思議な菌糸・・不思議な花ハナイカダ・・
ウ!!突然現れた小さな虫たちがいっぱい!
初めて見る小さな虫がいました。
ヒゲナガハナノミ・・触手がのこぎりみたい
イチモンジカメノコハムシ・・田んぼの中のカブトガニみたい
ワカバグモもムモンホソアシナガバチも初めて
ナナフフシ君は見たことあります。かわいいですね。いつまでも見ていても飽きないナナフシ君

いつも感心しています。
根気がないときっと見つけられないし気ままな虫たちおとなしくしていないでしょ!!

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ナナフシモドキ...感動したぜぃっ!( `ー´)ノ (ジョー)
2018-05-29 16:54:34
みぃぷぅさん、こんにちは!
いつもながら本当に感心します。虫が大好きなんだね...(^-^;

今回はナナフシモドキの健気さ?と、みぃぷぅさんの優しさに感動しました!
優しく見守ってあげてたんだね...(*^^*)
「ナナフシの赤ちゃんが平和に虫の生涯を全うできますようにと
願わずにはいられなかった」とのコメになんだかジ~ンときちゃった(T_T)
それもあって、ナナフシモドキにすごく興味が湧きましたよ。
よく見ると、カラダと足、そして頭がヒジョーにアンバランスなんですね(^-^;
それが木の枝のように見えて、外敵から身を守るのでしょうね...
でも...よく見ると可愛いね!赤ちゃんだからかな?(^-^;

みぃぷぅさんの観察記録は、虫好きならずとも読んでて楽しいっ!最高っ!


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おおー (boku55)
2018-05-29 21:20:35
みぃぷぅさん、皆さん、こんばんは。

真夏日で暑くって嫌になったわ。
面白いの見つけるの凄いなぁ。
虫は苦手なので・・・
やっとブログ投稿した(笑)
花の名前で調べたけど少し違うみたい。
手間かけさせて申し訳ないです。
みぃぷぅさんの世界最高です~。
楽しくのんびりお互いブログ続けようね。
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やましらかわさんへ (みぃぷぅ)
2018-05-29 22:40:00
こんばんは!
不思議で楽しい小さな世界、もっと上手に表現出来たら良いんですけど(^^;)
ヒゲナガハナノミの触角いいですよね~
そこがチャームポイントです。
イチモンジカメノコハムシは確かにカブトガニに似てますね。(笑)
カブトガニ見たことないですが、図鑑をいっぱい持っていまして、興味津々で見てました。(笑)
ナナフシは3㎝くらいだったかな。お目目パッチリで無垢の可愛さあります。
生まれたばかりなのに一生懸命ロープを前進してました。
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ジョーさんへ (みぃぷぅ)
2018-05-29 22:56:12
こんばんは!
いつもありがとうございます。

ナナフシは本当に平和的です。なんも武器もなくただただ枝に擬態するしかなく、、
成虫もそんな感じで癒されますが、赤ちゃんはなおの事可愛いですね。一斉にヨチヨチがロープに! 幼稚園の遠足の様でした。
虫の命はわずかなので切ないですね。
でも、何があっても
死ぬまで生を全うするところが人間は見習わなきゃいかんと思ってます。
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boku55さんへ (みぃぷぅ)
2018-05-29 23:04:47
こんばんは~
風邪治りましたか?

ハスイモもアロカシアも違いましたか。。
気になりますね~
また思いついたら調べてみます。
虫苦手なのに見に来てくれてありがとうございます。
治ったばかりなのでまだ十分気を付けて下さいね(*^^*)
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今日、偶然にナナフシが (hanatyan)
2018-05-30 00:22:31
朝刊に載ってました。
みぃぷぅさん こんばんは(^-^)

記事によると
神戸大の研究チームがアメリカの科学誌「エコロジー」に移動能力の低いナナフシが孤島などに生息域をどのように拡大させたのか注目。
卵は硬い殻に覆われ受精しなくても孵化することから、天敵のヒヨドリに食べさせ糞に混じった卵を観察した。
この結果、5~20%の卵が孵化することを確認した。
チームはナナフシが個体ごと鳥に食べられても卵は消化されずに排泄され、離れた場所で繁殖する能力があると推定。
ただ、ナナフシは捕食されないよう植物を擬態しており、鳥を乗り物として積極的に利用してきた可能性は低いとみている。
と発表した、との事でした。
面白い記事でしたので昆虫好きのみぃぷぅさんに是非、お知らせしたかったのです。
いつもみぃぷぅさんワールドには感心しきりです。
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見てない世界 (なつみかん)
2018-05-30 06:40:40
みぃぷぅさん、おはようございます。
最初の菌類で度肝を抜かれ、ハナイカダの癒しもつかの間、あとは出るわ出るわの昆虫ワールド!

私も野山を歩いていると、最近虫が増えたなあと感じています。
でも、小さいし、動くし、よほど綺麗な(または変わった)虫以外スルーしてしまっていました。
名前調べるのが難しそうですね。

ナナフシの赤ちゃん、ロープを伝っている姿を見るとすごく小さいですね。
噂はよく聞きますが、まだ見たことがありません。すっかり枝に騙されているのでしょう。
hanatyanさんのコメントも面白かったです(^-^)
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