「文様から技法を探る」の展示には単体でも見どころがあふれる装束と裂が、
「技法から文様を探る」では読めば読むほど手の込みかたに唸る器物が、
次から次へと差し出されて垂涎が止まらない。
視覚に供される美は、物理的方法としての技術で実体化される。
いったいどれだけ、どのようなプロセスで誰がどれだけどう関わって
どんな技術が折り重なってここまでのものに至るのだろう。
「技法から文様を探る」では読めば読むほど手の込みかたに唸る器物が、
次から次へと差し出されて垂涎が止まらない。
視覚に供される美は、物理的方法としての技術で実体化される。
いったいどれだけ、どのようなプロセスで誰がどれだけどう関わって
どんな技術が折り重なってここまでのものに至るのだろう。
備忘メモ:
#3の紅浅葱段籠目草花模様唐織と#4の紫浅葱縹朱段秋草模様唐織は
見ても見ても見足りない。
#9古代裂手鑑 何かに使われていた裂をきれいにほどいて伸して
大事に貼り集めている。
#13縮緬地せせらぎあやめ模様友禅小袖 裾と肩口の花菱の赤と黒がモダン。
#16薄浅葱地槍梅鶴亀模様直垂 槍梅の意匠のインパクト。三番叟用。
#25茶練貫地亀甲松竹梅折鶴模様腰巻 ぴんと張った糸運びは一点の緩みもない。
展示室4の饕餮を表現した青銅器の数々。3千年ものなど。
展示室5は百椿図(賛の集め方がすごい)と初公開「邸内遊楽図」は若衆茶屋もよう。
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文様のちから -技法に託す-
根津美術館
2022年1月8日~2月13日
https://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
(2022.1.9)