グッピーのブックレポート

ネイリストグッピーの日記とブックレポート♪
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鴨と雨粒と芝生の夢

2019年05月07日 | グッピーアンソロジー


誰もいない今日の公園
お祭りのときの混み具合が嘘のよう
ベンチで休んでいると
鴨が二羽やって来た
水面が綺麗に広がっている
夫婦なのかな?と思いを巡らせた
あの鴨のように寄り添いながら生きる
そんなパートナーがほしいなぁ
鴨を羨ましく思いながらも
いつかそうなれるよと思って微笑んだ

小雨が降ってきたので
傘をさしてみる
雨音が傘を鳴らすポツポツとした音が心地よくて
しばらくそのまま座って聞いていた
一人の雨音って淋しいけれども
独身って悩み事が少ないことに気がついた今日この頃
今の自分って結構幸せなのかもしれないなぁ
でもやっぱり冷える空気に心細さを感じながらも
まだ見ぬ未来の暮らしを思い心を温めた

いつものお気に入りの音楽を聴きながら
公園を歩き始めた
いつの日かこの広い公園で
大好きな人とその人との子供と遊ぶ日が来たらいいな
私、夢は大きすぎるくらい大きいタイプだけど
それでいいって思うの
達成するために目標を下げたり
好きなものを好きでないものに変えるなんてこと
私にはできないなぁ
雨に打たれながらも
子供のように道なき芝生の上を歩いた

気持ちよかった
気分が少し晴れた
鴨がじゃれあっている
いつの間にか雨も上がってきた
芝生の夢を踏みしめて
私は街へ向かう
いつもこうして強気でいられたらいいんだけれどもなぁ
『今のこうしている自分でいい』
そう思うにはちょっとした工夫が必要だけども
流されずに雨音のように一粒一粒をものにしていきたいと強く思った




グッピー

夜の温かみ

2019年05月04日 | グッピーアンソロジー
夜の独り歩き
強い雨あがりの桜並木
新緑の葉が雨に打ち落とされて
切ない地面

緑のトンネルの下から晴れ渡る夜空を見上げてみる
月明かりが尊く美しくて
私は闇と明かりに包まれて
荒れた心がサーっと洗われる

湿った空気が風にのって
少し冷たいけれども
心地よい夜の時
ほっと一息風に身を任せるように
想いのまま街を歩いた

耳馴染みのある音楽を流して
ウィンドウショッピング
自分と向き合える楽しい時間
辿り着いたコンビニで
優しく温かいカフェラテをいただいて
ふと窓ガラスに映る自分を見た

一人だなぁと思った
でも心のなかにいる大切な人を想うと
映っているのは一人だけども
二人で一人なのかもしれなくて
ちょっとほっこり心を撫で下ろす
そして心で繋がってる皆に支えられて生きている
心の友達
皆どうしてるかな?

夜は温かい
人の明かりが
月の光が
見えないもの大切なものを
見せて感じさせてくれるから
それが私の夜の温かみ
今日もありがとう


グッピー

彼方の星から

2019年04月29日 | グッピーアンソロジー
小雨の夜 一人歩くのは
なぜか少し気持ちよくて
星の見えない夜空を見上げては
あなたの星座を思い浮かべる

心が淋しくて あなたに会いたくて
今すぐ羽ばたいて行きたい
そっと眼鏡をはずして
見えない雨と星の光を受けとめてみた

どれだけ歩いても
どこへ行けばよいのか見えなくて
傷ついた気持ちが癒えなくて
もしもあなたが心のそばにいてくれているのなら
すぐに迎えに来てほしい
彼方の星から


グッピー

遠いこと近いこと

2017年12月27日 | グッピーアンソロジー
大切な人へのお手紙
色んなことを感じるし
いつも思っているから
近いようだけども遠さを感じてしまう悲しみもある

まだ新しいお友達にメールしたら
数時間後に返ってきた
明るい未来を感じるお手紙
遠いようで近くにいてくれている喜びがある

どちらがよいとか悪いとかではなくて
心の中 いつもそばにいてくれている
大切な仲間
悲しみも喜びも感じないで
ただ距離感だけ感じていられたら
もう少し楽になれるのかもしれない


グッピー