「民藝」。
組成から活動スタイルの確立、戦中、戦後と時系列的な過程を縦軸に、
柳宗悦を始めとするたぐいまれなる才知・感性と探究活動を横軸に
モノとことばと行動記録から全体が浮かび上がってくる。
観終わったら「すごい。なんだこの人たち」とつぶやくしかない。
展示品、蒐集品・創作いずれも、かっこいい。
数多の民具・民画からかっこいいものを拾い出したのだ。選別力。
かっこいい、に加えて何でしょう、これを"カワイイ"とは言いたくない、
擬音でいうと「ほっこり」「ふくふく」とか、陶器には特に、
観ればなんとも愛おしい感覚が生じる、という共通項。
朝鮮、台湾、沖縄、アイヌ、に関する視座は、それら文化への憧憬に、
当事者性から離れていることの自覚と内省も併せ持っていて、じくじくと来る。
美術館(展示)・出版・流通、地方のモノ・人をつなぐ、新作民藝による
技術・文化保全と経済活動化…と見ていたら、発酵デパートメントさんの
活動が想起されました。
(と思ったら特設ショップの書籍コーナーに日本発酵紀行が)。
フォントにまで着眼する柳宗悦、
吉田璋也という人の厚みに驚愕。
テクノロジー系の2人が参画していたからこそ、という解説も興味深かった。
組成から活動スタイルの確立、戦中、戦後と時系列的な過程を縦軸に、
柳宗悦を始めとするたぐいまれなる才知・感性と探究活動を横軸に
モノとことばと行動記録から全体が浮かび上がってくる。
観終わったら「すごい。なんだこの人たち」とつぶやくしかない。
展示品、蒐集品・創作いずれも、かっこいい。
数多の民具・民画からかっこいいものを拾い出したのだ。選別力。
かっこいい、に加えて何でしょう、これを"カワイイ"とは言いたくない、
擬音でいうと「ほっこり」「ふくふく」とか、陶器には特に、
観ればなんとも愛おしい感覚が生じる、という共通項。
朝鮮、台湾、沖縄、アイヌ、に関する視座は、それら文化への憧憬に、
当事者性から離れていることの自覚と内省も併せ持っていて、じくじくと来る。
美術館(展示)・出版・流通、地方のモノ・人をつなぐ、新作民藝による
技術・文化保全と経済活動化…と見ていたら、発酵デパートメントさんの
活動が想起されました。
(と思ったら特設ショップの書籍コーナーに日本発酵紀行が)。
フォントにまで着眼する柳宗悦、
吉田璋也という人の厚みに驚愕。
テクノロジー系の2人が参画していたからこそ、という解説も興味深かった。
技術という要素の関わり方。
モノづくりだけでなく情報の扱い・視覚効果等々、今の時代に観るからこその
凄みというのもある。
凄みというのもある。
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柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年
100 Years of Mingei: The Folk Crafts Movement
東京国立近代美術館
2021年10月26日~2022年2月13日
https://www.momat.go.jp/am/exhibition/mingei100/
https://mingei100.jp/
柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年
100 Years of Mingei: The Folk Crafts Movement
東京国立近代美術館
2021年10月26日~2022年2月13日
https://www.momat.go.jp/am/exhibition/mingei100/
https://mingei100.jp/
常設展も民藝運動と関連する展示コーナーあり。
上記とは関連しませんが
上記とは関連しませんが
常設展の「音が聞こえる」(だったかな)テーマ展示の
伊砂利彦の型絵染の一連の作品が眼福でした。
(2021.11.28)
伊砂利彦の型絵染の一連の作品が眼福でした。
(2021.11.28)