おばぁ珠&ホークからの風便り

病気なんて吹っ飛んでけ~今日も笑顔笑顔

おばぁ珠の通常食 膵炎を含む食事療法

2016-02-20 16:15:27 | わんこ食事等

お食事の相談の問い合わせが度々あるので

記事にしてみます。

 

膵炎2回 慢性腎不全・胃腸炎・

胆泥症・現在は肝炎のおばぁ珠の食事は

じゃがいも粥がベストなコ

ジャガイモ粥にチキンを混ぜたものが

毎日の出勤時のお弁当。

お家では1日に1~2回チキンの替わりに

生肉を与えている。

現在は細菌性肝炎で食欲低下の為

じゃがいもチキン粥をシリンジで与えている。



薬膳粥でもあり胃腸疾患に良いらしい

おばぁ珠にとって

栄養素の中で1番注意が必要なのは脂質である。

持病既歴疾患の中でも命を脅かすものは

膵炎の再発になる。

次にカリウム制限、低ナトリウム血症

リン&カルシウムのバランス

状態によりタンパク質の注意が必要なコ

そして消化の良いものにしている。


腎臓にとって良いとされる脂質はカットされている。

腎臓を守る手段としては水分をしっかりとらせている。

この方法が出来るのはあくまでもおしっこがまだ作れており

なおかつ浮腫や腹水、胸水等がない状況での前提になる。

心臓が悪いコは水分の摂り過ぎは時には負担となる。

水分なし状態2~3時間でも脱水してしまうおばぁ珠は

現在は550ml/日

そのこに水分が過剰か適切か不足かどうかは

尿の回数・尿の色・皮膚の弾力具合、そして血液検査でも分かる

Hctが増加なら脱水or水分不足気味

BUNが基準値内でも数値が低い方ならば

水分過剰気味と判断している


心臓病に塩分は本来ならば控えるが、

低ナトリウム血症の為に追加で与えている。


じゃがいも1個に対して

米はカップ計量80~120

じゃがいもの大きさで米を120など

微塵より粗めにして20分ほど水にさらし

カリウムを抜いている

切り口からカリウムが抜けるのだって

肝機能が上昇している時は

じゃがいもを半分にして里芋を追加している

 

薬効

じゃがいも:胃痛、吐き気、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、消化不良、便秘、

高血圧、腎臓病、むくみ、かっけ、貧血、やけど等

里芋:肝機能強化、コレステロール抑制、腎臓病、糖尿病、老化防止、便秘、下痢、肩こり、やけど等

 

