花洛転合咄

畿内近辺の徘徊情報・裏話その他です。

人尾峠

2020年04月18日 | 徘徊の寫眞
春雷は廃れし道の彼方より羅休人尾峠は、世木と宇津を結んだ道にある。貞任伝説では腰と脚を埋めた所。戦国の世では、国人領主たちの攻防の場で、宇津氏は峠を見下ろせる所に砦を置いていた(嶽山城=左の山)。今は、完全な獣道と化し、人は一人でも進むのが難しい。 . . . 本文を読む

宇津八幡

2020年04月04日 | 徘徊の寫眞
城跡に育つ杉の樹大きうして戦の日々は遥か昔に宇津の八幡宮は、八つ裂きにされて周囲の山々に埋められた安倍貞任が随分と祟ると言うことで、源頼義が勧請したということである。貞任伝説はともかくとして、社が背負う山は宇津城址である。明智による丹波攻略に最後まで抵抗した宇津氏の本拠地であった。山国御料の支配をめぐってのことと思われるが、とにかく京都を押えた者に宇津氏は抵抗した。城が落ちたのは天正7 . . . 本文を読む