私の写真日記

私は喜寿近くになり50年勤め完全退職しました。これから健康寿命を伸ばし夫婦共々穏やかに楽しむ人生を願っています。

利賀村民宿とSOCT

2010年08月31日 | Weblog

 

 

 

 

「ようこそ来て下さいました。どうぞ、ゆっくり休んで行ってください。」

 

方言の良さが伝わります。言葉に人情味がありますね。

 

 

 

富山県利賀村(とがむら)。

今は市町村合併により南砺市利賀になっています。

 

あるきっかけで、この土日を利用して、山合い深い利賀村(人口700人)へ出かけることになりました。

 

 

 

 

 

(五箇山の集落。同じ南砺市です)

 

 

 

目的は世界的に有名な演劇「SCOT」を観るためです。

 

 

 

 

 

 

 

宿泊は民宿です。

 

旧役場近くの麻生さん宅に、14名でお邪魔しました。

 

 

ご主人が夕食のために、人数分の岩魚を炭火で焼いています。

 

 

 

実はこれで利賀村には4度目になります。

 

 

17~8年前になりますでしょうか、一番長く滞在したのは、世界のそば博と言うイベントがあり、関係者として7日間民泊していました。

 

 

私はこの利賀の素朴な人情や心温まるもてなしに心動かされました。

 

 

もてなしも、何も無いから心が通じ合えるのでしょう。

 

しかし、本当に何も無いところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

美味しい蕎麦と岩魚の刺身。そして、山菜の天ぷら。

 

実に美味い!言うことなしです。

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、宿を離れるときに見送ってくれたお二人です。

 

ご主人のピースサインが可愛く似合っていまね。

 

 

ぐっすり眠れましたよ。ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

初日に伺った、世界文化遺産の五箇山合掌集落「相倉」です。

 

 

有名に成り過ぎて、観光と世界遺産の狭間の大変さを垣間見たような気がします。

 

 

文化財の維持は本当に大変だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

普通のお宅の縁側を開けて、民芸品や冷たい水などを売っていました。

 

 

購入した代金は、小さな入れ物に、勝手に置いていきます。

 

 

美味しい水は150円でした。

 

 

 

 

 

 

 

集落を散策すると、この時期なら良いのですが、冬は大変なんだろうなと推測します。

 

豪雪の時期は、5m以上ある2階の窓からで入りすると聞きます。

と言うことは、そこまで雪が積もるんですね。

 

 

よくまぁ~、自然環境の厳しいなかで生活出来るものです。

 

改めて、利便性・快適性とか賑わいなどが何であるのかを考えさせられました。

この村には、自転車はほとんど見かけません。

 

各家々には、軽自動車が数台並んでいます。

一人一台の所有率なのでしょう。

我が家周辺では、自家用車を持っていない方が多いのではないかと思います。 

 

 

 

 

 

(ニラの花です)

 

都会では道路や施設内での段差解消や障がい者への対策として、バリアフリーな街づくりが進められています。

 

以前、私も全国レベルのディスカッションにパネラーとして参加させていただいたことがありますが、雪国では雪がバリアなんです。と答えた方がおりました。

 

山村では坂や階段はあたりまえであり、雪がバリアだとの意見には、いろいろと感じることがありました。

 

 

 

 

 

 

本来のメインはこの「SCOT 夏 2010 」

“シラノ・ド・ベルジュラック”

 

ヴェルディ作曲のオペラ「椿姫」の音楽とともに浮かび上がる男の死に方、女の生き様。そして、感情表現の一つとして花火での演出など。利賀でしか見られない野外劇場です。

 

はじめに、主宰の鈴木忠志先生から開演のご挨拶がありました。

 

さすが世界に名だたる鈴木先生ですので、ウイットとジョークでお話になられますが、どこか哲学を感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ラストシーンです。

 

そして、大花火の乱舞でした。

 

 

この辺しか、画像が撮れませんでした。マナ―ですので。

 

 

 

 

 

 

 

舞台では千秋楽でしたので、鏡開きが行われ地酒がふるまわれました。

 

観客は舞台の上に立って、興奮覚めあらぬ感激を分かち合っていました。

 

 

人口700人の過疎の村に、この日だけでも県外の方が7割以上と聞きましたが、1000人近くが観劇していました。

 

鈴木先生も出演された方々も凄いパワーです。

 

この劇団SCOTの制作マネージャーさん?の重政良恵さんは、自宅にも来られた知り合いですが、会場内で全体を把握する立場なのでしょう。きびきびと動かれていました。

 

また、スタッフ全員が体を鍛えており、これが筋金入りの劇団集団だと関心させられました。

 

 

そこを行くと私の体型は・・・。

 

終演後、私も腹を引っ込めて背中をピンとして会場を後にしました。

 

一時的な無駄な抵抗ですけどね。

 

いずれにしても忙しいさなか、気分転換ができました。

 

今週も忙しくなりそうです。

 

 

頑張らなくちゃ!

 

 

 

yuki-G

 

 


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4 コメント

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Unknown (NATURAL)
2010-08-31 06:56:07
良い気分転換になったようですね
富山
長女を妊娠しているときに実家と回りました
豪華な旅でした
コーディネーターさんがリムジンを用意して下さりました
方言優しい感じの言葉ですね
明日から9月 
暑い日が続きますので お体ご自愛くださいませ
返信する
そのままで (シナモン)
2010-08-31 10:39:49
どんどん観光地化されていきますね
あのあたりも・・・・・

冬の濁酒もよいでしょうが
夏の地酒も なかなかですか?
人のぬくもりだけは いつまでも
今のままでいてほしいですね

まだまだ残暑が厳しい様子
お体と相談のうえ お仕事頑張ってください
返信する
五箇山の集落 (楽子)
2010-08-31 15:42:49
一度行ってみたいところです~

劇団SCOT、恥ずかしながら初めて、聞きました♪
富山までは、意外とここからは、遠いのですよ~(汗)

*事務連絡です~

別館移動しました。
リンク先から飛べますので、よろしくお願い致します。
返信する
利賀村に行ってらしたの? (まさちゃん)
2010-08-31 23:07:51
yuki-Gさん、こんばんは~
お仕事、少しひと段落つきましたか?

いつも忙しくフル回転されているyuki-Gさんも、利賀村で少しゆっくりなさいましたか・・・

劇団SCOT、まさちゃんも初めて聞きました

暑い毎日ですが、↓の画像、とっても涼しそうですね

涼しさをありがとう
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