里芋には独特なぬめりがあるが成分としてガラクタンとムチンが含まれる。

ガラクタン:動脈硬化の防止、脳の活性化、癌細胞の抑制、降圧作用等

ムチン:ドライアイ予防、胃腸や胃潰瘍の予防、肝臓・腎機能の向上、免疫力・疲労回復アップ等

水は200計量カップ3.5杯程入れている

出来上がり水分の状態は粥が水分から出る程前のひたひたまで

強火で煮たてた後弱火コトコトにしている

お弁当に持っていく為に水分があるとドロドロになる為・・・

出来上がり状態は好みで良いかと思う。


動物にも塩分は必要

30%減塩味噌を塩分の替わりに使用している

プリン等についてくるスプーンさじ1杯分

上記以外には血液検査のナトリウムの数値を見ながら

塩をひとつまみ追加したり

人用のこんぶ出汁をスティックタイプ1cm入れたりもする

塩分に関してはそのコの状態にもよるので自己責任でお願いします。

また別のものとして定期的に

週に2~3回重曹を食べるときにひとつまみ追加している

お肉はササミと鳥むね肉をその時の状況で使ってます。

ササミ:脂質は少ないがリンが多い

むね肉:脂質が高いがリンは少ない

膵炎だけでなく腎臓病もあるので経過をみながら調整してます

おばぁ珠はササミがお勧めのようです

ササミとむね肉・・・・反応が断然にササミ派のようですね

脂質は低いが何故でしょう・・・。

小口にきってリンと余分な脂をボイルで排除

沸騰させて灰汁を取り除き柔らかくなるまで30分弱火でコトコトしてます

ゆであがったら取り出して

また水道のお湯で肉の表面を洗ってます

あぶらちゃん流れろー流れろーなんて呟きながら・・・。



粥とチキンをほうりこみ

出来上がったお粥は消化負担をさらに軽減しようと

毎回漉してます

お粥とチキンを漉している

ミキサーもあるが・・・水分状態によっては

偏りが生じてペーストにならなかったり、

水分があるとドロドロ過ぎたりするので家のお弁当持参の事情で

もちもちタイプに仕上げている

職場ではもちもちタイプを温めて

電解質飲料を追加して

サプリメント等追加で与えている。

胃腸機能が低下していたり胃腸炎・膵炎のコは。

消化にものすごいエネルギーを要すし負担にもなる。

おばぁ珠には固形物は今は殆ど与えていない。

野菜も生や茹でで与えるのはやめて

かわりに野菜のサプリメントで補っている。

消化を助ける野菜酵素にしている。

じゃが芋粥生活1年以上になるが膵炎の3度目の再発はなく

月々の検査経過でも栄養素には問題はないようで

おばぁ珠には合っているようだ。

 

余談だが膵炎と亜麻仁油で検索されて

このブログに辿りつかれる方がいらしている。

脂質カットの為に現在は一切使用していません。

膵炎は再発しやすい疾患でもあり

病院でも体に良いとされる荏胡麻や亜麻仁、サーモンオイルなどは

どうだろうか?と質問してみましたが

脂質が高い為に控えた方が良いとの事でした。

 

膵炎になる前は。

腎臓保護の意味でも亜麻仁を適量の半分を使用してました。

半分にしていたのは老犬の為、代謝機能も衰えているだろうとの理由からでした。

食事は粥に野菜の微塵切りサプリタイプを使用。

しかし25年の12月に初めて膵炎を発症して。

それからはオイルは使用してません。

だけど26年1月にも再発。

当時は膵リパーゼには全く反応せず・・・レントゲンで

腸と胃が暴れているのが確認されなおかつ真っ白でした。

体内に脂がもれているような状態。

二次性要因という言葉がありますが胆泥症と慢性胃腸炎を持病とするおばぁ珠は

それらの疾患が原因で膵炎を再発したとみられました。

2度目の再発をうけて、食事やサプリメントも見直して更に脂質もカットしました。

消化負担を軽減する為の意味でも、食事を1日3回のところを

1日6回にして小分け生活にしてます。

そして現在に至ります。

膵炎は脂質もそうですがストレスや疲れでも誘発してしまいます。

膵臓弱原因があり避けられるように努めるしかないのかも知れません。

膵炎は本当に命の危険もあり大変です。

治療には有効とされるステロイドを使用されますが

副作用がきやすく肝臓にも影響を与えてしまいます。

膵炎の治療で頑張るコたち

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2 コメント

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Unknown (サーティわんこ)
2016-02-21 20:18:05
ぐぅさん、とってもわかりやすくくわしく教えていただきありがとうございます。
里芋も買ってきました。早速作ってみようと思います。膵炎再発、絶対に避けたいですもんね!
返信する
Unknown (ココ)
2016-02-25 00:21:29
珠ちゃ~ん、ココだよ!

珠ちゃん、ブログ書いてくれたから、ココも会いにきたよ。

とっても綺麗なオレンジの服を着た珠ちゃんの走る姿、お空からも見えたよ(^^)
にぱこの輪が、みんなに広がるのも見えたよ!

ココは、お空からみ~んなに元気玉 送るからね!
頑張ってるみんな、受け取ってね!
えいえいおー ぅわん!
返信する

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