チベットの山あい。
聖地ラサへの五体投地での巡礼。
聖地ラサへの五体投地での巡礼。
五体投地…映像を観ればその過酷さが分かる。
これをし続けることが無心につながるだろうとも想像はできるけれど
舗装道路を、砂利の山道を、数か月かけて進む厳しさを思うと絶句する。
パッチワークのような家族の、愛情や懊悩。繊細・複雑。
背景として描き込まれているのは、
仏教が根付いている暮らしであり、日常的な女性の民族衣装であり、
山あいの石積みの家であり、きれいな舗装道路を最近のSUVが走る光景であり、
ジーパンとトイストーリーとバスケットボールであり、貨幣であり、
お茶が持つコミュニケーションの姿であり、鳥葬の文化であり(たぶん)…。
祈るということを色々な形で想起させられながら観ていた。
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公式サイト:http://moviola.jp/junrei_yakusoku/
子ロバが名演かも。
追記:
子ロバの見た目のバランスがね、頭の比率が大きくて、眼のふちの白が
眼を大きく見せていて、蹄の小ささも手伝って頭に対して足が妙に
ひょろひょろで、絵本のような視覚効果がお伽噺的な非日常感を醸してたな。
子ロバの見た目のバランスがね、頭の比率が大きくて、眼のふちの白が
眼を大きく見せていて、蹄の小ささも手伝って頭に対して足が妙に
ひょろひょろで、絵本のような視覚効果がお伽噺的な非日常感を醸してたな。
動く童話。
(2020.2.9)