日本の各世代には、それぞれ特有の社会的、文化的、経済的背景があり、それがその世代の特徴の中で暮らしていますが、特に(私)団塊の世代は会話が少なくなったと思っています。
団塊の世代(1947~1949年生まれ)
- 背景: 第二次世界大戦後のベビーブームで生まれた世代。
- 特徴:
- 人口が多い: ベビーブームの象徴的な世代。
- 私が行った公立中学校でも1学年で13クラスありました。同級生の顔など覚えていなく、窓ガラスなどは割られ荒れた中学時代でした。
- 競争意識が強い:高校受験でも一番欲しかったモノが睡眠です。受検図書とにらめっこしながらオールナイトニッポンを聴いていつも睡眠不足になっていました。
- 大学受験の競争が非常に激しかったのですが、オリンピック後で景気も上向き高望みしなければ就職先はたくさんありました。
- 高度経済成長期を牽引: 戦後の経済復興とともに働き、高度経済成長を支えた世代です。
- 特にバブル期を迎え、給料も倍々とあがり華やかな時代も経験しました。公共交通機関もスト決行中もありました。
- その後、バブルの崩壊、リーマンショック、近年では新型コロナウィルスの発生、リモートワーク(在宅勤務)、そして定年退職(私は72歳まで働く)、友人との別れも多くなる、また75歳前後では親の介護や別れも、自分も認知症の心配を考え始める。
- 価値観: 仕事第一、努力主義が根付いているが、退職後は趣味や地域活動にも積極的参加する方としない方に分かれる。
- 退職後の社会的影響: 2000年代以降の「団塊の世代の大量退職」は、社会保障や高齢化問題に大きな影響を与えた得ている。
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主な特徴:
- 戦後の人口爆発期に生まれる。
- 経済成長期を支えた世代で、物質的な豊かさを追求。
- 労働市場の主力として活躍し、会社への忠誠心が強い。
- 社会運動(公民権運動、学生運動)やカウンターカルチャーの時代に影響を受ける。
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キーワード: 高度経済成長、安定志向、競争社会
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その前に戦前・戦中・戦後を経験した世代をご紹介します。
戦前・戦中・戦後のサイレント・ジェネレーション です(1925~1945年頃生まれ)
団塊の世代の兄姉はこの世代で、いろいろな経験的知識を持ち合わせています。いろいろと教えてもらいました。
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主な特徴:
- 第二次世界大戦や戦後復興期を経験。
- 忍耐強く、伝統や規律を重視。
- 質素な生活を送り、仕事に対して忠誠心が強い。
- 技術に対する親和性は低い傾向。(アナログ思考で、デジタルには弱い傾向にある。スマホはなんとか使える方も多い)
- 年齢的には80歳前後で、お一人さま暮らしの方が多い。健康志向はあるものの、体力の衰えを感じている。
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キーワード: 戦後復興、家族中心、勤勉。
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戦前・戦中・戦後世代の次に、下記のような世代もありました。
御笑覧いただいている方から、しらけ世代や新人類世代もあるのではないかとご質問がありました。結構重複している部分もありましたので飛ばしてしまいました。スミマセン!
- 団塊世代
- しらけ世:しらけ世代とは、団塊世代とバブル世代の間の世代のことを指します。現在日本の多くの組織で中枢を担っている人が多い世代です。
- 新人類世代:新人類世代(59歳〜68歳前後の方)
主な特徴としては、自身の子供と友達のような関係になりやすいことがあげられます。 高度経済成長期に育った世代であるため、消費意欲が高いのも特徴です。 しらけ世代と重なっていることから、個人を尊重する傾向もあります。 - バブル世代
- 団塊ジュニア世代
- ミレニアル世代
- さとり世代
- ゆとり世代
- Z世代
続いて団塊の世代にとっては、息子・娘たちの時代です。
団塊ジュニア世代(1971~1974年生まれ)
- 背景: 団塊の世代の子供たちが生まれた時期で、第二次ベビーブームに当たる。
- 特徴:
- 教育熱心な環境: 多くの親が団塊世代で、教育への期待が高かった。
- バブル崩壊の影響を受ける: 就職氷河期世代に直面し、非正規雇用の増加などの影響を強く受けた。
- 価値観: 団塊の世代と比較して、安定志向や現実主義的な傾向が強い。
バブル世代/ロストジェネレーション(1980年代生まれ前後)
- 背景: 1980年代のバブル経済期に青春を迎えた世代。
- 特徴:
- 豊かな消費文化: バブル期の贅沢なライフスタイルやファッション(ブランドブーム)を楽しんだ。
- 就職環境の良さ: バブル期の恩恵で「売り手市場」とも呼ばれる就職環境に恵まれた。
