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アエラ表紙写真に挑む蜷川実花が語った「毎週撮ること」の難しさとは?

2017-05-22 16:59:19 | チャン・グンソク 雑誌
木村拓哉さんがAERA表紙に登場!撮影は蜷川実花
本誌表紙フォトグラファーの蜷川実花が撮影しました。
5月1日・8日合併号(4月24日発売)410円(税込)

こちら

表紙 #蜷川実花さん 撮影なのですね
グンちゃんのも楽しみ💖

AERA 2017年 6/5 号【表紙:チャン・グンソク】雑誌
2017/5/29
内容紹介
【表紙:チャン・グンソク
amazon


アエラ表紙写真に挑む蜷川実花が語った「毎週撮ること」の難しさとは? 2016年4月13日


 4月18日号からアエラの表紙の撮影を担当する写真家・蜷川実花。
いま、日本で最も著名で最も人気のある写真家の一人は、アエラの表紙を舞台に、何を撮ろうとしているのか。
2009年に私がアエラの表紙の被写体としてオファーをもらったとき、「ついにアエラの表紙に!」なんて、実家に電話して喜んだのを覚えています。
 
 22歳のときにセルフポートレートを撮ることからキャリアをスタートして、映画監督をしたり、アーティストのプロモーションビデオを撮影したり、いろんな活動をしてきたけれど、ずっと「写真家である」ことに強いこだわりがありました。

 それが40歳を過ぎたころから、「写真家なのだからこうあらねばならない」という思いが薄まってきて、少し肩の荷がおりた。ちゃんとしたものを作っていれば、何をやっていてもいいんだ、という自信がついたと言えばいいのか……。

 そうやって自分自身が落ち着いてきた分、意識していないと「新しい自分」に出会いづらくなってきているとも感じています。仕事って、経験が積み重なってくるとある程度のことはねじ伏せて、人に見せられるくらいのレベルのものは作ることができてしまうから。

 そういう意味で、アエラの表紙を担当するのは私にとっても挑戦なんです。「毎週」撮るということは、得意なことも得意でないことも必ずやっていかなくてはいけないということ。キラキラした女の子やイケメンの男の子を撮っている写真家、というイメージで見られることが多かったし、実際そういう仕事もたくさんあったけれど、アエラの表紙では、人前に出ることが仕事ではない方や自分よりはるかに年齢が上の方も撮ることになります。

 ポートレートは写真の中でも基本中の基本。だからこそ、力量が試される。写真家がどんな姿勢でカメラに向かったか、現場で被写体とどんな関係性を作れたかがすべて写り込みます。写真家の腰が引けていたら腰が引けた写真になる。びっくりするくらい感情が写ってしまう。 最近はカメラの性能も発達してきたから、シャッターを押せば誰が撮っても写ります。絵画のように、画家の手癖が出たりしません。差がない分、すごく面白いメディアです。写真には本来、そこにあるものしか写らない。そうなると、作品は写真家が何を考えて、何を撮りたいと思ったかということだけに集約されてくるんです。

 ポートレートを撮るとき、私は笑ってください、とは言いません。人を撮るときは「撮らせてもらう」のが大前提ですから、感情的な指示は出さない。大がかりな装置を作るときも、その人からイメージしたものを作っているだけで、あくまでも、ありのままを撮りたい。目の前にいる人の素のままの感情を、フッとつかまえられたらいいなと思っているんです。

 私が被写体としてアエラの表紙のオファーをもらって、「坂田栄一郎さんに撮ってもらえてうれしい」と思ったように、これからもアエラの表紙を、撮影される人にとって「出たい場所」にしていきたい。

「アエラの表紙」といえば、毎週違う人が出ているのに、名前を聞くだけでイメージができた。それをちゃんと引き継いで、進化させていきたいです。まずは真面目に、誠実に、あまり奇をてらわずに。「写真とは何か」と日々考えながら、臨むつもりです。

(構成・アエラ編集部)
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