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【展覧会】文様のちから -技法に託す-

2022-01-10 00:34:54 | アート・文化
「文様から技法を探る」の展示には単体でも見どころがあふれる装束と裂が、
「技法から文様を探る」では読めば読むほど手の込みかたに唸る器物が、
次から次へと差し出されて垂涎が止まらない。

視覚に供される美は、物理的方法としての技術で実体化される。
いったいどれだけ、どのようなプロセスで誰がどれだけどう関わって
どんな技術が折り重なってここまでのものに至るのだろう。

備忘メモ:

#3の紅浅葱段籠目草花模様唐織と#4の紫浅葱縹朱段秋草模様唐織は
見ても見ても見足りない。

#9古代裂手鑑 何かに使われていた裂をきれいにほどいて伸して
大事に貼り集めている。

#13縮緬地せせらぎあやめ模様友禅小袖 裾と肩口の花菱の赤と黒がモダン。

#16薄浅葱地槍梅鶴亀模様直垂 槍梅の意匠のインパクト。三番叟用。

#25茶練貫地亀甲松竹梅折鶴模様腰巻 ぴんと張った糸運びは一点の緩みもない。

展示室4の饕餮を表現した青銅器の数々。3千年ものなど。

展示室5は百椿図(賛の集め方がすごい)と初公開「邸内遊楽図」は若衆茶屋もよう。

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文様のちから -技法に託す-
根津美術館
2022年1月8日~2月13日
https://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html

(2022.1.9)


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