- 価値観: 楽観的で派手なライフスタイルを好む一方、バブル崩壊後に現実と向き合うことになった。
ゆとり世代 ジェネレーションX (1965~1980年頃生まれ)
- 背景: バブル崩壊後の「就職氷河期」に成人を迎えた世代。
- 特徴:
- 非正規雇用の拡大: 正規雇用への道が厳しく、アルバイトや派遣などの不安定な雇用が多い。
- 経済的不安: 結婚・子育てへの消極性が見られる。
- 価値観: 個人主義的で、社会への期待が低め。
ミレニアル世代 (1981~1996年頃生まれ)
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主な特徴:
- デジタルネイティブの始まり。インターネットの普及とともに育つ。
- コミュニケーションはデジタルを中心とし、SNSが生活に密着。
- 環境問題や社会的正義に関心が高い。
- キャリアでは「意味のある仕事」や柔軟性を重視する。
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キーワード: デジタルネイティブ、多様性、価値観重視。
- 背景: ゆとり教育が実施された時期に育った世代。
- 特徴:
- 教育の影響: 詰め込み教育が見直され、余裕を持った学びを重視された。
- 批判的な見方も: 「忍耐力がない」「競争心が薄い」といった批判があるが、柔軟性やバランス感覚に優れる。
- 価値観: ワークライフバランスを重視し、無理をしない生き方を好む。
Z世代 ジェネレーションZ (1997~2012年頃生まれ)
以降総じてZ世代と呼ばれています。お孫さんたちはこの世代と呼ばれているのでしょう。
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主な特徴:
- 完全なデジタルネイティブで、スマートフォンやSNSが日常的。
- 環境や社会的問題への意識が高く、行動力がある。
- 即応性を求め、短いコンテンツやリアルタイム性を好む(例:TikTok、ストーリーズ、Xなど)。
- 働き方では自由さや柔軟性を重視。
- キーワード: スマート世代、多文化主義、即時性。
α世代(2010年以降生まれ)
主な特徴:
背景: 生まれたときからAIやIoTが身近な存在。
完全なデジタルネイティブ: タブレットやAIとの接触が当たり前。
教育環境の進化: プログラミング教育や個別学習など、新しい学び方に対応。
価値観: まだ成長中だが、これからの社会の中心となる世代。
こんなに多くの世代と呼ばれるモノが有ったのですね。調べるのも大変でした。
私だけかも知れませんが、仕事人間中は多くの方々と会話していました。
しかし、今では会話する機会も少なくなったのが現状です。
いろいろな世代がありますので、話しも合わないのは当然です。NHKの紅白出場者も知らない方ばかり、デジタル社会からは置いてきぼりになり、寄る年波を感じ、近いうちに認知症と付き合うことになるのですから~。
こうなったら、開きなおって今が大事!幸せ!と思うしかありませんね。
yuki76
良く調べられたと思いますが、私
思わずくすっとしました。
私世代の特徴がピッタリ!!
美味しそうなものがたくさん並びましたわ。
何かに追いかけられているような?(老化と病です)気がいたします。
こんな変な時代(世代)を作って来たのも団塊の世代の責任なのでしょう。
また、戦後はこんな苦労させたくないと、子どもたちにはそれなりに頑張ったかと思います。
1961年生まれの自分が該当する世代がなかったので
調べて見たら「しらけ世代」と「新人類世代」
が該当するようです。(笑)
自分の親の代が戦前・戦中・戦後のサイレント・ジェネレーションかな?
同じそうでも1927年生まれの自分の親と
一回り若い妻の親とはかなり違うようです。
戦争のひもじい時期を経験してるため(家は農家でしたが学徒動員?で腹がひもじい経験したそうです)やはり
質素倹約食べ物とか粗末にしない(残さない)感じでしたが。
妻の代の親だとある程度戦争の経験は物心がついてないので妻とかは食べ物残すことにさほど抵抗が
無いみたい。?
Z世代の子供も同じく,よって残飯整理係の自分は太ります(笑)
大正時代生まれの親からは、いろいろと恩恵を受けたり、日常の教えもありました。
敷居を踏むな!とか、ご飯を残すと目がつぶれる、霊柩車を見たら、親指を隠せなどもです。
その分、子どもであっても家のことは手伝いましたね。便所の汲み取り(父親と一緒に)や、風呂焚きも子どもの役割でした。
Z世代は、有るのが当然で、何をするにしても機会任せです。良い例がキャンプで薪に火を着ければそれでず~っと燃えていると思っていることです。
高校は8クラスでした。
子どもは長男が団塊ジュニア世代、長女はバブル世代です。
二人共「就職氷河期」でしたよ。でもどうにか普通の生活は送ってます。
察するところ、私と同世代ですね。
長男も団塊ジュニアです。
まぁ~いろいろな世代があるなと思っていますが、それをすべて経験している私たちも、後期高齢者と言われるようになりました。
老いては子に従えと言いますが、まだそのつもりはありません。
もうちょい!頑張ります。