西寺跡 2021年08月02日 | 徘徊の寫眞 白日の滅びし寺を照らしおりただ草むらに命はごくみ早くに滅びた西寺については後世の伝承は本当に容赦がない。西寺を賜った守敏などは空海に祈雨で敗れたとか、空海の暗殺をたくらんだとか、稀代の悪僧とされてしまった。空海の威名が上がれば上がるほどに、西寺にはマイナスの説話がいくつもいくつも積み上げられていったと考えられる。守敏にそういう悪念があったとは思われない。西寺の跡は、白日の下に多くのささやかな命を抱えて静まっている。 #京師 « 出雲神社弐 | トップ | 木津川 »
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