恋はスタートよりも過程と結果が大事(キム・ハヌル)
僕を育ててください。自信があったら(笑)(チャン・グンソク)
アラサーの才色兼備なキャリアウーマンと、年下の金無しイケメンダンサーが、ご主人とペットという奇妙な関係で同居生活を送る映画「きみはペット」。本作のキャンペーンで来日したキム・ハヌルとチャン・グンソクの韓国二大スターにインタビュー!
エリートだけど、左遷と失恋というダブルパンチをくらったチ・ウニ(ハヌル)と、ペットのモモとして一緒に暮らすイノ(グンソク)。お互いに最初は恋愛想定外の相手だったはずだが、次第に相手の存在が気になり出す。果たしてこの格差カップルは成立するのか?
原作は、小川彌生の同名人気コミックで、日本では小雪と松本潤共演でドラマ化もされた本作。映画版では、チャーミングなラブコメの女王キム・ハヌルと、Sキャラを封じたグンちゃんの魅力が炸裂。二人に撮影裏話や、恋についての話を聞かせてもらった。
――原作コミックは読みましたか?
キム・ハヌル(以下H)「コミックは読んでいませんが、日本のドラマは見ました。初めて脚本を読ませていただいた時、とてもユニークな設定だから、観客から共感が得られるのかな?って思ったのですが、ドラマを見たら、二人の物語が美しく描かれていて、ああ、十分共感できるなって思いました」
チャン・グンソク(以下K)「僕は4年くらい前にコミックを読んだことがあって、可愛らしいし、甘い感じがしたので、これって映画やドラマになったら出てみたいと思っていたんです。そしたら、今回、脚本をもらったので、ぜひやりたいと思いました。日本のコミックでは『ONE PIECE』が好きです」
――劇中で、互いを異性として好きになった瞬間は、どのシーンだと思いますか?
H「そういう瞬間は、気づかないうちに訪れたと思うんです。あえてシーンを挙げるとすれば、二人でベッドの上でふざけ合っている中で、お互いに目が合ってキスをしようとする瞬間でしょうか。でも、そこがまさに好きになった瞬間というよりは、その前から気持ちの変化は始まっていて、徐々に変わっていったという方が正しいと思います」
K「僕が演じたイノは、ペットの立場でご主人様をずっと待つという役柄ですが、次第に忠誠心で待つだけではなく、一緒にいたいという気持ちが芽生えていくわけです。それはいくつかのポイントで描かれていると思います」
――では、実生活で人を好きになる瞬間は?
H「実生活では、ずいぶん若い頃に一目惚れをするってことがありましたが、ある程度年齢を行ってからはほとんどなくなりました。それよりも長い時間をかけて相手のことを知っていき、その人の人となりや、こんな面もあるんだってことを知った上で好感を持ち、その人の男らしさを見たり、男らしいケアをしてくれたりした瞬間、気持ちが揺れ動く気がします」
K「正直に言えば、それってまさに僕と出会った時のことを言ってるんだと思いますよ(笑)」
H「アハハハ」
K「僕が女性を好きになるのは、女性ならではの弱々しさや女らしさを垣間見た瞬間ですね。自分にとっては何でもないことが、女性だと上手くできなかったりする姿を見ると、助けてあげたくなります。その瞬間、心が動いたりするんだと思います」
――モモをシャンプーするシーンでのやりとりが面白かったです。
K「本来なら、服を下げるのではなく、バブルバスの中から立ち上がるという設定だったのですが、もっと面白い動作を見せたいと思って、僕の方からアイデアを出させてもらったんです。それで監督やスタッフと話して、設定や動きを変えたんですが、ハヌルさんはとても喜んでいました(笑)」
H「実はあの時、設定を変えたってことを何も聞かされていなくて、そのまま撮影に入ったのですが、いきなり変な動きを始めたので本当にびっくりしました! Tシャツは太もものところまであったんですが、短パンを下ろした時点で驚いたんです。Tシャツを上にめくった時、中に下着は付けていたんですが、私にとっては付けていようがいまいが関係ないくらい衝撃的でした(笑)。どうしたらいいかわからずに、本当に慌てて大声を出してしまったんです。彼はそれを喜んでいると捉えたみたいですね。でも、すごく頑張って色々とやってくれたので、そう思われてもいいかって思いました」
――撮影で一番グッときたロマンティックなシーンを教えてください。
K「川の前で一緒にダンスをするシーンです。ロマンティックな音楽もかかっていたし、シーンそのものもすごく美しく仕上がっていたと思います」
H「決してロマンティックなシーンではないんですが、地下鉄で自分の好きな先輩とイノがケンカをした後、イノが地下鉄の前でウニにキスをするシーンです。あのキスには、感情がすごくよく表れていて、本当に彼らの感情に寄り添うことができたんです。イノの男としての立場で考えるととても共感できたし、ウニはウニで複雑な感情を抱えていて、イノのことが気になっているのに、あんな風に彼を振り払ってしまう気持ちは、ものすごく胸に響きました」
――撮影中に見た、お互いの意外な一面について聞かせてください。
K「キム・ハヌルさんは、見るからにいかにも体が柔らかそうで、美しくダンスを踊りそうな感じですが、映画でご覧いただいたように、ダンスのシーンでは本当に腰をギクッとしてしまったりして、体が硬いのでかなり苦労をされていました。それでも彼女は独自のダンスを考えて踊ったのですが、その時は新鮮な衝撃を受けました(笑)」
H「チャン・グンソクさんは、絶えずエネルギッシュで、明るく楽しい感じなんです。現場で私が疲れたりするとなごませてくれたり、いつも私を楽しませたりしてリードしてくれる面が多かったです。でもある時、一人でぽつんと椅子に座っているのを見て、彼にもこんなに疲れる瞬間があるんだと思いました」
K「それくらい彼女は、相手にするのが大変な女優さんでした(笑)」
H「アハハハ」
――ウニとモモのように、“ご主人様とペット”の関係で一緒に暮らす男女についてはどう思いますか?
