前回ツアーに参加されるお客様の出身国について書きましたが時々日本人も英語のツアーバスに乗ってきます。
ホテルやインバウンド旅行会社の日本人新人スタッフが研修目的で参加されることもあれば、外国人の友人、同僚を連れてのご参加などもあります。
先日、私の都内ツアーに日本人のお客様が参加されました。女性の通訳案内士の方でした。それも私より随分と経験をお持ちの方のようでした。つまり大先輩にあたります。
実際に本を何冊も出している雲の上のような存在の通訳案内士の方のお名前を過去に一緒に仕事をしたことがあると挙げられていました。
結局どういった目的でツアーに参加されたのかは聞けませんでしたが最期に「〇〇さんのツアーに参加して良かったです」と言ってくださりました。社交辞令だったかもしれませんが、嬉しいお言葉でした。
以前は日本人が乗ってくるととても緊張したものです。終始"evaluation"されているような不安な気持ちになりました。
今は全然平気になってしまい、逆に程よい緊張感を味わい、楽しんでいます。
この仕事、ガイドである自分がまず楽しむことが一番重要であるように思います。
楽しみを求めて参加されるお客様を楽しませるにはまず第一に案内役である通訳ガイドが楽しまないといけない。人が心底楽しんでいる姿は伝播するものです。
何百回も仕事で同じ所をまわっていると段々飽きてきます。今まで非日常であったものが日常的なものになってしまうといいますか。
でもガイドはそれに染まってはいけないと思うのです。ガイドにとっては何百回のうちの一つの仕事でも多くのお客様にとっては”once a lifetime experience”かもしれないからです。それを決して忘れないことを念頭に日々の仕事に挑んでいます。
(ガイドデビューして丁度一年目に似たようなことを過去のブログに書いていました)
今日は「建国記念の日」
英語では"National Foundation Day"
明治神宮では花嫁行列の代わりにShinto Priestの行列を見ることができました。
ところでこの日は毎年、たくさんの右翼の人が明治神宮に訪れます。お客様には事前にそういった人たちには至近距離でカメラを向けないよう注意しています。
皇居東御苑では多数の梅が見ごろを迎えています。大手門から入ると遠いので、この梅の時期は裏の平川門より入っています。そうすると二の丸庭園に行く途中にここ梅林坂を通ることができます。今日は女性が多かったので皆さんとても喜んで写真を撮っていました。