内裏の北東角は有名な猿ヶ辻(姉小路卿遭難地)である。鬼門と言うことで、角が切られ、山王権現の使いである猿が闖入者を見張っている。この猿が夜な夜な悪さをしたというのはご愛敬。庶人宅ならば南天を植えるところである。
鬼門と言うような考えは、支那の道教またはそれらしきものに由来すると思うのだが、日本では、仏教も神道(その成立には仏教も道教も深く関係している)も柔軟にその風習を取り入れている。仏教自体も日本化しており、日本化したものがさらに文化・信仰の日本化を促す。
申も愛づ
鬼門と言うような考えは、支那の道教またはそれらしきものに由来すると思うのだが、日本では、仏教も神道(その成立には仏教も道教も深く関係している)も柔軟にその風習を取り入れている。仏教自体も日本化しており、日本化したものがさらに文化・信仰の日本化を促す。
各地の庚申塚等もお地蔵さんや青面金剛、日本神話の猿田彦等と見事に習合している。このように、原理主義に陥ることなく色々なもの包み込んでいくことこそが、日本の国柄であるから、定住外国人の増加等は全く憂う要はない。いづれ彼らは大和化されていくのである。
余談であるが、キリスト教会やイスラムのモスクへの非信者の感じる敷居の高さは、強烈な一神教は、日本化しにくい為であるかも知れぬ。
ちなみに、北西角に切り込みはない。
申も愛づ
皐月の苑の
青若葉
羅休