H「男女の関係においては、どんな風にスタートをするかってことは重要ではないと思っています。それよりも、私は過程と結果の方が大事だと信じていて。だから、映画のような状況でも、十分に恋は芽生えると思います」
K「僕も、実際に映画のようなご主人様がいたら、育てられてみたいです。僕はこの映画を通じて初めて経験したけど、家でご主人様の帰りを待ちながら、愛されるための努力をしたり、ペットとしていろんな研究をしたりするのって楽しいんじゃないかな。甘えたり、愛嬌を振りまいたり、自分でできるイベントを用意したりして。育ててください。自信があったら(笑)」
――では、逆にペットを育てる方はどうですか?
K「やりたいです。復讐したいです(笑)。面白そうですよね。洗濯や掃除、家事全般って、キャリアウーマンの方たちはあまりやったことがなくて苦手そうだから、それを調教しようかと」
――キム・ハヌルさんは、ペットになるとしたら、いかがですか?
H「私はすごく嫌だと思います。でも、食事を用意してもらえるのはいいですね」
K「『きみはペット』シーズン2、楽しみにしてください(笑)」
こちら←見てね
僕を育ててください。自信があったら(笑)(チャン・グンソク)
アラサーの才色兼備なキャリアウーマンと、年下の金無しイケメンダンサーが、ご主人とペットという奇妙な関係で同居生活を送る映画「きみはペット」。本作のキャンペーンで来日したキム・ハヌルとチャン・グンソクの韓国二大スターにインタビュー!
エリートだけど、左遷と失恋というダブルパンチをくらったチ・ウニ(ハヌル)と、ペットのモモとして一緒に暮らすイノ(グンソク)。お互いに最初は恋愛想定外の相手だったはずだが、次第に相手の存在が気になり出す。果たしてこの格差カップルは成立するのか?
原作は、小川彌生の同名人気コミックで、日本では小雪と松本潤共演でドラマ化もされた本作。映画版では、チャーミングなラブコメの女王キム・ハヌルと、Sキャラを封じたグンちゃんの魅力が炸裂。二人に撮影裏話や、恋についての話を聞かせてもらった。
――原作コミックは読みましたか?
キム・ハヌル(以下H)「コミックは読んでいませんが、日本のドラマは見ました。初めて脚本を読ませていただいた時、とてもユニークな設定だから、観客から共感が得られるのかな?って思ったのですが、ドラマを見たら、二人の物語が美しく描かれていて、ああ、十分共感できるなって思いました」
チャン・グンソク(以下K)「僕は4年くらい前にコミックを読んだことがあって、可愛らしいし、甘い感じがしたので、これって映画やドラマになったら出てみたいと思っていたんです。そしたら、今回、脚本をもらったので、ぜひやりたいと思いました。日本のコミックでは『ONE PIECE』が好きです」
――劇中で、互いを異性として好きになった瞬間は、どのシーンだと思いますか?
H「そういう瞬間は、気づかないうちに訪れたと思うんです。あえてシーンを挙げるとすれば、二人でベッドの上でふざけ合っている中で、お互いに目が合ってキスをしようとする瞬間でしょうか。でも、そこがまさに好きになった瞬間というよりは、その前から気持ちの変化は始まっていて、徐々に変わっていったという方が正しいと思います」
K「僕が演じたイノは、ペットの立場でご主人様をずっと待つという役柄ですが、次第に忠誠心で待つだけではなく、一緒にいたいという気持ちが芽生えていくわけです。それはいくつかのポイントで描かれていると思います」
――では、実生活で人を好きになる瞬間は?
