グッピーのブックレポート

ネイリストグッピーの日記とブックレポート♪
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ありのままに そのままで

2019年05月16日 | グッピーアンソロジー
私にとって
ありのままで生きることは
成長しないことではなくて
毎日の進化のある姿のこと

私にとって
そのままでいいよと言う誉め言葉も
変わらないで良いと言う事ではなくて
毎日の変化のある姿のままで良いと言うこと

道路際に咲く野草の様に
たくましく
囀ずる鳥の様に
朗らかに
生きていく

ありのままに そのままで
と言う生きる姿勢
ありのままに進化する美しさと
そのまま変化して行く素敵さを
持ち合わせていたい


グッピー


夜のコンビニと処世訓

2019年05月14日 | グッピーアンソロジー
夜の一人散歩
コンビニに辿り着く
ホットコーヒーを飲みながら
処世訓を開いて
我が身を振り替えった

おしゃれなカフェでの
一時も良いけれども
夜のコンビニの温かさの中で
自分を見つめ直すのも良い
コンビニって本当に優しい

いつになく心がすり減って
怒りと悔しさで一杯だったのに
いつの間にか気持ちが穏やかになっていることに気がつく
もう一杯コーヒーをいただこうかと思うほど
今は癒され まだ癒されたい気分

処世訓は色んなことを教えてくれる
自身の愚かさ もろさ
許容 慰め
時には難しい言葉で少し刺激して
私を豊かにしてくれる

夜のコンビニも処世訓も温かさがあって
私もこういう温かい人でありたいと思う
心をすり減らすものがあっても
緩やかに受け入れられる女性になりたい
さあ 気をり直してお家へ帰ろう



グッピー

三日月とお赤飯

2019年05月11日 | グッピーアンソロジー
親友のご結婚
引出物の中に入っていたお赤飯
お赤飯大好きなのにずっと大切にしていた
ふいに圧力鍋で炊こうと思い
棚の奥の鍋を探す

自分のための料理が嫌になって
あまり自炊をしなくなってから
あっという間に時が経って
蓋が少し汚れていた
時の流れを洗い落とし
真空のパックに入った
新米のお米とお豆を
お鍋に移す

お米の弾く音が懐かしくて
柔らかな時を生む
用心深く蓋を確認して
おそるおそる火にかけた
蓋が弾けて開いたら大変だからとか
なんとか思いながら
久しぶりの炊飯にちょっとドキドキする

鍋のピンが上がって圧力がかかる
シュンシュン音がして
もういてもたってもいられないけど
圧力がないと炊き上がらないから
ワクワクしながら待つばかり
まるで恋のようだね

弱火にしてから
一曲聴こうと思ったけれども
思いの外圧力がかかっていたので
しばらくして火を止める
火を消すといつもなぜだかほっとする
蒸らす一時
シューシュー鳴るお鍋
立ち込める幸せの香り

蓋を開けると湯気がファーっと上がって
香りに包まれ眼鏡が曇った
「恋は盲目」みたいに
やっぱりご飯好きって思った
1膳分よそってから
残りを明日用にすることにした
なんとなくラップではなくて
お茶碗によそったら
ちょうどよそったお茶碗が2つできて気がついた
ああ これは大切な人と二人で食べるご飯だったんだ
ちょっと心が痛んで切ないけど
でも親友の幸せを感じてほっこり温まる

いただいてみると
とても美味しくて
ご飯を炊いていなかったこと
反省する
二人からの幸せのおすそわけを
もっと良いいただき方をできたら
もっと素敵だったかな
こうして再び幸せの香りに
包まれる時を感じられて
これから毎日こうした時を持てたらいいなと思う

味わい深いお赤飯のお夜食
外は晴れ渡る三日月の夜空
今夜は三日月にお願い事
三日月の日には大切な人とお赤飯を食べられますように☆




グッピー

夕方の奇跡

2019年05月10日 | グッピーアンソロジー


今日もピンクの空が美しかった
まるで恋する乙女のよう
虹を見たような奇跡の喜びが沸き上がって
まるであの人に一目惚れしたときみたいに
想いを馳せた

今日は本を読んで少し大人になれたから
ただ熱く恋い焦がれるのではなく
離れているが故の
自由な時と大きな愛を感じた

あの人が元気に楽しく生きていたらいいいな
今頃どうしているかなって
ふんわりパンケーキみたいに
柔らかく想えるくらいの方が
心にいいのかもしれない

私これからこうして
一人で想いながら生きていくのかな
それともいつの日か
二人で想いながら生きていける日が来るのかな
今日の足取りはいつもより軽やかで
一生一人で良いわけないけど
今は一人で柔らかく想うのもいいかなと思えた
こう思えるなんてちょっと奇跡だと思う

そんな時が流れて
夕焼けの方へ歩んでゆく
私の帰り道


グッピー

忘れて命がけで生きる幸せ

2019年05月10日 | グッピーアンソロジー
氷柱を伝って雪が溶けて行くような
一滴がポタポタと落ちている
何度も同じところに打ち付けられる
痛みを緩和したくて
毎日を忘れながら
その時に楽しみを見いだして
生きていく

根こそぎ取られる雑草の哀しみが分かるのは
雑草の花の名前をつけてもらったから
たんぽぽの綿毛のように
ふわふわと飛んでいく
昨日どこにいたかなんてことよりも
わずかな可能性を探して
生きていく


グッピー