魚信伝心ブログ

カクレガニ

カキやムール貝の中に居て一生を過ごすカニがいます。
こいつです。

カキを剥いているとたまに見つけます。
これは幼生時に二枚貝にたどり着き、そこで貝が集めたプランクトンを横取りして成長します。
アサリやハマグリ、ムラサキイガイ(ムール貝)、マガキなどに寄生するカニさんです。

標準和名をオオシロピンノといいます。
学名はPinnotheres sinensis(斜めのイタリック文字で書くのが本当です)。

カキの棚に付いているムール貝を家で食べている時によく出てきます。
寄生しているのだから寄生された貝は栄養を横取りされて痩せていることが多いです。

子供たちもこのカニさんは大好きです。
自然に触れ合うといろんな一生が垣間見えます。
もし僕がカクレガニの仲間だったら一生は・・・・・??
でも彼らに云わせれば、人間のように上司がどうのこうのとか明日の予定だとかそんなストレスなんてありゃしないもんね~~ってな声も聞こえてきそうな気もする。
僕には声も視線も姿勢も態度も判断不能だから解らない。
結構幸せなのかもしれませんな。オオシロピンノ君は。
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