H「実生活では、ずいぶん若い頃に一目惚れをするってことがありましたが、ある程度年齢を行ってからはほとんどなくなりました。それよりも長い時間をかけて相手のことを知っていき、その人の人となりや、こんな面もあるんだってことを知った上で好感を持ち、その人の男らしさを見たり、男らしいケアをしてくれたりした瞬間、気持ちが揺れ動く気がします」
K「正直に言えば、それってまさに僕と出会った時のことを言ってるんだと思いますよ(笑)」
H「アハハハ」
K「僕が女性を好きになるのは、女性ならではの弱々しさや女らしさを垣間見た瞬間ですね。自分にとっては何でもないことが、女性だと上手くできなかったりする姿を見ると、助けてあげたくなります。その瞬間、心が動いたりするんだと思います」
――モモをシャンプーするシーンでのやりとりが面白かったです。
K「本来なら、服を下げるのではなく、バブルバスの中から立ち上がるという設定だったのですが、もっと面白い動作を見せたいと思って、僕の方からアイデアを出させてもらったんです。それで監督やスタッフと話して、設定や動きを変えたんですが、ハヌルさんはとても喜んでいました(笑)」
H「実はあの時、設定を変えたってことを何も聞かされていなくて、そのまま撮影に入ったのですが、いきなり変な動きを始めたので本当にびっくりしました! Tシャツは太もものところまであったんですが、短パンを下ろした時点で驚いたんです。Tシャツを上にめくった時、中に下着は付けていたんですが、私にとっては付けていようがいまいが関係ないくらい衝撃的でした(笑)。どうしたらいいかわからずに、本当に慌てて大声を出してしまったんです。彼はそれを喜んでいると捉えたみたいですね。でも、すごく頑張って色々とやってくれたので、そう思われてもいいかって思いました」
――撮影で一番グッときたロマンティックなシーンを教えてください。
K「川の前で一緒にダンスをするシーンです。ロマンティックな音楽もかかっていたし、シーンそのものもすごく美しく仕上がっていたと思います」
H「決してロマンティックなシーンではないんですが、地下鉄で自分の好きな先輩とイノがケンカをした後、イノが地下鉄の前でウニにキスをするシーンです。あのキスには、感情がすごくよく表れていて、本当に彼らの感情に寄り添うことができたんです。イノの男としての立場で考えるととても共感できたし、ウニはウニで複雑な感情を抱えていて、イノのことが気になっているのに、あんな風に彼を振り払ってしまう気持ちは、ものすごく胸に響きました」
――撮影中に見た、お互いの意外な一面について聞かせてください。
K「キム・ハヌルさんは、見るからにいかにも体が柔らかそうで、美しくダンスを踊りそうな感じですが、映画でご覧いただいたように、ダンスのシーンでは本当に腰をギクッとしてしまったりして、体が硬いのでかなり苦労をされていました。それでも彼女は独自のダンスを考えて踊ったのですが、その時は新鮮な衝撃を受けました(笑)」
H「チャン・グンソクさんは、絶えずエネルギッシュで、明るく楽しい感じなんです。現場で私が疲れたりするとなごませてくれたり、いつも私を楽しませたりしてリードしてくれる面が多かったです。でもある時、一人でぽつんと椅子に座っているのを見て、彼にもこんなに疲れる瞬間があるんだと思いました」
K「それくらい彼女は、相手にするのが大変な女優さんでした(笑)」
H「アハハハ」
――ウニとモモのように、“ご主人様とペット”の関係で一緒に暮らす男女についてはどう思いますか?
H「男女の関係においては、どんな風にスタートをするかってことは重要ではないと思っています。それよりも、私は過程と結果の方が大事だと信じていて。だから、映画のような状況でも、十分に恋は芽生えると思います」
K「僕も、実際に映画のようなご主人様がいたら、育てられてみたいです。僕はこの映画を通じて初めて経験したけど、家でご主人様の帰りを待ちながら、愛されるための努力をしたり、ペットとしていろんな研究をしたりするのって楽しいんじゃないかな。甘えたり、愛嬌を振りまいたり、自分でできるイベントを用意したりして。育ててください。自信があったら(笑)」
――では、逆にペットを育てる方はどうですか?
K「やりたいです。復讐したいです(笑)。面白そうですよね。洗濯や掃除、家事全般って、キャリアウーマンの方たちはあまりやったことがなくて苦手そうだから、それを調教しようかと」
――キム・ハヌルさんは、ペットになるとしたら、いかがですか?
H「私はすごく嫌だと思います。でも、食事を用意してもらえるのはいいですね」
K「『きみはペット』シーズン2、楽しみにしてください(笑)」
こちら←見てね