
🌟不完全燃焼な歪さが、好き🌟
昔から、うすうす気付いていたが、
満たされない不完全燃焼の影を美しく纏い、
笑うと”やばいオーラを出す人”がワタシの好みだった。
それは、素敵な造形だけど、歪な個性を放つ人。
俳優なら、田村正和やショーケン。
女優なら、子供心に大人の女の妖しさを感じさせた佐藤友美さま。
チョット前なら、蒼井優さん、、とか。
どう見ても美男美女に偏ってる。
が、、
蒼井優さんは、結婚し出産を経て、ココから完全に足を洗った。
もう”やばいオーラ”はなく、健全な笑みと満足度150%を全身から放ち、
女優としてのノリシロにおいて、沼的な男女のドロドロ感は消え去った。
妻になり、母という聖地を手に入れたことで、
彼女は不完全燃焼から解放されたんだな、、、と勝手に納得。
この時から
<見逃せない人>枠は、ぽっかり空いたまま。
それが、どっこい彗星の如くワタシを夢中にさせた人が現れた。
ドラマ「ホットスポット」
脚本はバカリズム。
宇宙人高橋と三人の女たちの日常が、次々とパズルのようにハマっていく。
予期せぬ展開の連続を見逃せない!!!状況を、
毎回のように、観る側に宿題のように残していく。
主役は市川実日子殿で、
あの顔の存在感で、もうOK!居るだけで良し💖
じゃぁ
ドラマ全体の質感をユーモラスにしているのは?・・・・・・
実は、
その主犯は、平岩紙さま。。。。。。
そして更に追い打ちをかけるのが、
見事な目玉芸を駆使し、ザワザワ感を出す鈴木杏ちゃま。。
バカリズム氏の脚本を、200%オモロク しているのは準主役たちだった。
🌈♨️ホットスポットが産んだ 平岩紙♨️
平岩紙、、、
妙な女優名なのに、
なぜか顔と名前が、しっくり合ってる。
映画やドラマでも、ちょいちょい見かけてた。
が、
給湯室で噂話をするOLや
どう見てもインチキな新興宗教にハマる主婦
家事代行業者のパートさんetc
どこにでもいるタイプ<その他大勢>の感じの役。
それが、
<ホットスポット>では、
セリフに平岩紙スパイスを練り込み、
顔全体でセリフのニュアンスを、観る側に伝えてくる。
その<妙なおかしみ>を笑ってると、次の展開にグングン惹き込まれる。
その上、
回を追う毎に、次々と繰り出される予期せぬ展開は謎がてんこ盛り、、
そこに被せるように、演者たちのノリが止まらない。
なんとも久しぶりに、夢中にさせてくれるドラマ。
なぜなら、
コロナ禍の5年間、、
来る日も来る日もお笑い芸人のトーク番組で、
ドラマは息を潜め、私達はYouTubeの世界に刺激を求めて彷徨ったから。
🌟善意の世界🌟
新しいYouTubeの世界は、
面白いこと のみではなく
人の心を引き寄せるため 攻撃的な画像や言葉が飛び交い
善も悪も 入り混じった世界
観る側も 徐々に感化され
世の中は 変わってしまった。。。と思い込んでいる。
ソコに真逆のベクトルの<ホットスポット>が、見せてくれたのが、
「善意の世界」なのではないか。。
宇宙人高橋に係る人たちが、誰一人否定せず、なんとか光の方へ行こうとする。
大笑いしながらも、一歩も二歩も踏み出す勇気は、
あったかく、懐かしい善意の世界を創り上げていく。
内容は、
宇宙人、未来人、超能力者、地球人、そして+αのてんこ盛りなのに、
まったくガチャガチャした感がない。。
多くの脚本の棚には載らず、別の棚を成立させたのは間違いない。
<ホットスポット>は、
今までのバカリズム氏の脚本を熟成させ、この人の着眼点が花開いた作品。
そして、
今回の俳優選びには無駄がなく、その見事さには脱帽!!!
そしてワタシは、めでたくも平岩紙さまウォッチャーになった。
平岩紙さまの
好奇心ムキムキの場面では、三白眼になったり。
無関心の場面では、
気配を消し、中年女性特有のシカトを背景として演じたり。
歪な美学を背負った稀有な女優。
これからの平岩紙さまを、追い続けたいと思う。
夢中で観て、もう最終回…物凄く残念だけど、残念以上に愉しみなの。